「顔は有る」ホーンテッドテンプル 顔のない男の記録 KinAさんの映画レビュー(感想・評価)
顔は有る
クリックして本文を読む
あらすじを把握しているとはいえ洋物ホラーを観る心構えでいるので、見慣れた日本の風景に外国人メインのストーリーが絶妙な違和感を醸し出していた。
竹中直人やマキタスポーツがそこにいるだけでなんだか笑えてくるのは何故なのか…
不自然に英語の話せる爺さんやら超絶棒読みの子役やらは良いご愛嬌として、お粗末すぎる恐怖演出や頭のネジが飛んでいるとしか思えない登場人物の行動に終始ツッコミの止まらない作品だった。
栃木なら東照宮に行けばいいのになぜあんな小さな寺に惹かれたのか、僧侶と子供達の亡霊が引き寄せたのか…?
寺の建物の中にズカズカ入っていく時点でドン引きだが、怪我したとはいえ明らかにヤバイ空気があるのに平気で泊まろうとするのも痴話喧嘩の果てに夜の山道を一人で下ろうとするのも暴走気味に助けに行くのも如何にも亡霊さん襲って下さいと言わんばかりの行動で正気を疑ってしまう。
現在パートの取り調べも竹中直人と傷だらけクリスの雰囲気だけでよく分からなくて挙句の結末にはハテナマークしか浮かばない。
というか包帯だらけだけどクリスの顔はわりとちゃんとあるし…メインビジュアルの写真に騙された感あって残念。
日本が舞台ってことでその絶妙な雰囲気が面白く退屈しすぎることはなかったけど、ストーリーを楽しむことは全然できなかった。
クリス役の人はアダム・ドライバーを彷彿とさせるビジュアルでちょっと好き。片言の日本語が可愛かった。
終盤でてきた双頭のキツネの化け物のビジュアルもわりと好きなのでもっと長く見せて欲しかった。
コメントする