「原点回帰」スパイダーマン スパイダーバース odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
原点回帰
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元がアメコミだからアニメ化はいわば原点回帰の趣き、キャラ設定も実にユニーク、新ヒーローは黒人の中学生、パラレルワールドはSF映画ではもはや当たり前になった感、5人ものスパイダーマンもどきが登場、年齢、性別、人種、さらにロボットや豚さんまでとまさに多様性のオンパレード。
原作者は全身タイツにしたのは人種性別を含め特定されないシンボライズをイメージしたといっているから多様性もいわば必然の流れ、悩み多き青春を描くのは原作由来のモチーフだからたっぷりウジウジさせてくれます。
宿敵は暗黒街の顔役キングピン、配下にドクター・オクトパス、スコーピオン、プラウラーなどを従えます。
発想も映像もぶっ飛んでいて文句なしではあるものの、主人公を新米に設定したのでヤキモキ感が拭えません、実写版も恋人すら守れずにウジウジするのには閉口しました。もっともバッドマンや007でも悩めるヒーロー像がはやりのようで爽快感が今一、困ったトレンドです・・。
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