未来のミライのレビュー・感想・評価
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自分と家族が「家族」になる話
ユッコ、ミライちゃん、お母さん、お父さん(ひいじいさん)が「個人」になることで「家族」になれる。赤ちゃんが少年になるまでの世界との関わり方の話。
はじめての嫉妬と、はじめての憧れと、はじめての「妹のお兄ちゃん」。決して上手くはないけど美しく大切に描いている。
義憤もあります。
いやいや、そこまで低い作品ではないでしょ。
高くはないかもしれないけど。
そういう事も加味して、全体の底上げをすべく敢えてこの評価をしてある。
本来の私の評価は3から3.5の間と考えて頂きたい。
まずアニメ感のあるアニメ映画監督というところに
あの美術との違和感は否めない。
他にも挙げれば、キリがないかもしれないが、
私の中で一番嫌だったのは、セリフによる駄目押しだ。
シーンで説明しているのにそこのシーンがこうだからとセリフにしてしまう。
上手いアニメーターがそれを過剰なくらいに表現しているのにだ。
もちろんそうじゃないシーンも多く存在しており、ちぐはぐな感じになってもいてバランスの悪さを感じた。
ただ、過去作と比べて良くなっているところも多くあった。
ストーリーをおそらくクリスマスキャロルから拝借している事もよかった一因ではないかと思う。
スクルージ氏は、数人の亡霊と出会い自分の人生を見つめ直すのがクリスマスキャロルだが、少年自体には過去がないから、多方面に少年の空想の何かと出会う。
そしてその事によって少年は少しずつだが進化してゆく。
スクルージ氏の場合、加齢=死という面もあるのかクリスマスまでの年末が舞台だが、この話は一応冬から始まり、最後は夏で終わる。夏は実りの秋を迎える前の成長の季節という事なのだろう。
CGの使い方も基本的には違和感なく、嘘くさい印象にならなかった。
全体の印象もよい。
主人公がわがまま過ぎてどうもとな少年のこえがどうもという意見はあると思うが、それは好みの問題なので作品の良し悪しと全く関係がない。
少なくとも私はあのキャラクターにとても感情移入した。
声についても最初は多少違和感を持ったが、結果的にははっきりと主人公である事を主張しつつ嫌味にならないバランスの声として丁度よかったのではないかと今は思っている。
たまたま知り合いだったとか事務所のプッシュとかあるのかもしれないが、とりあえずベストではないか。
なんとも不器用で、 身近で、自分目線 でもひとつ、いっぽに実感があ...
なんとも不器用で、
身近で、自分目線
でもひとつ、いっぽに実感があるから息づく。
「あっ!」と気づく。
それが見えてきたからこそ、広がりと繋がりが立体的になって地図になる。
細田だからこそ
アニメーションだからこそ
できた
見たあと景色が色づく、抱きしめたくなる
素晴らしい作品
あれもこれも。
いやー。
なんかよかったです。
高校時代は暗黒^^みたいな。
個人的には、今年最高の日本アニメだと思っています。今のところ。。
見る目がないですが。。。。
ビールとポップコーンを片手に劇場でみて、よかった理由は、
ここから劇場がよいが始まってしまいました。(笑)
ファンタジー要素が弱かったかな?
