かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発のレビュー・感想・評価
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カレーがきっと食べたくなる
RAILWAYS過去2作。とても感動した作品です。
そこに第3弾ができたと聞き、今度は劇場へ足を運びました。
「これはディーゼルで動くから、電車じゃないんだよ気動車だよ」という息子。現役運転士の祖父からの「テツの血筋」と言ったところでしょうか。
電車運転士になるための免許研修だったり、おれんじ鉄道の構内の場面は、鉄道好きにはたまりません。
鉄道の話はサブで。メインはやはり家族の話。
義理の親子だけど、仲のいい晶と息子。祖父・節夫のところに転がり込んで始まった3人家族。
一つ屋根の下で暮らしていくうちに、何となく家族らしくなる。
これはきっと節夫の懐の広さによるのかな。
晶が仕事で挫折したとき、同じ仕事の節夫の励まし方が「あまえちゃいかん」的な大人の対応だったのもいい。
挫折は自分で乗り越えなきゃ、解決しないもの。
終盤息子が崩れていく場面は、「無理しなくていいんだよ」って近所のおばさん風に抱きしめたくなりました。この息子役の子が、なかなかいい味出てました。
「守りたい・大切にしたい」人がいることで。人は次の一歩を踏む出せるのではないかな。
観終わった帰り。「右よし!」と車のギアを握って確認しちゃいました。
そして。絶対夜のおかずはカレーにしたい!。あの食材入れるとどうなるかなあ(ネタバレ故省略)。
列車(あ、気動車か)と海・山が重なると。本当絵になるなあ。
最後いい気分で席を立ちました。
意外に引き込まれた
子供同士の諍い、女教師のシングルマザーなどサイドストーリーに半端感もチョット残るが、三代の親子に地方鉄道が絡むメインストーリーにブレはなく、期待以上に引き込まれた。
有村架純のシングルマザー役は良かった。演技が上手くなったなぁと思った。
☆☆☆★★★ ノベライズ版は読了済み。簡単に。 ノベライズ版を読ん...
☆☆☆★★★
ノベライズ版は読了済み。簡単に。
ノベライズ版を読んだ時に、有村架純が元キャバ嬢とゆうのがちょっとだけ引っ掛かっていた。
彼女の幼顔とまんまるタヌキ顔から、キャバ嬢のイメージが湧かなかったので…。
しかし映画ではその辺りの設定は語られてはいなかった。
僅かに、修平との出会いの時に着ている服装や濃い化粧。それに、先生役の桜庭ななみの年齢を当てるエピソードで、それとなくわかる程度に抑えていた。
いわゆる、1つの家族モノ…と言えるのだろうか。
派手なアクションシーン等は無く(当たり前だ!)CGバリバリな映像も無い…って……あ?一箇所だけ明らかなCG場面が有った。
あの事故の場面。そこはあまり触れない方が良いのかな〜…と。
ノベライズ版を読んでいても、何となく「ここはCGが使われるんだろうな〜」との予想は出来ましたが(´-`)
そんな派手さとは無縁だけに、「だから日本映画なんて!」と言われてしまいそうですが。ちょっと待ってくれ!…と。
ノベライズ版を読んていて、「これならば、かなりの確率で良作になる予感がする」と、読んでいて思っていました。
その理由として。義理の父親役を演じるのが、國村隼と知った上で読んでいた…とゆうのが大部分を占める。
あの顔。あの声。あの風貌にあの人間味。
社会の底を何とか生きている仮の母と息子。お互いに支え合いながら、細々と繋がっていたものの。ちょっとしたボタンの掛け違いから事件が起こり。でもまた最後には、そのボタンの糸は太い糸となり、新しい家族として再生されて行く。
それを同じ屋根の下に住み、近くから見つめているのが國村隼。
日本映画ファンならば、義理の父親を演じるのが國村隼で有り。その演技の質を知るだけに。どんなハリウッド大作が相手であっても、肩を並べる程の作品になるだろう…と。
終盤、國村隼が親子3人の思い出の場所で有村架純に感謝の言葉を掛ける。
