未来のミライのレビュー・感想・評価
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映画館で観る映画としては…
昔子供だった自分としても、今親の立場として観ても言いたいことは凄く伝わって来るのだが、鑑賞後に物足りなさを感じた。
何なのか考えた。
結論、冒頭から意味ありげな設定のオンパレード
建築家の夫と、特殊な間取りの家
未来の手にあるアザなど、他にも色々散りばめてあるんだろうと想像する。
でも、映画を観終わって、そうすることの必然性が無いというか、アザはただ未来だと言うことを分からせるためだけと感じる。
風呂敷広げたまんま。
あと、低い評価のレビューに「監督のインタビューなどを読んで、この映画の意味を知るべき」といったニュアンスの返信をしている人がいたが、それでは映画としての評価にはならないと思う。
成長物語
酷評が多かったので、あまり期待せずにみに行きました。
いいじゃん!悪くないですよ。
子育ての終わった50代の私にとっては、くんちゃんのイヤイヤ期、懐かしいなぁ…と、おもいながらみてました。
あの時分の私も、ママみたいに怒ってばっかりいたなぁと。成長した息子から、おかあさんは、怒ってばかりだった。従兄弟ににこやかに話しかけていた時 おかあさんも笑うんだと初めて思った と、いわれ結構ショックだった事をおもいだしました。
だから10代20代のもともとのファンにはあまり響かなかったのかなと…
そんな人達も20年30年したらまたこの映画見返してみてください。なんか感じるものがあるかも…
この映画は、夫の会社が所有する農場の馬舎が出てくるというので見に行ったのですが
(ひいじいちゃんの若い頃のシーンです)
ほんのワンカットのために現地まで取材に行く製作者側の熱意にも感動しました。
視聴者そっちのけ
まず現代の少子化社会の中で、20~30代で横浜に豪邸を建て、子供二人を持つ家庭に違和感を感じた。
バブル時代の話なのだろうか?
更に次々と続く突拍子の無い展開に困惑と不安を覚え、無理やり家族の絆でまとめる流れに、脱力してしまった。
製作者のネタ切れ感を感じさせる作品であった。
しかし映像技術面では見所も多く、良い作品になりえただけに残念に思う。
面白いのは面白いけど…
タイトルの通り、面白いのは面白かったです!!
ただ、これまでの『バケモノの子』の迫力感や、『おおかみこどもの雨と雪』のような感動もなかったように感じました。
そういうものだとわりきって観ると面白いと思います。
ひいおじいちゃんはかっこよかったです笑
ちょっと期待しすぎたかな
アニメーションの声優に、慣れない役者(タレント?)を無理に使わなくてもいいのではないか。
上白石も星野もミスキャストだと思う。
特に幼児の声なんか、専門家に任せるべきだった。
勝手な思い込みだったが、未来から来たミライちゃんが四苦八苦して4歳の兄を強くするのかと思ってたら、クンちゃんが一人で時空を越えて色々学ぶ話だった。
ただ、4歳の子供が自我に目覚めるのは無理があるかな…
それより、ワガママな上の子の“赤ちゃん返り”から、若い夫婦が夫婦と親子に目覚めていく方に物語をシフトした方が良かったのではないだろうか。
あ、それじゃ未来のミライちゃんが要らなくなっちゃうか!
物語の良し悪しとは別に、次から次に出現する異世界のイメージが素晴らしい。
最近のアニメーションの絵の美しさとリアリティーは、本作に限らず見事。
ただ、電車がいかにもCGっぽくて残念だった。
全体的に冗長な感じは否めなかった。
良い映画でしたよ。
なんか酷評が多く、観るのもどうしようかと考えておりましたが、今までシリーズは観ていたので捨てた気持ちで観ました。
感想は…ごめんなさい。
全くつまらなくないですよ。
普通に良い映画でした。
なんだろう…良いと思う人と、つまらないと思う人に別れるようですね。
自分は凄く共感出来ました。
自分の過去、今、未来。
自分の周りの、過去、今、未来。
まだ小さな男の子にとっての、価値観、周りの気持ち。
まだ小さな子供に対する、価値観とその子供の気持ち。
僕は、素敵な大冒険のお話に感じましたよ!
映画を見終わった後に、自分の今、過去、そして未来を大切にしていこうと思いました。
そして、自分に関わる人。特に身内を大切にしていこうと思いました。
何か共感出来る心がある人は、良い映画だと思いますよ!
自分に兄弟がいたり、子供がいたり、子供の気持ちを忘れていなかったり。
あと、一人で大きくなったような気持ちでいる方や、自分はもう立派な大人だと思っている方。
そんな方は、一度観てみても良いと思います。
確かに、決して何か迫力のある事や、大どんでん返しや、意外性がある訳ではないですが、幼い男の子の素直な目線で、また不思議な角度で伝えてくれます。
あくまでも子供の目線なんですよね。
どこかへ旅に出たり冒険しなくても、子供にとっては、毎日が新しくて、毎日が冒険。
大人になると、忘れてしまう気持ちですね。
皆さんも昔はそうだったのでは?
