君の名前で僕を呼んでのレビュー・感想・評価
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殺してはいけない感情
未だかつてこんな美しい映画見たことあったかな。美しいイタリアの風景。美しいピアノの旋律。美しい澄んだ感情と二人の関係。あとティモシーくんのお顔。
この気持ちはなんなのか。兄弟愛はたまた恋心?気づいてしまったら止まらない感情。時代が受け入れてたら、二人の結末はまた違ったものになったのだろうか。
お父さんの立ち位置が絶妙。
"Right now, there Is sorrow, pain. Don't kill It." そう、その感情は心にしまっておくべき大切なもの。
終わり方も素敵で、あの暖炉とティモシーくんとクレジットと音楽。そして最後は火がパチパチと燃える音で物語が締まる感じがたまらない。サントラもよくて、聴き返そうと思ったところ、坂本龍一さんの名前を発見してびっくり!
久しぶりすっごい美男見つけました!!
ウハーほぼイラスト!こんな人が世の中にいるとは…もちろんメイクや衣装の効果、監督の力などがあってのドリーム、を作り上げた結果、というのはある
青い目と整った顔立ち
どうせモデル出身だろ思っていましたが調べたら…御曹司!!!ドヒャー!世界観変わりますね。上には上があるんですね。
恋の相手役は次に見た若草物語のジョーの相手役で出てた。ラストピエロみたいな服装になってたのが残念。ゲイの人が自我出してファッション選んだら個性的になる。普通の青年のTシャツジーパンでかっこよかったのに。
恋の仕掛け方が面白かった。年下からね…。未成年との恋愛でこういう形は許せるな。年上からガツガツいくと犯罪だもんね。
背景になるミラノの屋敷が素敵絵になる理想的。こういうの好きなの万国共通なんだなぁ。
ポスターで純愛映画と思っていたら
肉食系の恋愛映画でした。最近、トランスジェンダーで女だったけど、男に性転換した作家先生が講演会やっていて、いわゆる異性以外が恋愛対象である人を調べると15人に一人いる確率になり、日本人に多い鈴木さん、佐藤さん、田中さんといった名字を持つ人の割合くらいトランスジェンダーが多いんですってよ?奥さん!?
なわけで、LGBTのこの映画。観客はティモシー・シャラメ目当ての女性ばっかし、ホモが嫌いな女なんていません!って言う漫画の台詞を思い出しました。
さて、避暑地か別荘かで田舎の一軒家に両親と息子がいるところに父親の教え子のイケメンがティモシーを見初めて、キャッキャウフフするんだけど、両方ともイケメンだから絵になるんだなぁ。これが。
で、ティモシーがイケメンの肉体を求めるがあまり果物を加工してオ×二ーするんだけど、それを見つけたイケメンが「 この果物を使って何をしていたんだい?」 と聞くんだYO!? それに顔を赤らめるティモシー。お好きな人には堪らんシーンだが生々しすぎて引いてしまった。
しかし、イケメンは女もイケるクチなので、あっさりティモシーは振られる。エンドロールで良い曲が流れてティモシーがさめざめと泣くシーンで終わる。結婚したイケメンとシャラメがまた出会うという続編も計画されていると聞いたが、コメディ要素を入れないとただのストーカー映画になりそうな気がします。
きみの名前で僕を呼んで
初めてみたときは、素敵な映画だけど、もう一度見たいとは思わなかった。
ただ最近友達にこの映画がとても好きと話している子がいて、改めて見てみようと思いみました。
大人になったのでしょうか、見方がかわりました。
「Call me by your name」ってとてもロマンチック。
二人にしかわからない合言葉みたいで、同性だからこそ成り立つこの方程式みたいな。
あと人を好きになり、受け入れてもらえた後のいつでも一緒に居たい、少しでも触れていたい。というのを表現しているのが足を重ねたシーン。
エリオの触れていたいという気持ちと遠慮の気持ちの複雑さが見えました。
ただ、現実的なことを言うと、未成年であることを知っていて、それに加えてトラウマになっていないかを心配しているオリバーをどう捉えていいのか。
隠そうと決めて生きてきたオリバーなら、隠し通して貫き通してほしかったという気持ちもある。
あとは最後に父親の理解。
あのシーンはグッときました。自分にも言われているような気がして、自分の気持ちは大事にしていこうと思わせてくれるシーンでした。
あとは父親は隠すことを決めて貫き通してきたのかな?と疑問に思いました。だからこそ二人の関係性に気づき、エリオにはいつでも僕には話してね。と声かけていたのか。
素敵な父親ですね。
最後に、ティモシーの演技に拍手。素晴らしい俳優さんです!
