劇場公開日 2018年5月25日

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「スクルージ」ゲティ家の身代金 aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5スクルージ

2018年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

クリスマスキャロルのスクルージを地で行くゴウツクバリの爺さんが、孫の誘拐身代金を払う払わないと揉める話。
と、書いてしまうとスカスカな感じがするが、さて、彼は深い思慮があって払わなかったのか、それとも単にケチなだけか。その一点だけ追っていくのが楽しみどころか。

リドリー・スコット監督の作風のうち、、ハラハラ・ドキドキが続く系ではなく、ストーリーを追う方面の映画だ。
クリス・プラマー演じるゴウツクバリの爺さん”ジャン・ポール・ゲティ”。彼の放蕩息子と離婚して、一人で子供を育てるアビゲイルは、ミシェル・ウィリアムズ。ゲティ爺さんに指示されて、アビゲイルを手伝う元CIAのチェイスには、マーク・ウォルバーグ。などなど豪華な布陣。
この映画、ケビン・スペイシーがセクハラ問題で降板し、急遽クリス・プラマーに依頼して撮り直し、2週間で仕上げたとの裏話も。

ミシェル・ウィリアムズは、昨年の「マンチェスター・バイ・ザ・シー」と同じ母親役。悲劇の母親という立場はいっしょだが、今度は戦う女性という役柄。「グレイテスト・ショーマン」では、破天荒な主人公の奥さん役で出演。たしかその時も富豪の娘だったか。いまノッてる女優さんの一人ですね。

AMaclean