「金にとりつかれた哀れな人間」ゲティ家の身代金 ともちんさんの映画レビュー(感想・評価)
金にとりつかれた哀れな人間
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これは実話にもとずいた話だそうだ
大富豪の孫が何者かに誘拐され身代金を要求されるが
その爺ちゃんは「金は払わない」と突っぱねる!!
そこから話がはじまる「ゲティ家の身代金」
物語を観て 人間はどうしてこうお金に執着するのか
お金欲しさに人の命なんてどうでもいいのかと
思ってしまう
しかし世の中には金銭のことで殺傷事件が後をたたない
悲しいことである
この物語では損得で動くやからが多く存在するが
誘拐されたポールの母親ゲイルの存在に救われる
誘拐前の話があり
ゲイルは夫と離婚するのだが
その時に慰謝料はいらないから監護権(日本では聞きなれない
言葉だが親権のようなものなのかな?)
くださいと大富豪のじいさんに言うのだ
母親だったらその気持ちが痛いほどわかる
よくぞ言ったと私は思った
しかし彼はその言葉が理解できない
お金がいらないなんて信じられないと言う
気の毒だったのは誘拐されたポール
この話はネタバレすると面白さが半減するので
やめますが
彼こそ金のとりつかれた人間により
犠牲になった哀れな少年です
ストーリー展開は面白く全編緊張が走り
最後までドキドキだった
さすが リドリースコット!!
ゲティを演じたクリストファー・ブラマーは
いかにも大富豪と言う貫禄あるお爺さんで良かった
しかし 本当はこの役はケビン・スペイシーが
演じているかもしれなかったと聞いてまたビックリ!!
ケビンだったら どんな富豪を演じていただろうか
それも観てみたかった
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