過去の作品に比べ、ちょっとおとなしい感じがしましたが、十分ファンタジーしていました。
そのファンタジー部分が弱いので、評価が低いのかもしれません。
現実世界の中にミライちゃん達が入り込むシーンにはハラハラしましたが、くんちゃんが過去の世界で出会う話しが淡々としていた事で、作品の力が下がった感じです。
山下達郎のファンとしては、2曲も聴けたのが嬉しかったですね。
期待はずれでした
とっても期待していたからなのか、なんだか映画の内容についていけず、途中、寝てしまいました。映画で寝ちゃうなんて本当にないことなんですが…
一緒に行った娘はまあまあ面白かったと言っていました。
やりたいシーンを詰め込んで、設定はガバガバ。
評価が低いことは分かって見に行きましたが、終始笑ってしまいました。
次のカットで直ぐに別次元に飛んでるし、犬が擬人化してて何も違和感を持たないのおかしいし、そもそもなぜ犬になって走り回れたのか。
タイムスリップする設定もガバガバだし伏線の回収も雑だし、細田さん監督業だけにしとこうよと笑えてきました。あんなにガッカリしたバケモノの子の10倍酷い...笑
妹が生まれて嫉妬するくんちゃんの姿は納得だったし、細田さんが言いたいんだろうなってテーマもわかる。ひぃじぃじとのシーンなんて、このシーンやりたかったんだろうなって。かっこよかったしまあ良いシーンではあったけれど。
お家も素敵だったし、カットカットは良かったけど、話しの脈絡なさすぎでしょ、もっとまとめてよって感じでした。
細田守監督作品の世界観は好きなので、お願い、誰か細田さんの為に原作書いて!とお祈りしておきます。
何故か懐かしさと、温かさと
私はまだ若者で、子供を育てた経験もないのですが、くんちゃんを見て、あぁ懐かしいなぁ、とか、わかるわかる、とか、何故かそういうふうに感じていました。
手がかかるくんちゃん。でも、そんなところが愛おしい。くんちゃんは私の宝、とお母さんが言うシーンは、何故か亡き母を思い出して、涙が出ました。お母さん、無条件に私を愛してくれてありがとう、って。
両親が構ってくれなくて、憎たらしくて意地悪してたくんちゃんが、最後は立派なお兄ちゃんになる。これからもこの2人は、喧嘩しつつ、大きくなるのだなぁ、なんて。家族って素敵だな、欲しいな、と思いました。むかしむかしから、今の自分まで。両親が結婚したこと、祖父母が結婚したこと、曾祖父母が結婚したこと。どこかひとつが変わっただけで、今の自分はここに存在してないわけで。一つ一つの小さな奇跡が積み重なって、自分は今ここに入れるのだと、当たり前だけどすごいことを、改めて突きつけられたられた感じがします。ああ、家族を、自分を、大事にしよう。そう感じました。
タイムスリップばっかり飽きた
打ち上げ花火や時をかける少女と全くおんなじでつまらない。タイムスリップばっかり飽きた。しかもみらいちゃん役上白石萌歌うるさい。
今回の作品は...
今までの作品とは違い、子供の成長がメインな感じでした。
絵がとても綺麗でした!
細田さんの作品が好きで今回も観て良かったと思いました。
子供ちょっとした成長がわかる作品で、作品のような出来事が起きて少しずつ大きくなっていくのかなぁと考えながら楽しめました!
点と点を散りばめただけの駄作
しっかりした監督が作成したにも関わらず、ここまでひどい映画は近年稀。1作目〜3作目までがヒットしたので期待した分裏切られた。声優がどうのこうの言う前に内容がひどい。男の子の成長過程を描いたアドベンチャーといったテイストにしようとしたが、成長過程に感情移入もしない。アドベンチャーにしては時系列がバラバラだしロジックがなってない。見る価値はない映画
これはハマった!
我々家族にはドンピシャのシチュエーション、次女が生まれたときのこと、そのときの長女やら我々夫婦のことを思った。
ということで個人的には客観的に観ることができない作品だ。素晴らしい「家族の物語」だと思うが、子供がいない人、兄弟がいない人にはどう映るのだろう?
細田監督の最高傑作です。
以前の作品と比べて、テーマが深過ぎ、リアルで繊細過ぎるのが酷評の原因かと思います。
これからも、興行収入に束縛された作品から離れて、ガチで監督の真に作りたい作品をたまには世に出してもらいたいものです。
細田監督にしては…?
映像は綺麗で、巨大駅のシーンは、細田監督らしさがよく現れて面白かった。
でも、4歳のくんちゃんを主人公にしたことで、細田監督のストーリーを期待して観に来た人にとっては、物足りなさを感じたと思うし、自分もその1人。
声優陣は良かったし、福山さんまで出てるとは、予想外。ただ、4歳のくんちゃんの声は、上白石さんでは、どうしてもしっくりこなかった。
子育て真っ只中のママ達にしたら、くんちゃんのワガママや赤ちゃん返りも、アルアル的な共感も持てるのだろうし、それに、主夫してるパパも世相を反映しているのかもしれない。
でも、アニメだからこそ、4歳の子供の兄としての独り立ちのテーマは、今ひとつ入り込めず、賛否両極端な作品だと思う。
見れば、時間もお金も損!
