君の名前で僕を呼んでのレビュー・感想・評価
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新星ティモシー・シャラメは息を呑むほど美しい
新星ティモシー・シャラメは息を呑むほど美しく、繊細。アーミー・ハマーとの掛け合いも瑞々しく、官能的。スクリーンに映るもの全てが美しく、流麗な音楽、シーンからシーンへ飛び跳ねるような編集も見事。紛れもない傑作だろう。でもこれは「俺の映画」じゃないよなあ… どこまでもおとぎ話のようにしか思えず、トム・ヨークじゃないのに"I don't belong here"と歌ってしまいそうだった。とか言いながら、ラストカットのティモシー・シャラメの演技というか表情があまりにも凄過ぎて、最終的には素晴らしい以外の感想は出てこないというのが正直なところ。これは必見 劇中何度も登場するハエ。最初はティモシー・シャラメのチンコに留まり、ラストカットにさえ登場する。しかもしっかり羽音を立てながら。あれはどういう演出なんだろう?プロの評論家さん、早く教えてください! マイケル・スタールバーグの長ゼリフが本作のテーマを全て語っていた。これ多分、原作者と脚本家の心の叫びなんだろうなと思った。「心のままに生きろ」と 「君の名前で僕を呼んで/僕の名前で君を呼ぶ」とはやっぱり『太陽がいっぱい』がルーツなんだろうか?つまりアラン・ドロンがモーリス・ロネの服を着て鏡の中に映る自分にキスをしたような、「手に入らないものを自分のものにしたい」「愛するものに成り代わりたい」という願望の表れ?
こんなに美しい恋人たちがいるだろうか
ティモシー君の演技が素晴らしい! アーミーハマーが魅力的で、エリオの気持ちになって恋してたので、映画を見終わったあとはしばらく立ち直れなかった。父親の言葉がほんとうに響いた。
とても美しい映画
風景もストーリーも音楽もとても美しい映画でした。ラブストーリーがあんまり得意ではないのですがずっと集中してみることが出来ました。ご両親が素敵です。お父さんの台詞も素敵でした。あとお父さんがシェイプオブウォーターのあの博士だと後でわかってびっくりしました。 主人公を見てると恋をするとあーいう行動してしまうよねあるあるのオンパレードで初々しい気持ちになりました。 後日、吹替版も鑑賞してきました。映像が美しいので絵をちゃんと見たい時には吹替もオススメ。声優さん達の声も合ってて素晴らしかったです。
全てが美しい、桃さえも。
世の中が汚いものばかりなので、余計にキラキラして見えました。 人を好きになる気持ちを、パパさんが息子に諭している姿も胸を打ちます。 でも、そこまでが長い。環境ビデオっぽくて気持ちよく寝られました。 あと、腐女子が期待するほど濡れ場は無いです。
美し過ぎる少年
ティーンエイジャーの多感な年頃にどんな大人に出会ってどんな感情を抱くのかはとても重要。特にひと夏の…となるとより印象的になる。 人間的に惹かれるのに性別は関係ない。ホントそう。でも人生経験が少ないからこそ、それが恋なのか愛なのか情欲なのか、その辺りがぐっちゃぐちゃに混ざり合う。 エリオの心の中のさまざまな感情のカオスがとてもよく表れていた。あの複雑さをきちんと演じられるティモシー・シャラメはすごい俳優さんなんだと確信(*´ω`*) オリバーは… 男性の膝出しショーパン(特に+くるぶしソックス)ルックは個人的にはとっても苦手。そんな格好ばかりだったから感情移入がなかなか出来なかった。そのうえで感じたことだから感情移入してれば見方は変わったのかもしれないけれど、エリオと彼の両親に比べて1人だけ子供だなと思わせる役どころ。でも映画のエッセンス的には必須かな。 とゎいぇ、彼が何度か披露するあのダンスはファッションセンスとともに頂けなかった(^◇^;) エリオとオリバーにマルシア、みんなとにかく美しかった✨ エリオパパのキュートさはロビン・ウィリアムズを思い出させた。 エリオママ、あり得ないほどクール。 全体的にフランソワーズ・サガンの『悲しみよこんにちは』の明るいバージョンのような印象を受けた。
美しく、切ない映画。
北イタリアの田舎。美しかった。ただ美しいだけじゃなく、映像からの切なさの漂わせ方が凄かった。エリオ少年の演技には脱帽。美しいだけじゃない、上手い俳優さんだと思う。特に、最後のお父さんの語り〜エンドロールまでのシーンは秀逸でした。
面白かった
身体は子どもから脱しつつ、知恵も付きつつ、でもその心は未だ混じりっ気無く「善良」。スクリーンに映っている間中常に、気持ちの揺れ動きが自然とこちらに伝わってくるような主人公が凄かった。そして主人公の女友達たちがとても良くて、彼女たちのこともずっと応援しながら見ていた。 デカいスクリーンかつ音響の良い劇場で見られたのも良かった。
映画を知り尽くした人間が書く脚本の底力に感服、そして監督含めスタッ...
