「自分の名前の重さに気づく」モリーズ・ゲーム @hana032488さんの映画レビュー(感想・評価)
自分の名前の重さに気づく
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モリーズゲーム
これが実話を基にした作品ということに驚き。
以前に鑑賞した『女神の見えざる手』ですっかりジェシカ・チェステインのファンになってしまいました。
一本芯のある知的美人を演じたら無敵だな。
共演しているイドリス・エルバとの掛け合いも小気味よく、トントンと進んでいく展開が見ていて楽しかったです。
オリンピック選手という夢が怪我によって断たれ、その後は自分の才覚だけで裏カジノのオーナーになるって普通では考えられない人生ですが実話。
出版社にカジノの顧客名簿を明かせと迫られても断る。
弁護士に勝訴できるからと言われても断る。
FBIに脅されても断固として顧客を明かさない理由がすごい。
自分のしていることの重さや責任を承知して腹を括っている潔さ。意志の強さが感じられる作品でした。
物語の後半ではトラウマである父親との対話と和解が描かれるのですが、その場面が号泣してしまうほど良い。
自分が生きていることを認めて欲しい。自分の真意を知っていて欲しいという願いが演技に込められていた最高の場面でした。
蛇足ですが
ポーカーとかギャンブルって日本では馴染みがないのでルールはチンプンカンプン。横浜にカジノができる前に、せめてポーカーの上がり手くらいは勉強しておこうと思いました。
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