「クソ野郎と美しき世界」アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 梨剥く侍さんの映画レビュー(感想・評価)
クソ野郎と美しき世界
とにかくクソ野郎(女)しか出てこない映画。いわゆる“four letter word”の嵐で、“3回転ジャンプ”も“―ing triple”だからね。トーニャの母親は、「影なき狙撃者」のアンジェラ・ランズベリー級の最悪の母親だ。
マーゴット・ロビーは目鼻立ちが派手なせいもあって、演技が一本調子に見えてしまう。初めの方で15歳とかは無理があるし、実際のトーニャ・ハーディングは身長155㎝らしいので、体格もだいぶ異なる。フィギュアスケーターには見えなかったな。
フェイク・ドキュメンタリー風の演出は面白いし、突然観客に語りかけるのも効果的だが、映画全体は大味だ。
今でこそポップスやロックで滑る選手は結構いるが、30年前にZZトップで滑っていたとはね。
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