「妖精はふもとに金貨をかくしてる」フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 くりさんの映画レビュー(感想・評価)
妖精はふもとに金貨をかくしてる
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子供の頃は、
いつも友達の後についていって
あまり知らない土地や風景を
目にした。
何回かしゃべって
いつのまにか、
遊ぶようになって
気がつけば、いつも隣にいたヤツ。
へんな事に、こだわって
腹がいたくなるほど笑った。
画面からは、
あまりにも無邪気な
日常が溢れて
かつての毎日にかさなり
居心地がいいです。
途中までは…
ある出来事から
少しずつ
崩れ始める日常がせつない。
この作品のすごいところは、
娘のムーニーの耳目から
間接的に伝わる状況は
作中の彼女は理解できなくても
大人の我々にはわかるところ。
痛いのは、親の立場で、
無知はしょうがないでは
すまないということを
さらしていく描写が
容赦ないところ。
夢と現実の対比を
・管理人な誠実さと母親の傍若無人さ
・遊園地と貧困住宅
・子供の無邪気な笑顔と現実の貧困
のような対面のものを対に
みせることで
それぞれが強調した印象をもちます。
将来の展望が描かれることなく、
ひどくつらい現実が今後も
見えるのにも関わらず
あんまり憂鬱にならないのが
不思議でした。
母親のヘイリーが
娘のムーニーを
凄く大事に扱う愛情深い姿勢と
終始にわたって
ムーニーの無邪気な
キラキラがあったからかな。
ラストシーンは、
ちょと印象的。
心からのSOSへの応じ方が
💮。
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