それまでも、國村隼が2人を見つめる数々の場面が有っただけに。日本映画らしさに溢れた場面が展開され。更にその後の【親子電話】の「明日は…」のセリフと、修平の携帯の或る部分を修正し。翌日、【息子】との「…要らなかったね」「そうだね!」のやり取り。
ノベライズ版でもグッと来る場面でしたが、映画ではよりウルウルとさせられる良い場面でした。
だからこそ言いたいのが…。
こうゆう日本映画の地味なところが実に良いんだよ〜!…って( ˘ω˘ )
とは言え。ノベライズ版を読んでいないと、多少の説明不足と思える箇所もチラホラ。
例えば、桜庭ななみが何故未婚の母を決意するのか?や。後半の《半成人式》は、桜庭ななみの代わりに着任した臨時教師の、勇み足が原因なのだが。その辺りの詳しい説明が無いので、学校行事の様に見えてしまうところ等も有ったのは、正直に記しておかないと…とは思えました。
それにしても、桜庭ななみちゃんが未婚の母を演じる時が来るとはなあ〜(。-_-。)
2018年12月3日 TOHOシネマズ西新井/スクリーン7
他者との関わりを学ぶ
自分中心の暮らしをしていると見ず知らずの他者と関わることが少ない、なかなか他者を受け入れ難い。なので主人公の亡くなった夫の家族と懸命に向き合う姿がとても印象的だった。全てを受け入れながらも自分を見失うことなく暮らしていくことは簡単そうに見えて難しいと思う。静かなスクリーンからたくさんのメッセージをもらえた。
人生の色々
普通に出産して子供を育てる。または、育てられる。普通を全て円満な状態とするなら、それに該当しない方は多くいることでしょう。
特に、今の競争社会の中、適合できない方が多くいます。行き過ぎた競争社会を考えさせられました。
鉄道ファンと有村架純ファンにはいいかも
映画『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』を観ました。
有村架純ちゃんイイねぇ。
こういう明るくて健気で真っ直ぐな役がとても良く似合う。
嫌味がないし、なにより可愛い。
ストーリーはベタだけど、所々に織り交ぜられた回想シーンで、出会いや別れが上手いこと説明されていて、とても分かりやすい。
更に子役の演技がとても良く涙を誘う。
しかし、主人公晶の親の事が最後まで出てこなかったこと、あまり苦労せずに運転士になってしまったように見えること、バッティングの練習をした成果はあったのかなど、物足りない部分もある。
この辺をもう少し詳しく描いたら、更に良かったかな。
周囲の人たちや、地元の乗客たちなど、人の温かさを感じる、ほんわかした素敵な作品でしたが、まぁ実際問題、現実にこのような状況に置かれたら、この作品のように、今までの生活を捨てて、1つの家族になろうと思えるものだろうか。
おれんじ鉄道の1両だけの車両が、何度も鹿児島の美しい風景を駆け抜け、有村架純ファンはもちろん、鉄道ファンも満足できる作品に仕上がってると思います。
特にどちらのファンでもないという方も、観て損はない作品ですよ。
良くも悪くも架純ちゃん
映画の日は、飯食って風呂入って21時35分からのレイトショー
電車好きの人は、観に行くシリーズ
このシリーズは、連動してないけど3作目
中井貴一さんの1作目、三浦友和さんの2作目も泣けた記憶がある。
今回の主演は、ここ最近いい意味でも悪い意味でもどんな役でも有村架純ちゃん。
今回もそのイメージは、変わらないながら新人のような初々しさを出し続ける事が凄いののか!?って思うほどハートフルな良作でした。
去年の今頃弾丸ツアー決行した八代と鹿児島を結ぶ路線が舞台やし、言葉のイントネーションが心地良い。
父と息子って話が多いですが、今回はお爺ちゃんと孫
國村隼さんにグッとくる。
じんわり暖かい
途中からウルウルしながら最後まで観てしまいました。人が人を想う気持ち、家族っていいなって素直に思いました。いろんなことがまたあるだろうけどあの三人なら乗り越えて良い家族になっていけるって思いました。
観終わったあと暖かい気持ちになれる良い映画でした。
ロケ地の景色も綺麗で行ってみたくなりました。
