「ゲティ家の事情だけは面白い。」ゲティ家の身代金 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
ゲティ家の事情だけは面白い。
1973年大富豪ゲティの孫ポールがローマにて誘拐されて身代金を要求されるお話。
孫と言っても今は事情があり、ゲティおじいちゃん、その息子さん(父親)、母親アビゲイルの関係を過去も含め映画で語る事でゲティ家というものを知る仕組みに。
事情は面白かった。
また前半のみ1973年当時の富豪と一般人の生活、風情が映像としてうまく表現されており、映画らしさも醸し出し私は好きでした。
1700万ドルの身代金を一切払わないとテレビで公言しちゃうゲティおじいちゃん。身代金を用意出来れば何とかなると思っている母親アビゲイル。
前半は映像と脚本が中身を期待させるだけに、途中のポール捜索劇と拉致した人間達のつまらなさはどうにかならなかったのか?
そこが残念であります。
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