響 HIBIKIのレビュー・感想・評価
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小説家を目指している人が見るべき映画
小説家を目指している人なら見るべき映画です。それなりのアイドルが出演して映画の雰囲気が、だいなしになってしまぅているようですが、内容次第は小説家の実情などもわかり大変勉強にもなる映画です。この映画がきっかけで小説家になり、将来の芥川賞を受賞する人がでるがしれません。
それは、僕のレビューを見ている貴方かもしれないし、僕自身かもしれません!
平手さんが役柄にぴったり!
響、良かったです。
残念終わってしまった。ずっと続けて天才誕生の物語を見たかったのに。
欅坂46のトップアイドルとしての平手友梨奈のキャラクターに頼らず、原作の鮎喰響という天才女子高校生作家を忠実に真摯に、描いた作りに、好感が持てた。そして、多くの領域で、停滞や衰退から天才の出現を待ち望んでいるという現在日本の空気感を感じさせられもした。
以前は天才一人の出現で何が変わるかと思っていたが、現実に将棋界は、天才藤井聡太の登場で劇的な変化を遂げ、映画の中の北川景子演ずる編集者の○○の前と後という台詞も、説得力を感じた。また彼の発言から、天才の天才たる所以は実は、価値観が従来とは異なっているところにあるのか?とも思っていたが、重要なのは賞の取得ではなく、作品の中身クオリティ、力量を継続的に上げていくことこそという響の価値観は、彼と共通性があり、光明が有るところは何処かに、一つの答えを示唆していると思えた。
凄みの有るダンスを生かせる様な動きは封印して、かっこ良さと可愛らしさと凶暴性が同居する天才響になりきった平手友梨奈には、ラストに流れるラップ調の魅惑的な歌唱とともに、天才性とその辺にいる普通の女子高生感の両方を強く感じさせられた。あやうさをも含むそこが魅力的で、次の主演映画も、是非、見てみたいと思わされた。
よかった。
欅のてちが好きすぎて、かつ原作を読んではまり役だな~と思いながら映画館に。3連休初日で映画館も激込みの中、かなり空いていて、人気ないのかな。。?と不安になりましたが映画自体は面白くあっという間に終わってしまいました。
まずは平手ちゃん初主演。だけれども役がはまり役ではにかむ仕草や飄々としている姿が本当に響そのもので見ているだけで楽しめた。脇を固める俳優も演技派が多く、アヤカ・ウィルソンて誰?と思っていたけれど割とよかった。原作とイメージは違ったけど。
ただ実写になると原作も長いので暴力シーンが多く感じられ、中盤になるとこの子病気なんじゃというくらい言葉が通じないキャラみたいになってしまったのがちょっと残念。
ラストのエンドロールは「あれ、てち?でもこんなうまくないから違うか」と思っていたら本人でした。類まれなる才能を感じている子なので歌もうまかったのか、と思いながら終了。ファンにはたまらない1作でもう一回観たい!!
原作のファンとして納得の作品
映画化のプロモーションを見てから原作を読んでみたら想像以上に面白くて、10年ぶりに単行本全てを定価で購入しました。
本作はほんの僅かに原作と違う部分はあるものの、脚本も演出も原作にとても忠実でした。
主演の平手さんは響とほとんど同じ現役高校生で、なりきっていたので今後歌や踊りをしてる姿を見たら「あ、響が踊ってるな」と私は思うでしょう。
ひとつだけ残念だったのは、漫画で一番好きだった「東京ディスティニーランド」のシーンが無かった事です。
映画ってそーだよなぁ
観てスカッとする映画
響のキャラが羨ましい
風刺の数々に退屈はしない
左の棚に置くべき作品
原作は読んでいませんが、欅坂46のファンなので観に行きました。
観終わってからモヤモヤが収まりません。
それはこの映画にメッセージ性がないからです。
メッセージ性が無くなっている主な原因は脚本です。
他のレビューで指摘がありますが、原作から登場人物や場面がいくつかカットされているようです。
これについて、私はもっともっと慎重な取捨選択の上でストーリーを削って良かったと思います。
特に矢野浩明との対峙は不必要だったと思います。
あれは記者会見場でのアクションシーンに説得力を持たせるためだけに用意されたと考えられます。(とは言っても、そこでの暴行は鮎喰響の感情によるものではなく、花井ふみが責められたからとされているので、あえて事前に矢野が響を煽っておく必要はない、という矛盾があり説得力に欠けると思いますが)
さらに言えば山本春平に関する場面も不要です。
最後まで報われない、希望を見出せることができない"凡人"と天才を対比させて何が面白いのでしょうか?
