移動都市 モータル・エンジンのレビュー・感想・評価
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ジブリ好き!?
久しぶりに眠くならなかった映画でした。皆さんのコメントにもあるように、ジブリ満載でラピュタがでてきた時には思わず笑ってしまいましたが、それも含めて好感の持てる作品でした。アンドロイドのシュライクには愛があり、人のサディアスには愛がないという、皮肉な展開も途中から読めたとはいえ、ありだったのではないでしょうか。退屈しない良い映画でした。
外見だけは綺麗な作品
原作は「移動都市」という小説で、天空の城ラピュタに近いSFファンタジーだそうです。
予告編とか話の内容を観た感じでは「ジブリ」っぽいなと思いました。
脚本は「ロードオブザリング」のピーター・ジャクソンで、
都市が「ハウルの動く城」のように移動する設定で予告編の映像も格好良かったのですが…。
率直な感想言うと、
外見が綺麗なだけで中身が雑な映画でした。
さっきも話した通り、映像はなかなか綺麗でした。
少しゲームっぽい所はありましたが、出てくる都市の背景それぞれが美しく見ごたえがありました。
また、都市が機械で動く所もかなり緻密に描かれていて格好良かったしワクワク感が湧き出てきました。
また、音楽も重厚で美しいサウンドです。
調べたら「怒りのデスロード」の人らしいのですが、結構効果的でした。
印象に残ったのはそれくらいです。
肝心なストーリーは二転三転しながら終始置いてきぼりですし、誰一人として興味深いキャラクターはいませんでした。
都市のデザインは格好良いとは言ったものの、次から次へと新しい街が出てきたりしてるので理解が追い付かないですし、そもそも世界設定がどうなっているのかも把握しづらいです。
ストーリー展開も無駄が多いです。
主人公とヒロインがあっち行ってこっち行ってとやってるのですが、半分くらい必要の無い展開だったと思います。
登場人物も多く登場するのですが、それも必要の無いキャラクター達が多く、本当に無駄ばかりです。
また、ある所でメインの男の方が外に出たかったと言っているシーンがあるのですが、何故外に出たいのかが解らないです。
「天空の城ラピュタ」のパズーはちゃんとラピュタに行きたい動機もあるし叶えてほしいと思えます。
でもこの男の子は動機もよく解らないし、正直どうでも良くなってしまいます。
少し愚痴が多くなってしまいましたが、「大嫌い」という程ではありません。
バトルシーンは迫力ありますし、飛行機のデザインとかも観ていて楽しかったのでそこまで退屈はしませんが、それ以外が正直どうでも良い作品でした。
(余談)
観る前は興味をそそられる作品ですが、興行は赤字だそうです。
無理もありません。
だって全然面白くないもん(笑)
酷評注意
何の為に誰と誰が戦ってるか、肝心の部分が最後まで分からなかった。2時間が4時間に感じるくらいのっぺりした展開・・・。物語の中の時間経過も不明で没入感・感情移入ゼロ。恐らく結構な短期間の出来事だと思われますが、こんな短時間で大した事してないのに愛してるとか突然言われても…。よく知らない人を何故命がけで助けたり協力したりするかも意図不明。定期的にSASUKE的なダンジョンが出て来ますが全く盛り上がらないしドタバタしてるだけです。
カッコ良い風の女性リーダーやその仲間のアウトロー達の登場に一瞬期待しますが、結局それも盛り上がらない。なんちゃってジブリのようなシーンが続き終始微妙。映像は見応えあるところもありますが、一辺倒なのですぐ飽きます。
本当に何故みんなでそんな必死で命賭けてるのか謎のまま終わりました・・・なんだったんだ…。
新鮮な設定でした。
トータルでは3.4と低評価にも関わらず、個人的に大手シネコンを占めるマーベル系&DC系にやや辟易していたので、この設定は新鮮でした。
たしかにジブリの影響を受けた世界感だし、移動都市を攻撃する場面はヤマトっぽいです。ですがヒロインの意外性もあるし、少なくとも実写としては新鮮な展開だし、ありきたりなクライマックスを差し引いても、とても楽しめた世界観でした。
引っかかるのは、西洋VS東洋の構図で、あの壁はまさに万里の長城、中ににいた戦士はみんなアジア系という、けっこう露骨な地政学図が描かれていて、なぜか犬死する西洋のパイロットの名前は日本人っぽいというオマケ付き。この
「世界は中国を中心にまとまる」
とい結論は、どんだけ中国資本の援助を受けて製作したのわよ?と思わなくもなく、そこを差し引いて4.5でしょうか。
世界観よし、映像よし、何か足りない
サイバーパンク的な移動都市のメカ、飛行船、空中都市、ターミネーター的サイボーグ、この世界観が見事に映像化されていて、感動すら覚えます。
なぜ移動都市なのかとか、移動都市を動かす動力が何であるかととかの説明がないのは、まだいいとしても、ストーリーがチグハグで主人公に感情移入ができない。復活者シュライクが絶対悪のような登場をさせておいて、唐突に人間性を取り戻したりしても見ている方の感情がついていきません。
脚本が良ければ、大好きな映画になったのに惜しい。
なんでこんなにレビュー悪いの?