毎日がキラキラしていて、毎日が大冒険で。
忘れていた自分。
そして、当たり前すぎて、忘れてしまう家族への気持ち。
それを改めて思い出させてくれました。
僕は好きですね、この映画。
僕にとっては、凄くメッセージ性のある、感慨深い映画でした。
良かったですよ?
低評価をつける方が多くいるようで
確かに今までの細田作品のような
わかりやすいストーリー中の抑揚は
抑えられています。
クンちゃんはファンスティックな体験を何度かしますが
それでも作中のリズムが変わらないのは
子供は着々と歩んでいて
けれど親にとっては劇的な変化に感じられる。
そんな表現なのだと思いました。
そもそも同じような作品を出すような
監督だったら飽きられるし
サマーウォーズ、バケモノは迫力ある作品でしたが
時をかける少女、おおかみこどもは
迫力抑えめの作品だった気がします。
映画は迫力だけではないと思うのですが
迫力を求めて見られた方には物足りなかったのかもしれませんね。
繊細な作品なだけに
見る世代によっても評価は分かれるのだと
思います。
また批判を集めている
キャスティングについてですが
そもそもアニメーション作品においての
それらしい声ってよくわかりません。
実写とは違います。
アニメーションは現実ではなく
現実的なファンタジーとでも言いましょうか。
その作品における
世界観に合う声なのかってところが大事なのだと思います。
優しそうな父の声とか短気そうな母の声とか
性格を表現しています。
ごく個人的には
「羊と鋼の森」という作品で
活気ある性格ながら
双子の姉を気遣い立てる役をやっていて
今作品では4歳児を演じ
激しいギャップと素晴らしい演技力を感じました。
みんな子供の時代を通ってきている
はずなのに大人になってしまうと
子供の世界だったり感性って
まったくわからなくなってしまって
子供だった時代の感覚を思い出す、
また子供から見えてる世界って
こんな世界なんだと
繊細に表現されている作品だと思いました。
リアルにウザイ
男の子が、あーでもない、こーでもないと駄々をこねて泣き喚く。
リアル世界でウザイと思ってるが、映画でもやっぱりウザかった。
しかしまあ、今の自分があるのはご先祖様がいたからで、未来は子供たちにつながっていくんだなと、子供がいると普段から感じるよね。
アニメーションの手法を用いた発育ドキュメンタリー
細田守が大衆向けのエンタメ映画との訣別を高らかに宣言した作品。ポスト宮崎などというものではなく、自分の信じる作品を、アニメ監督としてのオナニーで生きていくという覚悟を雄弁に語っている。
少なくとも中途半端に大衆向けに振った結果、気持ちの悪さが否めない「おおかみこども」や、ヒロインの存在がただ不愉快な「バケモノの子」に比べて地味ながら非常に芯の通った作品になった。個人的にはこれまでの細田守の作品のなかで最も好感をおぼえた。
本作はアニメーションの手法を使ったドキュメンタリー作品だ。弟ないし妹ができたどこにでもいる普通のホモサピエンスの少年の心理と成長を、子供らしいファンタジックでサイケデリックで美しい妄想世界を織り交ぜながら真摯に描き切っている。地味なことこの上ない。
そこにケレン味のある非現実的で陳腐なイベントは存在しない。両親が不仲で家庭崩壊の危機があったり、妹が誘拐されたり失踪したり、いじめにあったり重い病気を患っていたり、ありがちな設定は一切存在しない。
くんちゃんの空想や夢、あるいは過去や未来の登場人物が入り乱れる不思議な時空の歪みのようなイマジネーションの世界を除くと、この作品で描かれる全てのストーリーと場面と空間は、この日本中のどこにでもいる4歳児の半年間の生活でしかない。彼の生活空間は(保育園除いて)家から殆ど一歩も出ることがなく、重大な問題が起きることも起こすこともない。NHK世界のドキュメンタリーあたりで「子供の心身の成長メカニズムと記録」みたいな題名の番組で取り上げられそうな、美しくわかりやすいところを映像編集で切り取ってはいるものの、ごくごく平凡な男児の日々である。
地味でリアルな生活を描いているからこそ、その人物の挙動やオブジェクトの描写の機微は素晴らしい芸術的な域に達している。新海誠みたいなてらてらの綺麗な背景にキャラクターを特に工夫なく動かしているだけの子供騙しな演出ではなく、例えばそれは横浜に降る淡いぼたん雪の人欠片の描写だったり、飛んだり跳ねたりするたびに揺れる厚手の子供服の質感だったり、出産直後の母子の赤ら顔だったり、枚挙に暇がない。
作品タイトルやメインビジュアル詐欺をかましており、未来のミライちゃんの存在感は大したものではない。前述の通り本作は4歳児の空想あるいは不思議な夢を介在させたリアルなドキュメンタリー作品なので、『とある4歳児の半年間』とかそんな地味で面白みのないタイトルこそが相応しいはずだ。
作中で描かれる主人公の曽祖父や両親たちの人生の生き方が、誤解を恐れずに言えば非常に“まっとう”な設定になっていて、そこに変に凝ったものがない。
「普通の人間だったらこれくらいの年齢で結婚して家庭を作るもんなんだぞ? 独身でチャラチャラしてる連中は人として恥じろ」
というメッセージも、もしかすると一定込められてるのかもしれない。
細野のケモショタ性癖はもなや公然のものだが、今回はいまいちそのフェティシズムの狂気が感じられなかった。ケツに尻尾ぶっ刺したり、くすぐられてイク程度の別段騒ぎ立てるほどのことでもない描写が無理やりねじ込まれているようで「期待されてるからやってみました」レベルの要素にしか感じられなかった。細田監督は家庭を持ってどんどん完成が凡人化しているのではないかね?