映画を知り尽くした人間が書く脚本の底力に感服、そして監督含めスタッフがその土地に流れる空気をフィルムに焼き付け劇場に届けてくれた事に感謝する。
人間が「ズルくない」からつまらない。
サービスデーに都心は満席だったので少し遠い立川シネマシティまで足を運ぶ。 確かに美しい。美しい男、美しい景色、美しい音楽。 美しい。 だがそれだけだ。 何度も寝そうになった。 この映画が現代で評価される理由もわかる気がする(テーマ的にも)が、はっきり言って面白くはない。 眠い!だるい!映画館が寒い!←関係ない 誤解しないで頂きたいのは僕自身別にアベンジャーズのような映画が好きなわけではないのだ。 ムーンライトや是枝裕和監督の静かな映画が大好物である。 でもつまらなかった。 上に挙げた作品と何が違うのか。 何故つまらないのか。 やはり演出と脚本の問題。 淡々とした中に普遍的な孤独感を描くわけでもなく、人間関係のヒリヒリとしたものがあるわけでもなく、今作は裕福な暮らしの中でセックスしてるだけに見えてしまうのだ。 いや。別に金持ちに嫉妬している訳では無い。 断じてない! 心底どうでもいいと思えてしまうのだ。 論理的に分析すれば主演二人の恋の障害は 1.同性愛であること 2.夏の終わりにオリバーが去ってしまうこと だけである。 他にはない。 周りも理解があるし、人間関係がもつれるわけでもない。 しかもオリバーも割とすんなり受け入れる。「初めて見た時から好きだったよ~」とか甘い言葉を吐き。 心底どうでもいい。 とここで思ってしまう。 やるにしても長い。30分でいい。 景色も綺麗だが見るのも家でいい。 引きのショットが少ないから映画館で見る満足感が薄い。 別に障害を多くしろと言っているわけではないぞ! もうこの映画がつまらない理由を一言で言おう。 出てくる人間が 「ズルくない」 のだ。 だから面白くない。 やっちゃった女に「私は彼女なの?」とか言われるシーンくらいだ。 人のズルさを感じるのは。演出が圧倒的に弱い。 しかし、言っちゃうとそういうものがイタリア的な映画なのかもしれない。 「美しい」というところだけにフォーカスする。 名作と云われている「ニューシネマパラダイス」も全然いいと思わなかったので 自分にはイタリア的な映画は合わないと思った。 ではまたね~!
すべてが美しい
人を愛するがゆえに通らなければならない痛み、切なさ、困惑、愛おしさ、など色々な感情が見事に表現されています。映像、音楽、演技すべて見事です。映画を見た後しばらく失恋したような感覚が続きました。ほんとにほんとに素晴らしいです!
~ネタバレあります~ めちゃくちゃ美しくて瑞々しくて、心洗われるよ...
~ネタバレあります~ めちゃくちゃ美しくて瑞々しくて、心洗われるような映像の中、ふいに見える「別れの予感」がとても切なくて涙が出た。庭に生えた、フルーツ畑の演出が、二人の関係の中の、はじける様な愛の瑞々しさとか美しさを助長させてて、そのせいでなおさら切なさも際立って、すごい心を締め付けられた。 オリヴァーが決まり文句の様に口にする「後で」という言葉の一方で、エリオとの会話の中にだけ出てくる、お互いに口にしあう「今すぐに」という言葉も、なんかかわいくて初々しくて、でもどっかで、「限られた時間」っていうものを感じさせられた。 男同士であることに苦悩しながらも、どこまでも普遍的な、男女の恋愛となんら遜色のない愛情を持ち合う一方で、「君の名前で僕を呼んで(Call me by your name)」っていう、二人だけの、誰にも侵すことのできない関係性が、とにかく美しくて、尊くて、切なくて、苦しくて、でもやっぱ美しくて、とにかく胸が締め付けられた。 「OLIVER」の名前の中には「ELIO」がおるんやなあ~とか思ったら、なんか余計に胸が痛くて。 でもこの映画の素晴らしいところは、どれだけ切なくてほろ苦い結末を迎えた出会いであっても、2人も、その周りも、オリヴァーとエリオの出会いを喜んで、肯定して、大切にしとるところ。いつか再開した二人が、またお互いをお互いの名前で呼びう未来があったら、想像するだけで涙がでる。 は~、とにかくしばらく抜け出せそうにない。もう一回見に行こ。 音楽も最高によかった。サントラ絶対買お。ので
お父さんの言葉に感服
旅行雑誌とかに「行ってみたいこんな避暑地」みたいな見出しで載ってそうな場所、しかもイケメン付き。最高w 最高なんだけれども人様の恋愛模様を、ただただひたすらに見せつけられボーと鑑賞してしまった。 が、しかし! ボーとしてたところでお父さんの言葉。一瞬にして素晴らしい映画になっちまった!そしてラストのなんともいえない表情… やられた!!
一生に一度の人
17歳のエリオと夏の間の6週間屋敷に滞在する大学院生で魅力的な24歳のオリバー。 年頃の若い男の子らしく、ガールフレンドも出来るのに、それでもオリバーの行動が気になり、彼への想いを募らしていく。 北イタリアの美しく長閑な風景と、登場人物がみな善良な人々。 脚本は、「モーリス」のジェームズ・アイヴォリーと「胸騒ぎのシチリア」の監督ルカ・グァダニーノなので、その2作の美しさや雰囲気が見事に合わさった感じです。 オリバーが去った後に悲しみに暮れるエリオにエリオの父が、語る言葉が胸をうちます。 一生に一度の忘れられない愛。けれど誰もが必ずしも出会えるとは限らない。 続編も作成予定との事ですが、やはりこの手のストーリーは、「モーリス」や「ブロークバックマウンテン」もそうですが、若く美しい男性2人で生々しい表現ではないから、受け入れやすいものなのでしょうね。
エリオが可愛い。 甘えている時とかすごく可愛い。 想い合っているの...
エリオが可愛い。 甘えている時とかすごく可愛い。 想い合っているのに、 一夏で離れ離れになってしまう悲しみ。 エリオが泣いている時、一緒に泣いてしまった。
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