最初に予告編観てから随分経って、やっと公開した!と思ったら公開劇場少な過ぎ!しかも行きつけのユナイテッドシネマでやってなく、Tジョイ博多に行って、スクリーン小さ過ぎ!
そしてこのレビュー見て評判悪過ぎ!
なんだかストーリーがどうだとかほんと考える人多いけど、こういうSFな物語にそんなストーリーの話とか物語の奥深さとか求めないでほしい。
私はこういう冒険活劇物語大好きです。
ハッピーエンドで後味も良くとてもスッキリして帰りました。
満足しました。
The predator city from west. ラノベかな?
「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンが製作脚本、ピージャクの愛弟子クリスチャン・リヴァーズが監督と聞いたら面白そう!っとなるわけですが、アメリカでは大コケしたとの噂で、それでも「こういう映画は映画館で観ないと絶対面白くないよなぁ」っと思い、警戒しながら観に行ったのですが・・・うん、言われる程悪くない。でも、どうして都市は移動してんの?
移動都市のビジュアルは物凄い物がありました。良く作ってるなってホント感心したんですよ。でも、根本的に都市が移動する必然性がわからないんですよね。「都市が移動してる所を見せるビジュアルの為に移動させました」的な感じで、何故移動するのかは良くわからんというのが正直な感想です。だって最後の壁の街の人達は普通に地面に住んでましたしね。あれは正にちゃぶ台返しというものではなかろうか?
移動都市のシーンにしても空中都市のシーンにしてもビジュアルは一級品だっただけに、ストーリーが伴ってないのがとても残念でした。映像を楽しむ作品なので何も考えないで観ようとしてても、あまりに話が変だと気になってしまいます。どうした?ピージャク?原作を読めばもう少しつじつまがあって来るのでしょうか?うーん、なんとも惜しい作品です。
ジブリ感!
予告を見て「ハウルの動く城」!?と思って気になっていた一本。
P・ジャクソン監督のストーリーボードを描いていたクリスチャン・リバースの初監督作品はいかに。
60分間で現代社会が崩壊した1000年後の世界。人々は移動都市に住んでおり、移動都市同士、文字通り食うか食われるかの戦いをしている。
移動都市ロンドンに住むトムは権力者の史学ギルド長サディアス・ヴァレンタインが刺さるところを目撃してしまったためにサディアスを刺した少女へスターと共に沼地を彷徨うはめに…
映像とストーリーでラピュタ40%、オープニングナウシカ15%、世界観と音楽とオーストラリア繋がりでマッドマックス35%、あるキャラクターでターミネーター10%、有名なシーンを思い出したのでタイタニック2%。
決してつまらなくは無いけれど、映像にもストリーにも作家性が感じられなかった。
つまらなくはない
「巨大移動都市ロンドンはほかの小さな都市を捕食し成長しながら支配を拡大していた」という意味不明なあらすじで興味を持って観に行く。でも都市が都市を捕食するのは最初の10分くらいで後は普通のアクション。
設定や世界観の説明もそこそこにいきなり話が始まる。混乱も特にないし誰が誰を倒したいのかわかりやすいから良いのかもしれないが、少し戸惑う。あとフォンとかまあまあメインのキャラクターでも余り設定が感じられなくて愛着がわかないし、結構キャラ立ってたシュライクは何かふんわりした理由で死ぬし(愛していたら何なんだ)。
「歴史にしてやる」って決め台詞だけは気に入ってる。
世界観が良いだけに
世界観が良いだけにもったいない。
掘り下げようと思えばいくらでも掘り下げられそうな題材なのに、よくある戦争モノ捻って都市要素いれてみました程度に終わってしまい残念。ただバトル、人間ドラマ、映像美…そういうのを主に期待した人には良いかも。一方「都市」っていうところに惹かれて観た人は消化不良に感じると思う。
良いとこ
・個人的には前半30分までの、移動都市での生活、都市の飲み込み方(物理)、南部都市の奴隷オークション、博物館に飾られてた割れたスマホと「アメリカ古代の神々(笑)」がピーク。こういう都市っぽさは堪らん。
・ロンドンの市民も反移動都市の市民も同じように戦争に熱狂してたところ。(反「移動」であって反戦ではない)指名手配されてたアナ?も最後まで倫理観で戦ったわけではなく。どっちかが戦争反対だったら勧善懲悪モノに落ちてたかも。
・女主人公と男主人公がキスしなかったところ。キスはそう意図せずとも性的になるからな……盛り上がるからってぶちこんだらラブコメに落ちてた。
・量子爆弾の爆発描写。実際ああなるかは知らないけど
気になるところ
・女主人公を育てた人造人間的な奴とかそいつらはこの世界でどういう位置付けなのか(自分が見落としたのかな?)
