劇場公開日 2018年4月14日

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「センス溢れるNYへのラブレター。ほろ苦く爽やか。」さよなら、僕のマンハッタン moefさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5センス溢れるNYへのラブレター。ほろ苦く爽やか。

2018年4月13日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

楽しい

知的

『(500)日のサマー』マーク・ウェブ監督の新作!本作も音楽サイモン&ガーファンクル「ニューヨークの少年」始め、センス溢れる音楽が印象的に使われている。NYの街並みが素敵で行ってみたくなる。

物語は、恋や人生に悩む青年の、爽やかで心あたたまる青春ストーリー。だけど、振り返ってよく考えればとても重層的なスルメ映画。

"いまや退屈になってしまったニューヨーク"を主人公に重ね合わせて、失われた魂(ソウル)を取り戻す寓話として描かれていたり。
息子が父を乗り越え、人として新たな関係を築く(=大人になる)話であったり。
映画全体が、文学のように凝縮されたセリフで構成されていたり。
アメリカンニューシネマや、60-80年代のNYカルチャーへのリスペクトもふんだんに盛り込まれているようだし。

ウェブ監督の青春映画がやはり好き。これくらいの規模で撮り続けて欲しい!

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moef