「『畳み掛ける怒濤の展開迄は忍の一文字』」ドント・イット 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
『畳み掛ける怒濤の展開迄は忍の一文字』
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自宅にて鑑賞。アイルランド・英合作、原題"A Dark Song"。某ヒット作に肖り、それを捩った邦題。七歳の息子を亡くし、或る目的の為に舞台となるイングランドのウェールズに屋敷を借りると、そこから延々と儀式を見せられ、序盤から一気にオカルトへと舵を切る。中盤以降の展開は、1902年に発表されたW.W.ジェイコブズの有名な短篇小説『猿の手(The Monkey's Paw)』を彷彿させる。一気に加速するクライマックスに一応のオチもある。黒魔術や守護天使等、やや宗教的な趣が愉しめなければ、退屈この上ない。40/100点。
・ロケは主にアイルランドの首都、ダブリンで行われ、全篇を僅か20日間のタイトなスケジュールで撮り切ったと云う。
・主が貴方の為に天使達に命じて、貴方の歩む全ての道のどこにおいても貴方を守ってくださる
──旧約聖書 詩篇91篇11節。
・鑑賞日:2018年8月28日(火)
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