聡明で優しい世界
久々に見返しました、やはり良い作品
登場人物が皆が聡明であり優しい
特にエリオの両親が本当に素敵
理解すること、愛すること、感情を大切にすること
許すこと、気持ちをしまっておくこと
どれもが正しく美しい
北イタリアの夏と暮らす人々が美しい
性的マイノリティに理解がない人がまだまだ多い今日
その方たちに理解してと押し付けるのもよくないし
悪ではないけれど、リスペクトがなく傲慢なのは確か
音楽で語る美しい映画※なお腹は立つ
澄んだ音楽に澄んだ映像
独特のテンポと感情表現についていけず前半ちょっと飽きましたが後半の追い上げがすごかった!
前半も、美しいイタリアの夏とお金持ちの生活を見れて新しい文化を知ると言う意味でおもしろかったです
イタリア式の感情表現や文化を知らないからか、この人この人が好きなの?そんな描写あったっけ、とかはありましたが…
後半の感想は、あんなに全身で好きって言うの伝えてくるくせに本命は別にいるんだ、人間器用なもんね、です
個人的にはとても腹立つラストなのですが、直前にあるパパの言葉が良すぎて、エンディングの表情がよすぎて怒りも飛んでいきました
疲れた時にパパの言葉を見返したいと思います
いやでもやっぱ腹立つな
全てはシャラメのための映画
シャラメ推しなのに未鑑賞だったので、限定上映で観てきました。
いやぁ、よかった。
切なかったし、いい初恋だな…って観終わってジーンとすると同時に今自分を大切にしてくれる人に会いたくなりました。
あの時代にしては「理解がありすぎる父親」もよかったですね。(原作未読のため)序盤から「これは、学者だから(理解がある)というより、父親もゲイよりのバイとかなの?」と感じてましたが、やはりそうだったんですね。お母さんについても、父親は「母さんには言ってない」と言ってましたが、薄々何かを感じ取ってるんだろうなーと思いました。
いずれにせよ、「同性愛が禁忌」という部分に光を当てるのではなく、あくまで異性愛間の初恋のように互いの気持ちを描いていくのがいいなーと感じました。
しかし、鑑賞中頭をもたげるゲスの部分の私が、(桃TE○GAのシーンの)オリヴァーの興奮を抑えきれない感じを目の当たりにして「これ、アーミーハマー、素なんちゃうかー?」とゲスい勘ぐりをしていたのは否めませんw
観る前から思ってたけど、アーミーハマー、見た目おっさんすぎませんか…24歳の青年には見えん…。そして、アーミーハマーで続編やりたいって監督言うてますけど、仮にアーミーハマーで続編決まったら私は「観れない」ですね。無理。スキャンダルのイメージが邪魔しすぎてシャラメとストーリーに集中できなくなりますから。
映画だからの時間の使い方
友達が絶賛してたので鑑賞
とりあえず、時間の使い方とか情景の描写の仕方がキレイよね。
映画じゃなかったら、タルくて見るのをやめてしまうかもしれないけど、映画だからこその表現だなーと。
ラストで、一度上げてから突き放すのはなんかイタリア映画味を感じた。
あと、音楽の使い方が印象的でしたね。
カットがわりでバツっと切る演出がおおいなー、と
なんか、日記を見てるみたいな感覚になりました。
夏の一件でティモシーシャラメが自己を確立してるのが衣装からも見えるからこそ、落差がくるよね。
で、そっからの暖炉のワンカットショーですよ。
いやぁ、やられた。
とんでもない最後だったなぁと。
映画だから観れるし、映画じゃないと観れない。
脱帽でした。
92/100
テイストが違う
昔の時代の同性愛の映画は、基本周りに理解がなくて主人公がいじめられたりするが、この映画はそんなことはない。
相手(アーミー・ハマー)をはじめ、父も理解がある人で特に何も無く穏便に終わる。
期待高かったから思ったより、、かな。
昔の雰囲気は良かった。ティモシーシャラメとアーミー・ハマーの体当たりな演技は良かった。
とっくの昔ですが
