「思春期の心の距離」志乃ちゃんは自分の名前が言えない 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
思春期の心の距離
吃音(きつおん)にコンプレックスを抱える少女が、音痴コンプレックスを抱えている少女と出会い、成長していく物語。
吃音であるが故に、うまく人間関係が結べない少女。
自らの心が若いが故に彼女の心にづけづけと侵入する同級生。
私は大人だから分かってると勘違いして接してくる先生。
そんな中、1人の少女と出会い、映画は徐々に心の狭さ、豊かさを観る側に与えてくれる。
路上ライブにて唄う姿はザッツ青春。
挫折理由もあるある。
最後も好きよ私。みんなハッピーエンドにするよりかは、これからが始まりって感じで。
完全に泣かせにくる映画よりかは、この様な心の距離を描く映画の方が好きだ。人と人の距離感も上手く映像で表現。
別映画「聲の形」にも似たような感覚。
この作品も私は若い人達に観て頂きたい。
どんな頭が良くても、心が養えていない大人は多い。
心が養える映画。
「あの、素晴らしい愛をもう一度〜♫」
こんな映画が増えて欲しい。
今、学校では道徳性のある映画観賞など実施しないのかねぇ…
有名俳優出ずしも、良い作品は創れる。
おすすめします。
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