「ストレスにも色がある」さよなら、僕のマンハッタン shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
ストレスにも色がある
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映画「さよなら、僕のマンハッタン」(マーク・ウェブ監督)から。
物語中、2度繰り返される台詞が2つあった。
1つは「最良のものは信念を失い、最悪ものが活気づく」
もう1つは「窓を見つけて飛び出せ」
前の方は「イエーツの詩」の一部として紹介され、
後ろの方は「不思議な中年男性」からの助言として・・。
しかし後日、この作品を思い出すには、インパクトが弱く、
他のメモを再検討したら、こんな台詞が浮かび上がった。
冒頭、隣人の不思議な中年男性が、主人公に話しかけるシーン。
顔を覗きながら「ストレスにも色がある。
仕事絡みより明るく、病気よりも柔らかな色だ」
同じ「悩み」にも「ストレス」にも、いろいろ種類があり、
この表現の裏を返せば、
「仕事絡みのストレスは、もう少し暗い表情になり、
病気がらみのストレスなら、もう少し硬い表情になる」となる。
なんとなくだけど、なるほどなぁ・・と思ったので、
この一言を選んでみた。
今の世の中、ストレスが溜まって病気になる人は多い。
しかし、そのストレスの原因を口にしたくない場合もある。
その時、顔の表情で何のストレスが原因か診断できれば、
その治療も的確に施しやすいだろうから。
精神科医の皆さん、是非、学んでください。(笑)
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