「響」響 HIBIKI ちちさんの映画レビュー(感想・評価)
響
響を鑑賞。特に盛り上がりはなく淡々とした映画ではあったが、だからこそもう一回観たいなと思えた作品。主演の平手友梨奈は響をよく表現できていて、クールな面だけではなく、時々醸し出す可愛らしい笑顔や言葉に思わず笑みがこぼれた。他のキャストとの絡みも楽しめたが、編集者の花井役の北川景子が、漫画のようにもう少しコミカルに逞しく演じてくれた方が、2人のやりとりをもう少し楽しめたかも。柳楽さんの演技は流石。漫画ではいろんなキャストが響に蹴られたりした後に、何気に仲良くなってく関係が心地よかったので、そういう部分ももう少し入れてほしかった。全体にもう少し危ないやつだけど、なんか憎めないみたいな楽しさがあれば、盛り上がりがなくてもジワジワと楽しめたかも。とはいえ、観た後で満足して印象に残る映画だった。まだまだ面白いストーリーがあるので、是非続編も観てみたい。
コメントする