ドント・イットのレビュー・感想・評価
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『畳み掛ける怒濤の展開迄は忍の一文字』
自宅にて鑑賞。アイルランド・英合作、原題"A Dark Song"。某ヒット作に肖り、それを捩った邦題。七歳の息子を亡くし、或る目的の為に舞台となるイングランドのウェールズに屋敷を借りると、そこから延々と儀式を見せられ、序盤から一気にオカルトへと舵を切る。中盤以降の展開は、1902年に発表されたW.W.ジェイコブズの有名な短篇小説『猿の手(The Monkey's Paw)』を彷彿させる。一気に加速するクライマックスに一応のオチもある。黒魔術や守護天使等、やや宗教的な趣が愉しめなければ、退屈この上ない。40/100点。
・ロケは主にアイルランドの首都、ダブリンで行われ、全篇を僅か20日間のタイトなスケジュールで撮り切ったと云う。
・主が貴方の為に天使達に命じて、貴方の歩む全ての道のどこにおいても貴方を守ってくださる
──旧約聖書 詩篇91篇11節。
・鑑賞日:2018年8月28日(火)
黒魔術のやり方を何となく学ぶ映画。
あらすじを見て借りたので、出だしは復讐の為に色々準備する冷静な母親の行動力が無駄なく良かった。この段階で今から何か始まるであろうワクワク感があり、期待大‼︎
ただ、ソロモンさんに会ってからのストーリーは最悪。この人は傲慢で態度悪すぎだし、こんな人に大金払って黒魔術の為に何ヶ月も同居するとか最悪だわ。なんか主人公綺麗だし身の危険を感じる…。
1時間以上ホラー感は無しで、永遠と主人公がソロモンに無茶振り(黒魔術)をやらされてるつまらない内容。胸糞だし。
それでも私はまだ期待してた。こんな長らく特に何もアクションが無い無駄な時間があっても、これがあってこそ後半が一気に盛り上がるのかな?と…。
そして期待した結果、
《いや、なんか出てきたけれども(・・;)》
みたいなシュールさ。
なにこれ?
こんな内容ならいっそのこと、復讐心に燃えた主人公の気持ちを逆手にとった黒魔術士ソロモンが実はサイコパスで、結界を張ったから何ヶ月も外に出れないのを良いことに主人公に黒魔術と言いながら色々な方法で精神的、肉体的に追い詰めるサイコホラー系の方がマシ‼︎
そして実はソロモンが息子を生贄に使った張本人でした‼︎とかの方がありきたりだけど多少なりと盛り上がる。
だってソロモンのラストは浮かばれなさすぎる。
いや、致命傷なんだし儀式中断してでも一度病院行ってくれよ。
貴方がいなくなったから儀式がグダグダになってしまって最後わけわからん守護神?召喚されて無理矢理綺麗にまとめられちゃっただろ!
ちゃんと仕事してくれよ…。
復讐は何も生まれない。許す心を持ちなさい。的なメッセージ?
猟奇的に復讐するシーンや、その見返りに主人公も呪わて〜みたいなの想像してたのに…。
怖いパッケージ使うホラーならちゃんとホラーして‼︎
☆の評価は、主人公の悲壮感漂うナチュラルな年相応の美しさと、ストーリーに合った全体的な色調と情景が良かったです。
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