劇場公開日 2018年5月25日

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「アカデミー助演男優賞ノミネートも納得」ゲティ家の身代金 liskyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アカデミー助演男優賞ノミネートも納得

2018年5月15日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

悲しい

知的

試写会に当選し、よみうりホールにて鑑賞。リドリー・スコット監督が実際に起こった誘拐事件を元に映画に。
なんと言ってもケヴィン・スペイシー降板に伴いこの話の肝である「ジャン・ポール・ゲティ」を急遽演じることになったクリストファー・プラマーの名演が光ります。今となってはこの役は彼以外絶対に考えられないとすら思います。彼が出てるシーンは本当にどこも良かったですね。ミシェル・ウィリアムズ、マーク・ウォルバーグももちろん良いです。

特にマーク・ウォルバーグ演じるチェイスが冒頭で交渉ごとの極意として「金は彼らにとって"何か"だ。その"何か"を理解せずに交渉は出来ない」と言った台詞を言いますが、それがこの作品のテーマの一つなのではないかと思います。

大富豪にとって、子を誘拐された母にとって、我々にとって金は何なんのか。

あと「え?ここ笑っていいとこ??」と思うところがいくつかあってそこは笑えますww

Lisky