それぞれの家族にそれぞれの幸せ
都会の喧騒を離れた、何の変哲もない田舎の景色の中を、ローカル鉄道がたった一両で走っていく、そんなノスタルジックな情景が、本作の全編にわたって描かれています。それは、単に風景としてだけではなく、人の生き方、家族のあり方についても同様で、見ている者の心に緩やかに染みてくるようでした。
有村架純さん演じる晶が、亡くなった夫の連れ子と一緒に、夫の故郷の鹿児島にいる義父を訪ねるところから、物語は始まります。のどかな田舎の情景と相まって、実にゆったりと展開していくのですが、決してテンポは悪くなく、むしろ心地よくさえ感じました。いつのまにか作品世界に誘われ、自分もその町の住人にでもなったような気持ちで、突然家族になったこの3人の行く末を見守っていました。
有村架純さんは、姉のように息子に接する姿と、母親になろうと気丈に振る舞う姿とのメリハリがとてもよかったです。國村隼さんは、イメージ通りの役どころで、温かみのある義父として、ベテランの先輩運転士として、息子の嫁と孫をしっかりと支えています。歸山竜成くんの演技からも、継母との距離感、亡くなった父親への思いが、ひしひしと伝わってきました。
そんな3人が演じ、泣かせてやろうというあざとさがないぶん、序盤からラストまで、気を緩めれば泣かされ通しでした。バッティングセンターでのシーンや、運転士合格のお祝いシーンなど、何気ないシーンにこそ家族の絆が見え隠れし、本当に温かい気持ちになり、自然と涙があふれてきました。ただ、学校の「半成人式」だけは興ざめでした。今どき、あんな配慮のない学校はなく、あのシーンだけはあざとさを感じてしまいました。歸山竜成くんの演技がよかっただけによけい残念でした。
他にも回想シーンが多く挿入され、それらが効果的に現在シーンに絡み、描かれていない部分の時間も観客に想像させ、多くの時間とそこにある思いが、「他人」を「家族」にしていったのだと思わせてくれました。少子高齢化、核家族化、LGBT等、今後ますます多様な家族が増えていくと思いますが、それぞれの家族にそれぞれの幸せがあらんことを願わずにはいられません。
余談ですが、「西郷どん」のおかげで、この一年は鹿児島弁に耳が慣れ、本作での方言が実に耳ざわりがよかったです。青木崇高さん、桜庭ななみさんを見ながら、そんなことを思い、鹿児島を訪れてみたくなりました。
新しい家族の物語☆
迷っていましたが、見に行って良かったです。
鉄オタの方々もいらっしゃいましたが、普通に楽しめる映画です。
レイルウェイシリーズは一つも見ていませんが、
全然 OKです。
この作品のみで大丈夫と思います。
役者の方々が良い感じ。
國村隼も有村架純、子役の竜成くんも良かったし、青木嵩高は
こういう夫役を演じると NHKの「はつ恋」の夫役を
思い出してしまいました。
悪い人は出てこなくて、何が起こるという映画ではありませんが、
とても ホッコリさせてくれる映画でした。
良かったです☆
ちょっと浸みてきませんでした
なぜでしょうか?有村架純さんも國村隼さんも、桜庭ななみさんも特に子役の子もすごくよく演じられてたと思うのですが泣けてきませんでした。本当の家族って何かという投げかけに、血の繋がりだけじゃないんだって考えさせられる映画でしたが、何故響かなかったのかじっくりと考えてみたいと思います。のどかな風景やエンディングの斉藤さんの歌もよかったですが。
有村架純のお母さん役意外とウマイ
星🌟🌟🌟🌟ストーリーはそんなには泣ける訳ではないのですが有村架純のお母さん役が意外とはまっていて最後まで楽しく見ることが出来ました❗また子役の男の子やおじいちゃん役の國村隼も上手で上手くサポートしていて有村架純の代表作になるかも… オススメです🎵 余談ですが有村架純が何気なく子役の子に話しかけるところが若い頃の小泉今日子に凄く似てました❗あまちゃんは見てなかったけど…やっぱり似てるんですね❗
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