ローマンという名の男 信念の行方のレビュー・感想・評価
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新鮮で真っ当。
ブルドック
なんかもの悲しくなる内容だが、勇気や信念も伝わってくる
ただただ、デンゼルワシントンの役作り、気迫に圧倒される。
法廷シーンが好きなので、やりとりを楽しみにしてたけどほぼ無かった(笑)
まあ物語的には当然なんだけど、、。
人権弁護士。もちろん理解はできるのだが、報酬も適切な額がもらえず慈善事業でもあるまいし、前へと突き進む信念はどこからくるのか?
先日6000万を寄付した匿名の男性、コロナ禍での不安や辛さの中でそんなにも人を思いやれるのだろうか?
たぶん自分は10億手元にあっても同じ行動はできない。
寄付した男性は小学生の時から貯めたお金だそうだが、どうかお金に 不自由のない生活をしている事を願う(余計なお世話だが)
評価からはそれたが、その信念を持った男が裏方から表舞台に出るのだが、口下手でありロビーの動きもイマイチ、そこが人間臭くてまた良い。しかもデンゼルのジョークがクスリとさせられる(笑)
能力や記憶力は抜群であるが、個人的には少し発達障害があるのかもと思った。(出産時に鉗子で摘出等)
また能力のある人や頑張っている人(少し抽象的ではあるが、、、)がしっかりと正当な評価がされないのは日本と似た側面があり全ての人にスポットを当てるのは不可能でもこのようなケースがあると非常に悲しく感じる。
もう少し向かう方向が違えばと考えてしまう。
まあラストにつれて少しずつ変化するコリンファレルが次なる希望、勇気を与えてくれる内容ではあった。
デンゼル・ワシントン迫真の演技ですが・・・
記憶力抜群でプライドも高いが、ピントがずれていて偏狭で評価されない主人公。大手弁護士事務所に移籍とNGO法人のサポートを機会に、仕事と人間関係に変化が訪れて・・・というストーリー。
デンゼル・ワシントン主演の法廷物ということもあり、鑑賞しようとしたのですが・・・
一本気で不器用(いわゆる適応障害?)。そして金銭的な利益より正義を信奉する主人公。その彼がその不器用さから非難される様を見るのは正直辛いものがありました。
ただ、デンゼル・ワシントンの演技は素晴らしく、今までにないタイプの人物を見事に演じていました。
いろいろ込みで中身のある映画
熱のある演技、やっぱりそこに目が行ってしまう作品。何十年も法に埋もれて生きた人間、をいかに表現するか、みなり風体言動までディティールにこだわって演じたのが伝わってくる。デンゼルのその旁らコリンファレルも締まりのある演技をしている。
そこはよしとする。
信念を持ち続けた男が一度はそれを捨てる、そこを描くわけで実のところ物悲しい内容ではある。その転換が数日の出来事として描かれるので、展開が早急な印象。人生の半分以上で揺るぎなかった信念が一連の出来事で果たして崩れるのか、説得力に欠けるような。。
とか言いつつ、非常に共感したりもした。ちょっとしたずれのせいで、あとはどんどん逸れていってしまう、そんなことって、ある。しかし、結局は回帰してしまう(しようとする)。
とか、いろいろ込みで中身のある映画。
久しぶりに観たかっこいい映画
ビデオの質がわるく大切な箇所、主人公ローマンが公民権運動のアクティビストたちの前で講演するところ)が見られなかった。もう一度見る予定。
この映画はローマンといううだつが上がらない(公民権運動の弁護士だが、弁護に立つ弁護士でなく、パラリーガルっぽい役割の弁護士)が、おそろしく頭の切れる弁護士とそれに関わる人々の移り変わる心理(主観だがはっきり言って人間の心を持っていく)がよくわかる映画。だれでも、人間はまちがったことをしてしまうときがある、それをどう解決するかも大切になってくるし、人は外見だけでなく、中身であるが、それを見極めていくまでのローマンのボス、ジョージのこころの動きが、言葉より、かれの、表情や態度からからよく読み取れる。 言葉のほうでも、ジョージはローマンと友達になっていくように感じた。
