「1994年のナンシー・ケリガン襲撃事件をユーモアかつドキュメンタリ...」アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル yuさんの映画レビュー(感想・評価)
1994年のナンシー・ケリガン襲撃事件をユーモアかつドキュメンタリ...
1994年のナンシー・ケリガン襲撃事件をユーモアかつドキュメンタリーチックに再現した作品であり、事件の中心人物である元五輪スケートアメリカ代表選手トーニャ・ハーディングの生涯を描いた今作は、彼女を演じたマーゴット・ロビーの集大成を見たような作品です。
また、スケートを映画で表現するとあんなにもアクティブで美しい画になるんだという新鮮な感覚にもなりました。それに説得力を持たすマーゴット・ロビーは本当に素晴らしいです。
そして、彼女の周りを固めるキャスト陣も最高です。セバスチャン・スタン演じる最低のDV夫ジェフや、暴力により娘をしつける冷酷な目が恐ろしいアリソン・ジャニー演じる母親のラヴォナが印象深いしインパクトが強い。トーニャと母親ラヴォナが終盤で再会してからのあの展開は、切なくもあり残酷でした。
時間が空いていたのでふらっと映画館へ行き鑑賞した作品ですが、すでに自分の今年度上位作品となりました!
面白いけど切なく、でも元気の貰えるような誰でも楽しめる爽快な作品です。
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