「くそ駄作、邦画の恥、見る価値ゼロ」劇場版コード・ブルー　ドクターヘリ緊急救命　ちなさんの映画レビュー（感想・評価）

※以下、ややネタバレあるかもしれません。

何箇所も盛り上がる場面あります。
音楽は佐藤さん含め、しっかりとされた方々が担当されていて、ドラマに引き続き的確でした。

起承転結は最低限の基礎部分であり、そこに着色するのが物語です。

脚本担当さんはthirdseasonと同じ安達さんなので、thirdが好きでない方には苦手かもしれないですね。

やまぴーが大好きなのなら、冒頭のシーンや最後のカットは藍沢耕作の今までを振り返り痺れるはずなのですが。
どこの部分を重点的に見られていたのでしょうか。

名前がわからない俳優であれば、それもよかったのかも知れませんが真剣佑さんはゲストであり、メインキャスト扱いでは無いと事前に話されていました。
そして、充分要の存在感のある役であったと思います。
山Ｐと言われていますが、この作品では【藍沢耕作】です。

※批評でネタバレをするなら、事前に通告するのがマナーなのでお気をつけください。

藍沢がピンチになるシーンは
後輩フェローとの関係性、チームの中での藍沢の立場の重要性を描くには良かったと思います。
手術シーンをそのまま見せる手法ですと、恐らく感情移入がし難くストーリー自体を楽しめないと思うのですが。

結婚のストーリーは確実に要所かと。

とにかく、手術を と言われていますが、ちゃんと手術の見せ場はあります。
前回のthird seasonから人間模様に焦点を当てているのでメインテーマがぶれているという表現はsecond season以降には当てはまらないかと。

パイプのシーンは藍沢の誕生と、雪村のそれ以前での発言と重なる重要シーンなので必要です。

映画は全体の時間に限りがあるので、そこまで細かな箇所を描くのは現実的に無理かと思われます。

恐らくファーストセカンドの脚本家の林さんが描くシリアスな作風が好きなのだと推察します。

脚本家さんも監督も時間の制限のある中であのように多くのテーマを盛り込んでまとめられたのは、むしろ素晴らしい力量だったのではないかと思います。

作品の感じ方は人によりけりかと思いますが、ファーストから見ている自分は充分楽しめるポイントやオマージュが各所に散りばめられており充分楽しめる作品でした。