「主人公役は原作イメージどおり」響 HIBIKI mankichiさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公役は原作イメージどおり
原作ファンとして、今回の映画は及第点と感じました。その主な理由は、以下の2点です。
1.主人公を演じた平手友梨奈さんが原作イメージどおり
2.原作の内容を損なうことなく映画ができた
1.原作の主人公の姿、姿勢、しぐさ、言動をほぼイメージどおりに実写化されています。平手友梨奈さんのまさにはまり役といっていいかも。原作ファンとしては、それだけでもこの映画をみた価値はありました。
2.原作はキャラが多く、それぞれの感情、背景の内容も深いのでそれらをそのまま映画の時間枠に収められるのか、どうまとめるのかお手並み拝見というとこでしたが、さすがプロの仕事。主人公と担当の花井以外はキャラを適度に混合し、ストーリーの展開もうまく調整していました。まあ、あの内容の原作をなんとか時間枠に収めましたというとこですか。
ただ、原作をよく読んでいない人にとってどの程度楽しめたのかはよくわかりません。また、原作を読んでいる人にとってもそれぞれのキャラに思い入れがあるでしょうから、出てこなかったキャラとその背景の物語を入れて欲しかったというモヤモヤ感は残る映画かもしれません。
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