「てんこ盛り」スパイダーマン スパイダーバース dozzaさんの映画レビュー(感想・評価)
てんこ盛り
まず、映像が滅茶苦茶ゴージャスで音楽ともどもハイセンスなのは言うまでもなく。
その上で、脚本の盛り込みがハンパなくて、親子愛、師弟愛、淡い恋愛、仲間との絆、宿敵の悲劇等々、どれも定番ネタではあるんだけど、これだけ詰め込んでいても全体がちゃんとまとまっているのは、脚本の技術が相当なものなのではないかと。恐らく。
一個だけ言うとすると、やっぱり盛り沢山な分、一応メイン?らしき位置付けの親子愛の話が、ちょっと薄いというか取ってつけたような感じに思えなくもない。が、そこを求める映画ではないと思うので、今のバランスで良いのでしょう。
美少女&ロボットのスパイダーマンも、今作のためのネタ枠ではなく元々存在していたキャラクターらしいので、スパイダーマンという作品の歴史と懐の深さを思い知らされますね。
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