「周りの環境に恵まれてたら…」アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 小町さんの映画レビュー(感想・評価)
周りの環境に恵まれてたら…
トーニャの周りの人たちが本当にひどい人たちばかり。
まともなのはコーチくらい。
せめてお父さんが一緒にいたら。
とにかくあの母がいわゆる毒親。
子供は小さい頃から愛されているっていう安心感と自己肯定感が本当に大切なんだと改めて思いました。
でもトーニャが普通の家庭で育っていたらあんなに精神的にタフじゃないだろうし、オリンピック選手になれていたかどうか。
そう思いながらも、周りの人たちに恵まれてたらもっとすごいスケート選手になれていたように思うし、今もスケートに関わって人生を送れているように思います。
せめて結婚した人がまともな人だったら良かったのに。
そしたら「ケリガン事件」は起きてませんよね。
過去のトーニャを考えれば自業自得かもしれないけど、判決を言い渡された時の「私にはスケートしかない」にはトーニャが可哀想にも思えました。
終盤の「アメリカは愛される人と憎まれる人が必要」の言葉が心に残りました。
キャストの演技はマーゴット・ロビーはもちろんですが、母役のアリソン・ジャネイはすごいの一言です。
見応えのある映画でした。
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