学生の頃にゲイはどうしても生理的に受け入れられないと行っていた友人がこれを見てもそう言い続けるのかな、と友人を思い出し、ぜひ見てみてほしいなぁと思うくらいに私にとっては美しい映画でした。
最後のパパのセリフで泣きました😭
ひと夏の情景
"君の名前で僕を呼んで" シリーズ第1作(?)。
Amazon Prime Videoで鑑賞(字幕)。
原作は未読です。
繊細な映像美で紡がれたひと夏の情景に心奪われました。
はじめは相手に良い印象を持っていなかったはずなのに心惹かれてしまい、最終的には狂おしいほどの恋に落ちてしまう。
かなり王道な展開だなと思いましたが、相手が同性と云うだけで、こんなにも心揺さぶられるドラマが生まれるとは。
ティモシー・シャラメの見事な演技に引き込まれました。
エリオの父親が彼に語り掛けた言葉に胸を打たれました。
誰しも人生に大きな影響を与える鮮烈な経験をしたことがあるかと思いますが、その時抱いた想いや体験したことは、なんとかけがえの無いものなのだろうかと気づかされました。
それはカラダの一部となって、その人を形づくる。
※修正(2023/11/26)
耽美に溺死した
アマプラで観れるのは今日まで!ってことでティモシーシャラメを堪能する為だけに期待せず観たら、もう、あなた…。
耽美すぎて溺死しました:(;゙゚'ω゚'):
6週間限定で居候するオリヴァー24歳と17歳の妖精なのかな?って感じのエリオの2人、キャワワワな女の子たち、最高の両親とお手伝いさん。マジで両親が最高すぎる。頭いいし、仲良いし、セクシャルマイノリティに寛容だし、余計なこと言わずに見守る系。もう一度言う、最高。
多言語が織り混ざりあう中、いろんな人種が登場しつつもみんなお互いを尊重し合っている平和さ。
美しい風景に、優雅な水遊び、木陰でやることは読書か作曲か編曲。
フランスの上流階級の日常ってこんな感じなんだろうな。(舞台はイタリアだけど)
多感な17歳、オリヴァーに惹かれつつも、ちゃっかり女子で童貞捨てるとこもかわゆす。
最初のオリヴァーとのセッションも、最高。
気持ちが入ってるようで入ってない女子と、本能で惹かれてるオリヴァーとの絡みは全然勢いが違くて、叫んだよね、ほんと家で観てて良かった…。
アプリコットで情事を思い出して、うっかりアプリコットセルフラブして昼寝中にオリヴァーが静かに攻めてきて、アレ?甘いぞ??まさか〜、って言葉にするとエライこっちゃなのに映像だけみるとシャラメが美しすぎて全然卑猥さがないのが不思議。ほんとに妖精かもしれない。
最後、帰省したオリヴァーからの電話でまた会えるのか
と期待させてからの婚約連絡は悲しすぎるよね、でも最後のエンドロールのところ、ずっとシャラメの泣き顔にするなんて反則よ!かわいすぎてさらに溺死した。
お父さんの最後の語りも詩的で素晴らしい。
恋愛じゃなくて、稀有な体験で絆で結ばれた友情って言ってあげるのとか、なんか、ただ遊ばれたわけじゃないよ、安心して。って言われてる感じがして、パパ最高。
1983年でユダヤだとゲイは許されないし、大学系だと出世したり世間体的にも余計に結婚が必須な時だから、しょうがないってエリオもわかってるし、自分の恵まれた環境もわかりきってるはず。
気持ちが落ち込んだ時にまた観よう。
家族へのハグとキスも情熱的だし、変なダンスや動きしてても、それすらキャワワワなんだよなー。シャラメたん。
あー最高だった。全体的に余白が気持ちいい。
ティモシーシャラメの圧巻の演技
簡単に言うと、ひと夏の恋の話なんだけど
エリオがオリバーを求めてる演技が素晴らしかった。
オリバーを見つめる表情、オリバーが結婚したと聞いて傷ついた表情、
胸がキュンキュンした。
美しい映像と音楽、観終わった後もずっとこの世界に浸っていたい気分だった。
エリオの両親もステキだった。
当て馬役の、エリオの女友達が可哀想だったから★マイナス0.5にした。
序盤お互いどういう風にどんなところに惹かれていったか等の過程がよく...
