ウィッチ・アンド・ドラゴン 秘密が見える少女
2015年製作/96分/デンマーク
原題または英題:Skammerens datter
スタッフ・キャスト
- 監督
- ケネス・カインツ
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レベッカ・エミリー・サトラップ
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マリア・ボネビー
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ヤーコブ・オフテブロ
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ソーレン・マリン
2015年製作/96分/デンマーク
原題または英題:Skammerens datter
レベッカ・エミリー・サトラップ
マリア・ボネビー
ヤーコブ・オフテブロ
ソーレン・マリン
魔女とドラゴンなんて仰々しいタイトルだが魔女と言っても主人公は子供だし使える魔法は読心術くらいでハリポタのような魔法のダイナミックスさや醍醐味は皆無です。
ドラゴンもコモド・ドラゴン程度で神話の怪物ではありませんから極めて地味でチープな昔話になってしまいました。ただ、風景描写は秀逸でした。
基本的に子供がいたぶられる映画は好みではありません、おまけに続編狙いで決着をつけないからカタルシスもありません。
原作はデンマークの冒険児童文学のベストセラーだそうですが中身は王家の骨肉の争い、魔法も人の良心を問うといった内省的なモチーフのダークファンタジーでした。
中世ヨーロッパ風の王国を舞台とした、デンマーク製作のダーク・ファンタジー。『ロード・オブ・ザ・リング』を100分の1規模で描いた作品。登場するのは、その人が抱える秘密を見ることのできる、不思議な目を持つ若い魔女とドラゴンを飼いならし、その生き血をすすり、民を支配する権力を持とうとする悪の国王の対決物語。
こうした作品によくみられる登場人物と構図でありながら、本作の特徴は、普通は醜く、悪の権化として描くところを魔女を、悪の国王に建つ向かう勇敢で美しい少女として描いている。主役の魔女を演じたレベッカ・エミリー・サトラップは、初めて観る女優さんであるが、美しい顔立ちで、途中、髪を短く切った時には、ボーイッシュな美少女であった。
また、中世ヨーロッパのダークで陰湿とした雰囲気を、街並みのセットでよく描いていたとは思う。
しかし、予算の都合かもしれないが、国王といっても民の数が、ほんの数百人規模の村だったり、ドラゴンが四つ足で、ちょっと大きなコモドドラゴンのようで、それほどの威圧感も無く描かれていたし、肝心の悪の国王が退治されないまま終わってしまうのは、何となく物足りなさも感じた。
それほどの特質すべき内容やVFX映像ではなかったし、今回は、Amazonprimeで鑑賞したが、多分、日本での上映は無かったのではないだろうか。