劇場公開日 2018年5月26日

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「アルマは境界性パーソナリティ障害の女っぽいですね」ファントム・スレッド 関学にチー牛はおらんのんじゃさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0アルマは境界性パーソナリティ障害の女っぽいですね

2021年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

若い女が爺と結婚なんてまずしないわけで…。この辺りがよくわからない爺がドツボにはまる。よく描かれています。下品な食べ方、周囲の人間から浮いて嫌われる、結婚した後から急に偉そうな態度にかわるなど、境界性パーソナリティ障害者のありがちな行動パターンがきっちり入っています。特に食事シーンの品のなさが凄いです。1時間36分の食事シーンが良いです。あのシーンは本物の境界性パーソナリティ障害者の女を研究でもして真似してるのかと思ってしまった。この映画の一番よくできたセリフが、1時間59分の「弱っているあなたが好き…」からのシーンです。このセリフも弱者を踏み台にする境界性パーソナリティ障害者のいいそうなセリフです。また、女優の美人なのかよくわからない微妙な顔も良いです。この手の女は口元に下品さがにじみ出てる場合が多いので面白い。

こういう女と結婚してしまった男が落ち目となっていく様が暗い感じで最後まで続きます。

焼成は関西学院大学医学部卒のインテリなのですが、境界性パーソナリティ障害者を知っているかいないかで、評価のわかれる映画でしょう。もし知らないのであれば、意味不明な映画で、爺と若い女のちょっとかわった恋愛と思ってしまうかも知れませんね。

関学にチー牛はおらんのんじゃ