「ジョハンナの真意」さよなら、僕のマンハッタン あんこさんの映画レビュー(感想・評価)
ジョハンナの真意
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トーマスが最初はヒョロヒョロのオタクっぽかったのに、最後のシーンではがっしりとした大人になっていて、経験に磨かれたんだなって感じでした。ジョハンナが、再婚して幸せになれると思っていない、ジュディスが偽りの結婚から解放される、イーサンを愛している、と、なんだかスジが通らない事を言うので、追い詰められてキレてるのかと思ったけど、真相を知った後は、すべて矛盾ない話だったんだなと分かり、そしてきっと、イーサンを愛しているのも本当だったんだなと感じて少し寂しくなりました。25年前に始まってしまった、長い長い悲しみをはらんだ物語は一つおわり、新しい幸せな物語が始まったけれど、終わった物語もまた、幸せな瞬間があって、少なくとも、トーマスを生み出して大人にする大仕事はやり遂げた。終わってしまった事が、孤独に残された人がいる事が、少し寂しい。
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