「まさにfineにふさわしい作品!!」冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた Fine(フィーネ) martinさんの映画レビュー(感想・評価)
まさにfineにふさわしい作品!!
冴えカノが劇場版で最終回を迎えると聞き、公開初日に見に行きました。
結果、私の望んだような、いや望んだ以上の幕引きをしてくれました!
アニメ版をすでに見ている人であれば必聴、まだ見ていない人はアニメ版を見てから必聴の作品だと思います。
まさに胸がキュンキュンするようなメインヒロインに成長を遂げた加藤恵をぜひとも見てほしい。
ネタバレも入りますが、どうしても語りたいので。
スタートの時点で2期はどんな終わり方だったかななんて思いながら見はじめ、思い出してきたころにはいつもの掛け合いのテンポの良さとキャラの可愛さに目が離せなくなっていました。
上映中は退屈なシーンもなく、ニヤけたりウルっときたり、とても楽しかったです。1人で見に来てよかったなとは思いましたが...。
ハーレムアニメのどっちつかずな終わりでなく、2人の物語を完結させたという意味で劇場版の価値が非常に高いと思うのですが、その上素晴らしいエピローグまでついてくる最高展開でした。
エピローグはじめ、まさかのバッドエンドかと焦りましたが、そこはご愛敬だったようで。
エンドロールで登場した使われていない挿入歌の謎が解ける瞬間には笑っちゃいますね。トゥクトゥーン。
そのあと、加藤を待ち合わせ場所で見つけた安芸が彼女に抱き着くシーン、ここが何度もフラッシュバックします。
年を重ねても相変わらずフラットな彼女と相変わらずな安芸が、慣れた素振りでお互いの背中に手を回すところに、あの初々しいファーストキスからの2人の成長や時の流れを感じ、まあニヤニヤしました。そこから続く「続きは帰ってから」、台所でのイチャイチャ、本当にキュンキュンしましたね。
劇場版を見たのちアニメ版を見返したのですが、これがまたいいです。
この2人がこの後どうなっていくのか、それを知る前と後ではアニメ版の楽しみ方感じ方もまた変わり、劇場版の存在で冴えカノ自体が何度もおいしい作品になったのでは、と思います。
本当に素晴らしいfineでした!!