また、ローマン(デンゼルワシントン)とジョージ(コリンファレル)の対照的な二人が交わす会話が印象的。
個人的な問題点は法定用語、弁護士専門用語などだ。どっからこれらの言葉が出てきたのか、法廷映画は大好きだが、この映画の法廷用語が理解できなかったから、もう一度見るべきだ。 ローマンは時代錯誤している役割だし、それにアスパルガーや自閉症っぽい役割もしているので、彼の感覚で彼の言葉を理解するのが難しかった。
それに比べると、ジョージはストレートに言葉を使うし、明らかに、よく見かけるアメリカの優秀な金持ち弁護士役だから、ローマンに比べてわかりやすかった。
結局は金欠病が・・・
ESC.とは元は騎士志願者を指していたが、弁護士の多くは敬称として用いるそうだ。このエスクが終盤にはエスケープの意味に変わることなど予想すらできなかった。一見して、ボサボサ頭で風采が上がらず、いつもヘッドホンで音楽を聴いているという、とても弁護士とは思えない男が主人公だ。
ローマン・J・イズラエルはかつての黒人公民権運動の影響を受け、弁護料が安くても主に刑事事件の人権派弁護士として闘ってきた。とはいえ、法律事務所を細々と経営するウィリアムの完全なる裏方であり、法廷に立つこともなく人と喋るのも苦手な弁護士。しかし、記憶力だけは抜群によく、ウィリアムが倒れてからは、大手の事務所オーナー、ジョージ(コリン・ファレル)にスカウトされる。しかも週給500ドルという、弁護士としては低賃金で・・・
早速受け持った案件はデレルという黒人男性がアルメニア人店員を銃殺したという事件。主犯のギャングの一員カーター・ジョンソンは捕まっておらず、彼がそのまま共犯として終身刑は免れない状況だった。しかし、デレルはカーターの居場所をローマンだけに伝え、減刑してもらうよう懇願する。証人保護プログラム付きで。
ボランティアで抗議運動を教えているマヤと出会ったローマン。自分の信念である弱者救済と意見が合致し、気を許すようになる。ローマンには7年間温めている、司法取引に関する集団訴訟を計画していたのだった。もちろん新しい職場では拝金主義が基本であるため、金にならない訴訟は扱っていないという設定だ。
長年、金にならない人権派弁護士を務めていただけにいつも金欠病のローマン。ある時、アルメニア人殺害の懸賞金が10万ドルだということを知り、弁護士の守秘義務を放棄してこっそり親族に主犯のカーターの居場所を教えるのだ。魔が差してしまったローマン。それでも大金を得て週末に豪遊。このまま普通に暮らしていけると思ったら、秘密を教えてくれたデレルが刺殺されるという事件が起きた。そして新たに指名を受けて拘置所に向かうと、その被疑者がカーター本人だっというわけだ・・・愕然。
もうここからは真面目に生きてきたローマンの人生が破滅に向かうだけ。もう逃げることしか頭になく、すれ違う車がすべて自分を殺しにきたギャングだと被害妄想に陥ってしまう。自虐的、堕落的、ネガティブな感情を一気に背負い、ついには自分で自分を告発する方向に考えがまとまり、原告=被告=弁護人という驚くべき行動に出るのだった・・・
ガーン!とショックを受ける雰囲気を音をこもらす手法で表現し、これがiPodを手放せない彼の性質に見事にフィットする。「車を盗んでも罪に問われない場合がある。それは危機を回避するとき」などと雄弁さも、単に金欲しさに罪を犯してしまっては言い訳が立たない。そんな男の結末も〇〇〇だったが、コリン・ファレルの取った行動がカッコよくて痺れた!
ちょっと切ないです
ワシントンのすばらしい演技
真面目
Roman J. Israel, Esq.
パンチに欠ける映画
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