「今年最大の期待外れ」ゲティ家の身代金 ヒートこけしさんの映画レビュー(感想・評価)
今年最大の期待外れ
今年最大の期待外れ。映画としてのルックはゴージャスの極みでも、リドリー・スコットならこの程度は普通。特に前半は腰を据え過ぎた語り口が退屈で緊張感に欠ける。J・P・ゲティを打倒すべき「皇帝」かつ「市民ケーン」として描くのも上手く機能していないと感じた。正直眠い
良くも悪くも職人監督としてのリドリー・スコットが前面に出ている作品。別にクリストファー・プラマーでもケヴィン・スペイシーでも…そんなことは大した問題じゃなかった。良かったといえば耳を切るシーンと、ラストにミシェル・ウィリアムズがあるものを目にしてわなわなするシーン。以上!
個人的には間違いなく今年のワーストテンに入る。でも別に怒りがこみ上げてくるような作品でもない。どうでもいい作品
ラストにJ・P・ゲティの胸像を映しながら"Baby, You're a Rich Man"が流れてたら好きになっていたと思う。嘘やけど
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