これも響が電車を停める場面を作るためのセッティングだったように感じ、しかもこのシーンはかなり非現実的で醒めました。
小栗旬が名演技を見せているだけに、悔やまれます。
響が天才であるゆえに周囲にたくさん敵を作ってしまう、というのは理解できますが、1本の映画としては焦点を絞ったほうが良いと思います。
脚本がどのポイントに集中させたかったのかが分かりません。
例えば、祖父江凛夏との関係を重視するなら「天才を受け入れる周囲・周囲と打ち解けようとする天才」「社会から偏見を持たれる女子高生たちの大人への反抗」というテーマを押し出せたと思います。
ポイントを絞れなかったがゆえにテーマもボヤけた物になり、メッセージ性が失われたと思います。
一つ一つのエピソードに注目して見ればメッセージは見られなくはないのですが、映画の中で一貫したそれは私には感じられませんでした。
演技・配役については素晴らしかったと思います。
平手友梨奈は、本職のアイドルでの姿と響の人物像が重なることもあり、ハマり役だったと思います。
ただ、100点満点だったかというとそういう訳ではないです。
動物園のシーンであれだけ動物に興奮するなら、動物以上に好きなはずの小説を書いている小説家と握手するシーンではもっと感情を見せてもいいのではないかと思います。
あるいは逆に、動物に対して感情を出し過ぎない方が良かったと思います。
あの場面では鮎喰響ではなく、平手友梨奈として映りすぎです。
動物園ではあえてホームビデオ的に撮る監督の意図があったのだとは思いますが、矛盾を感じるので、日常的シーンの表現には繊細になって欲しかったです。
今後の期待としては「無表情なヒロイン」以外の役ができるようになって欲しいです。
幅のある演技をできるようになるまでの伸びしろは大いにあると思います。
アヤカ・ウィルソンにはもう少し成長を求めたいです。
周囲に本当の感情を見せなかった凛夏が、響と心を通じ合わせるようになる様子が上手く表現しきれていません。
感情をむき出しにしきれておらず、ずっとどこかに何かを隠している様に見えます。(原作でさらに秘密を抱えているという設定があるのなら私の誤解ですが)
印象に残ったのは柳楽優弥と小栗旬の演技です。
柳楽優弥のイケイケなところから響に怯えるまでの振り幅は素晴らしいです。
小栗旬については、この映画のために小栗旬を撮ったシーンだけでショートムービーを作れるのではないか、と思えるほどの名演です。
最近の邦画は見ていなかったのですが、お二人ともこんなに演技が上手いとは思っていませんでした。
その他の男優陣も味があり、彼らの演技をもっと観たくなりました。
文句をつけるとしたら、野間口徹がさらに気味悪さ・気持ち悪さを押し出した方がよかったかもしれないくらいで、その程度です。
この映画は小説家の機微を描いた知的な作品でも、女子高生の日常を描いた作品でもありません。
ただの中途半端なメッセージ性に欠けたアクション映画です。
アイドルが映画初出演で主演、脇には名優を揃えた漫画原作映画と聴けばものすごくありきたりで脚本も前述したとおり陳腐なものですが、そのそれぞれが良い演技をしており、自分には星1をつけることができませんでした。
最後に蛇足ですが、宣伝活動について。
内容をあらすじに書きすぎです。
原作があるとはいえ、ストーリーの8~9割を先に明かしてしまうのはいかがなものでしょうか。
公式ホームページもそうでしたが、特に「ケヤキのキセキ」という欅坂46の公式ゲームアプリとのコラボ企画でほとんどのシナリオを知ってしまったのは残念です。
アクションシーンもCMに使いすぎで映画館で観ても驚きはなく「あ、これ見たことある」と思うだけです。
主題歌を映画公開まで明かさないという取り組みは面白かったですが、それよりも隠しておくべきことがあるのではないかと思います。
この映画を大コケさせてはならないのは分かりますし、これが最近のトレンドならしょうがないですが、映画館で映画を観る楽しみが失われます。やめてほしいです。
完全にアイドル映画ではない
???・・・でもスカッとした。
ぶっ飛んでた!
欅坂の平手が主演で、話題先行してましたが、いやいやどうして、新しい女優さんの誕生となる作品でした。
決して、演技はまだまだ上手ではないのかもしれませんが、響の役柄が、平手の醸し出す独特の雰囲気と上手くリンクし、表情を押し殺して淡々と喋る演技は、堂にいっていました。何より彼女の存在感を感じる作品でした。
内容的には直木賞、芥川賞選考に関わりながら、出版社の裏も描いていますが、ダブル受賞は、最近の選考では、選考基準も全く違うしあり得ないかな…。まぁ、そこは映画だからいいとしよう。
祖父江は村上春樹をイメージしたのでしょうね。小栗旬の役は又吉がやったら、もっと役にピッタリだったのかも(笑)
少なくても、いい意味で予想を裏切る、面白い作品でした。
時間が足りない…
自らの目で観て感じること
レビューを読んで観た気になり批評している人にこそ観てほしい作品。
暴力シーンは鳥肌が立って嫌悪すら覚えた。
それでも鑑賞後のモヤモヤと残る気持ち、自分の一つ一つの言動について考えたくなる
予告編で観た気になってたけどそれを上回った、人に伝えたくなる
好き嫌いが別れるというのは本当。
最後のエンドロール(主題歌)までが本編です。
響は15歳。
社会や大人に対して鋭く切り込んでいるが、彼女が成長していく過程で社会を見る目はどう変わっていくのか?
彼女はいつから暴力的な行為を奮うようになったのか?
小説版も映画でもまだ続きがあるように思わせるオチ。
まだ序章に過ぎないのかもしれない。
興味深い映画でした。
気になった点
・季節が移り変わり冬の設定のところで木が生い茂っている?
・冬の制服の服装もっと厚着でもよいのでは
・小栗旬のブラインドタッチのシーン、列で打ち、変換もしていない…?セリフ数が少ないのに印象的な演技に心奪われただけに、やや興ざめ
つまらない大人達に是非見て欲しい。
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