序盤お互いどういう風にどんなところに惹かれていったか等の過程がよく分からず、主人公がオリヴァーに気持ち伝える場面で置いてけぼりくらった感じがしました。
あと女性の扱いが雑だと思いました。当て馬にされた主人公の彼女に同情してしまって純粋に主人公達を応援?しながら観られなかった。途中乳が出てきてびっくりしました。
同性愛はタブーだ!みたいな感じもなく、寧ろ家族は寛容だったので(オリヴァー家は厳しいみたいなのはちょっと言ってたけど)、その辺の葛藤とかもあまりなく、要はオリヴァーはひと夏の不貞働いて結局なぁなぁで続いてた彼女を取った話ってだけですよね…?
(もっと時代背景知ってたらまた違った感想を持てるのでしょうか?)
一番良かったと思った場面は終盤の父親からの言葉でした。
恋〜失恋の疑似体験映画と言った感じでした。
美しく温かくも、哀愁のあるラブストーリー
キャスト、風景、音楽のどれをとっても美しい。
ただ、あまりに平坦なストーリーと描写が続き、いまいち自分の中では盛り上がりに欠けた。
禁じられた恋感も多少あるものの、皆理解のある人達ばかりで、なんとかなっちゃいそうな雰囲気。
徐々に惹かれあったり愛し合うのはいいが、個人的に無駄なシーンもあったような感覚があり、全体的に緩い映画になってしまったなと。
ただその温もりが、この映画の良さでもあるのかなと。
変に急展開等は起きず、淡々と進んでいく中で、彼らの心境をセリフはほとんど無しで描いていく。
いい雰囲気の映画だなーとは思うが、そこまで好きではなかった。
最後に知らぬ誰かと結婚してしまうのも拍子抜け。
ただ、その方がリアリティがあると言われればある。
掴みどころのないシナリオで、感情がとにかく上がりきらず下がりきらず。
勿論ベタな恋愛映画を期待していたわけでも、ド派手なアクションを期待していたわけでもないが、それにしても微妙な感覚を得た。
愛する人の名を思い切り叫べたら
タイトルがいい。両親がエリオを見守る優しい眼差しも、美しい北イタリアの風景も素晴らしい、、、が
あれ、自分寝ちゃった?なんか見落としたかな?と思うほど二人が惹かれあっていく過程がわからなかった。また互いの気持ちを確かめ合った後も、性的な衝動以上のものが見えなかった。二人の間に心の絆は生まれたのか?
暖炉のシーンは美しかったが、エリオのヘアスタイルといい、美しいシーンを狙っている感じを受けた。
アプリコットジュース
17才の多感な時に出会うBL物語
エリオを中心に描かれて彼の方の憧れが強いのかと
思っていたら相手のオリヴァーの方の愛が強かった
音楽と(ピアノの音やバックに流れる曲)景色がよくて
季節が夏だったこともあって水で遊ぶシーンが多い
女性と恋するよりはるかに魅力的なオリヴァー
大人なオリヴァーの振る舞い方に甘えたくなるエリオ
エリオの未熟さとオリヴァーの包み込む優しさが男同士の恋愛でも一陣の涼やかな風が吹き抜ける
エリオの表情が柔らかで女性の顔のよう
一時の流行り病なのか卒業出来るのか
……そこはわからない
自分の正直な気持ち
その気持ちを
大切に… してほしい
何年後かに
…再会した二人を見てみたい
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