「フィギュアスケーター界のパンクロック」アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
フィギュアスケーター界のパンクロック
実は、今年一番楽しみにしていた作品でした。
冒頭からはっきり言えば、私的には大変に面白い作品でした。
まずは、出ている役者さんが、凄いと言うか見直す程の演技力で、見ていて気持ちがいい、正直、マーゴット・ロビーや、セバスチャン・スタンがここまで良いとは正直思わなかった、また、母親役のジュリアンヌ・ニコルソン、あまりお馴染みではありませんが、厳格な母親の役を見ていて、憎たらしくなるほど熱演していました。
肝心な内容ですが、何とも、行き過ぎた家族愛とも言うべきでしょうか、フィギュアスケーター界のパンクロックと言うべきでしょうか、しかし、本作品のお話の主役になるトーニャ・ハーディングが、これを映画化した事は、自身の正当性や誤解などを訴えたかったのかな・・・
とにかく、行き過ぎた家族愛が、行き過ぎた愛情を引き寄せ、次々と自身の人生が狂い始めて行く・・・・
しかし、スゲー映画だったな・・・本作品をある意味、ブラックユーモアに作り上げた作り手のスタッフにも手を叩きたいね。
ある意味、本作品のような映画こそアカデミー候補にするべきかな・・・・
良い映画と言うよりも、見応えのある面白い映画でした。
コメントする