「ネバーランド」ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 たろっぺさんの映画レビュー(感想・評価)
ネバーランド
音響演出に工夫が無い為、単調さが際立っており、画面や役者の力もそれを覆す程では無かった。
また、予告編より懸念していた稚拙な地下鉄シーンは言わずもがな、チャーチルもその他の議員も、奥方や秘書、国王陛下に至るまで一同揃って安く描かれており、全く魅力が感じられず、中途半端な構成も彼方此方に見受けられた。
ともすれば玉砕精神を称えていると非難されかねない戦争継続を民主党お抱えの広報と成り下がったハリウッドの面々に堂々と魅せたのは痛快である。
しかし、それも戦勝国の特権。
勝てば官軍という言葉の残酷さを痛感する。
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