ミスミソウのレビュー・感想・評価
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この町の名教えてくれ
息つく暇もないテンポで魅せる、不純な中学生の心と恐怖
前半は120点だが...
いじめという現象の中で作り手が面白がってる部分は人間関係であるらしい。
カリスマ性のあるいじめっ子がいて、次の標的候補がいて...と。それぞれの状況の中でキャラクター達がこちらの予想を少しずつ裏切っていってくれることで放火殺人というどの角度から見ても許されない事件が起こり、復讐劇に突入する。
加害者たちの描き方は10代の(人間の)ある側面を純化して描いたものでこれも興味深かった。つまり、自分と自分が好きな相手以外はマジでどうでも良いという価値観である。キラッと光る個性もあるのだが、光った瞬間に彼らの自己中心性の中に埋もれていく。そこには人間の醜さというテーマ性があり、目を釘付けにするものがある。
後半はまぁまぁ厳しいなという展開もありつつも原作物としてこれは及第点ではないだろうか。オリジナルな話が観たい。
そういえば女教師のありようが岩手のいじめ自殺事件を想起させる。いじめを放置する先生ってこんな感じかぁと興味深し。
山田杏奈が家事の後、田舎に残り続けた経緯が今一つよく分からない。事件後彼女は声を出さなくなるというプロットの副作用だと思うのだが、祖父はどうして連れて行かなかったのか、山田杏奈との間にどんなやりとりがあったのか(なかったのか)をもう少し知りたい感。
寺田農さんの芝居には山田杏奈の復讐を見守っているようなニュアンスもあったように思う。この辺を突き詰めていくと、どうして警察が事件を解明できなかったのかというようなこの映画が捨象しているリアリティも予算にはハマらないかも知れないが解決できるような気も。
前半だけなら★5
やばい・・・こんなスプラッターでスカーっとするなんて。いじめの規模も凄まじかったが、釘やナイフでばっさばっさと倒していく様子は、復讐ものとしても最高ランク。やられるとわかっていても「俺が燃やしたんだ~」などと言うおバカな中学生が殺されるのは痛快だった(いや、まずいよ。この感情)。
しかし、この痛快な復讐劇はまだ中盤。この後、何が起こるんだ?もう復讐心が主人公春花とともに燃え尽きた感があったのに、まだ続くの?などと頭を傾げてしまった。そうか・・・田舎の何もない閉塞感を爆発させるには殺人しかないのね。ボウガンやモデルガンもそうだが、狂気としか思えない中学生の欲望のはけ口がここにあり。
山田安奈の静かな復讐鬼もよかったが、妙ちゃん役の大谷凛香もよかった。しかし、その他の中学生たちはみんな演技が下手・・・セリフ棒読み。しかし、雪の積もった中での鮮血や、狂っていく中学生の家庭環境、そしてゲロばっかり吐いてる先生も面白く、真面目に生きている大人たちが逆に変人なんじゃないかと思うくらいでした。そして、こんなところにボウガンが!というツッコミを覚悟した上での演出が冴えていた。
B級ホラーを超越する歪んだ学園
スプラッタ映画とは知らなかったー。回想とかデート中の主人公の笑顔が...
社会派スプラッター
ゴア
意を決して観賞
グロスプラッタシーンよりもいじめシーンで一度挫折
気持ち悪さはどこへやら
虚しさだけが吹雪いてる
やってくれました
田舎って怖いわぁ
頑張ってくれた方だと....
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