子供を育てたことがない人たちが作った映画。
子供にも、ママにも全く共感することろがない。
仕草、言動、それを取り巻く環境、全て違和感。
酷いところ⑴声優が全く合っていない。
そのおかげで全員の歳が掴めない。
酷いところ(2)全体的に家族に愛がない。
→ママは子供をサッと置いて仕事に行く。
どんなに泣いていても無視。
→家の構造がメチャクチャ。
階段ばかりで子育てに向いていない。見ててヒヤヒヤする。
でも、パパのこだわりだそう。愛がないんだなー
→ママのパパに対する態度が冷たすぎる。
完璧に家事をこなせないと、ただただ、怒る。
見ててイラつく。
酷いところ(3)子供の言動に違和感ばかり。
赤ちゃんってもっと育てるの大変でしょ。
主人公は自転車にサクッと乗れたり。。。1週間は特訓してやっとでしょ。
酷いところ(4)ストーリーがない。
ってか、なんでみんな主人公の前に出てきた?
理由は何もない。ちなみに、オチもない。
もーーーーとにかく最悪!!!!
せめて子供や、子育て家族をちゃんと取材しなよー。
アニメどうこうよりも
映画化しようと思った人は、主人公が自分より幼い赤ちゃんが年上の高校生になって目の前に現れるという設定に触手が動いたんだろうけど、何も深まらなかったし感傷的になるところもなかった。
唯一、少しじ~んときたのは、ひいおじいさんが戦争で助かったところや、ひいおばあさんとのかけっこの場面。
観終わった後、アニメなんてこんなもんかと思ったけど、振り返るとアニメどうこうよりもストーリーそのものが映画化して見栄えがするものじゃないなと思いました。
あと、主人公のバカ坊主のわがままがひどすぎて(私は二人の子を育てましたが)、見ていてひっぱたきたくなりました。
(ひっぱたいたことはありません。)
「いやぁ。」・・・嫌ならやめろ。
「行きたくないぃ。」・・・じゃあ留守番でもしてろ。
うっとぉしい。
(でも、あんな子が本当にいるのかもしれませんが。すみません。)
最初はかわいいかもと思いましたが、最後は「このガキ。」
そう思いました。
昔の児童文学みたいな雰囲気は良かったが、対象がいまいち分からない
理由説明が重要ではないファンタジー展開。長くて深刻な話ではなく、短くて荒唐無稽な騒動(エピソード)の連続。でも最後には、その積み重ねが成長に…。
なんか、昔の児童文学みたいな雰囲気は良かった。でも、それにしてはかなり親視点や育児問題や新しい夫婦の役割分担にも重心があり、対象がいまいち分からない。
自分のことだけだった クンちゃんが、普段は意思疏通が出来ない犬や妹と協力して事を成し遂げ、本来なら会えないはずの母(幼少)と曾祖父(故人)とも交流する。他人の人生や気持ちに触れ、「兄」という肩書きを自覚し、少し大人になる物語。
兄弟なら味わう幼い頃のノスタルジーが旨く描かれていると思うのだが・・・・・
他の人のレビューを観て、まずびっくり!ここまで評価が低いとは思いませんでした。
個人的には冒頭の空撮シーンなんかは如何にも細田監督らしく、丁寧に凝った作りをしているなぁと・・・・・。また兄弟なら誰もが感じる愛情の希薄による嫉妬や、家族が抱える日常の疲れを淡々と描いているところなど、むしろ共感が持てるのだが・・・・・。
確かに今までの作品に比べるとドラマチックな部分が少ない分、物足りなさを感じる所はあるのかもしれないが、これはこれでいいのかなぁと思うのだが!
なんか奇をてらわず、日常生活における愛情をノスタルジー豊かに描いている演出に自分は共感できました。
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