誰もが通る道を多彩な視点で
リアルな家族の物語と
ファンタジーが交錯する
時間も場所も飛び越えて。
主人公の男の子が
小さな冒険を重ねる度に
少しずつ世界を広げ
少しずつ世界を理解していく。
自分と他者の関係も変わっていく。
本当に少しずつなので、
これまでの細田守監督の作品からすると
物足りなく感じる人もいるかもしれない。
物足りなかった人も、
自分を取り巻く環境が変わった時、
もう一度観直すと、
何か変わるかもしれません。
僕は結婚もしてないし
子供もいないけれど、
楽しかったです。
思ってたほど悪くない
巷で言われるほど悪くなかったです。
正直なとこ、細田監督の価値観は自分の価値観とは合わない部分が多く、この映画も批判する気満々で観に行ったのですが(性格悪い)。
まず、このサイトでも散々批判されている声優の件ですが、主人公くんちゃんを演じる上白石萌歌さんは言われるほど悪くなかったです。
確かに4歳児に聞こえないと言われればそうですが、「そういうもんだ」と思えば然して気にならない。むしろよく頑張ったと思います。棒読みのタレント声優なんて、他に掃いて捨てるほどいますからね。
パパ・ママを演じる星野源さん、麻生久美子さんも違和感はありませんでした。個人的に声優に関しては何の問題もなかったです。
子供の仕草が丁寧に作画されていたり、子育てあるあるが満載なのも見ていて和みます。
ただ、他のレビューでも指摘があった通り、くんちゃんの一部の言動には違和感があります。
「4歳児が理解できる?」と思うような単語をくんちゃんがすんなり理解するシーンが幾つかあり、やはりちょっと詰めが甘いなと。
脚本に関してもいくつか気になる点がありました。
庭の木の不思議な力でくんちゃんが過去や未来の「家族」と出会い、少しずつ成長していくという物語の基軸は理解できます。
しかしそうなると、クライマックスの「未来の東京駅」はどうしても浮いて見える。
「映画だから」と、派手な映像や危機的状況を無理やり“くっ付けた”という印象が強いのです。
浮き沈みの少ない日常系の映画ということで腹を括ることはできなかったのかと思いました。
最後のミライちゃんの台詞も野暮ですね。あれは台詞で説明してはダメです。
もうひとつ、この映画には「現代の家族のあり方を問う」というコンセプトがあるようですが、それにしては最後にたどり着いた結論は底が浅すぎます。
他のレビューで細田監督の家族観は古いのではないかという指摘がありましたが、とんでもない。
これまでの細田作品の様々な描写を含めて考えると、現代日本人の大多数と同様に、細田監督は近代的な価値観にどっぷり浸かっているとしか思えません。もちろん、悪い意味で。
あと、他のレビューでも指摘があった通り、幼児に優しくない家の構造はやはり気になりました。
途中で何度かヒヤリとするシーンもあり、こんな構造にする必要があったのかと疑問に感じます。
斬新さや独創性ばかりに気をとられ、肝心の基本的な要素を疎かにするという点で、この家の構造は「細田映画」に通じるものがありますね。
他に細田節といえば細田節だけど、個人的に寒いと思ったシーンを箇条書き。
・くんちゃんが犬の尻尾を付けるシーン(またケモノか)
・ダルマさんが転んだのシーン(いや、一人で行けよ)
・幼少期のママと部屋を荒らすシーン(単純に嫌悪感)
…ここまで書いてきて、「悪くない」と言いながら結局批判が多くなってしまった気がしますが、想像していたより悪くないと思ったのは本当です。
少なくとも前作『バケモノの子』よりはずっとマシでした。
独身の20代大学生には。
描いてる内容はわかった
ただ若い自分からしたら面白くはなかった。
小学生とかだともっと面白くないんじゃないかな
少し大人な内容だったかと。
声優はみんなが言ってるとおりかと。
最初の犬とお雛様の展開いる?
ケーキおいしそうだった。
細田監督は子供も大人も楽しめる作品っていう
レッテルだけが貼られてそればかり求められて
それが嫌だったのかもしれない。
全789件中、261~280件目を表示