・南部都市はなんであんな荒廃してんのか。
やっぱりここでも世界観の掘り下げ不足が心残りとして出てくるなあ。
つっこみどころ
・女主人公の育ての親ロボの「(物語上)重要なペンダント渡す役」感。この役やるために脚本家に嫉妬深+癇癪持ちロボにされたって意味で可哀想な子だった。母親死んでからどう育ったの?っていう穴も埋められる便利な子……。まあもしこのロボがずっとペンダント預かってなかったら、もっと早く気づけば戦い止められたじゃねえか!ヒロインの無能!ってなってたので大事な役ではある。
・制作側はアナ?(反移動の指名手配されてた赤服)をよほど気に入っていたのかな。しっかし心の強さで死を恐れない有能キャラは死ぬよな!まるでストーリー上死ぬのが正しいけど、勿体ない良いキャラだから死を恐れない設定にしたみたいだ!男主人公とスキル(操縦)が被ってる時点で死亡フラグはすごい立ってたけどね。
・爆弾ストップのパスワードがガバガバ?一回クリアした数字は次間違えてもそのままのタイプだった?サマーウ◯ーズであれ!なんかヒントとかあったのかな、でも特に言及されず。
・男主人公は女主人公と共に行動すると一気にクソ無能になる。一方、火花散る中で巨大チェーンソーをくぐりぬけるなどの逞しさも見せる。
・男主人公の動機がずっと不明瞭。最後に風の行くまま空の旅しようとか急に言い出すし。
・1000年後のファッションあんま今とかわんねえ~
つぶやき
・遊牧民族どうしてんだろ?
・日本人俳優って出ないな~いたらおもろそう
・人以外の動物はどこ
最後に
ロンドンの人が観たらどう感じるのか気になる。やっぱだいぶ印象違うでしょうね。
移動都市
観てきました。移動都市。
予告から面白そうだなーと感じ期待してたのですが私的にはイマイチだったかも。
話の目的がよくわからなかった。(私の理解力がないのもあるが)
全体的にキャラが薄いなーと。あと、ジブリ映画を連想させられるなと。
映像は綺麗でちょいちょいはいってくるネタ要素も面白いのだが、話がもうちょいまとまればなと感じました。
※批評には個人の価値観があります。
※スマホ操作やめてください。
2019-25
ハウルの動くライオンズマンション。
オスカー作品公開タイミングと、埼玉や有田に隠れて、大作なのにあんま注目されてないような気がするかわいそうな作品。
評判もあまりよろしくないけど、実は楽しみにしておりました。
そしてかなり楽しみました。
パクリとインスパイアの違いはわかりません。
だからこの作品見て、ジブリのパクりやんっていう意見も、ジブリにかなりインスパイアされてるって意見もどっちも正しいと思う。
私にはどっちかわかりません。
なぜロンドンにしたのかわからないくらいロンドンっぽさはない。
ターミネーターも出てくるし。「泣いてるのか?」と言うセリフまで…これ狙ってる?
始まってすぐにドラマが始まり、そこからも様々なドラマがあって、映像も凝っていますが、ストーリーも意外と(失礼)壮大。
1000年以上先の未来なのにノスタルジーを感じさせる街並みとか、親や愛という普遍的なテーマなのが好みでした。
このテイストなら、ミニオンネタいらなかったかなぁと。好きですが。
あとアナさんがかっこよすぎて、主人公を完全に喰ってた。
この方、声がとても綺麗でずっと聞いていたかったです。
ジブリの世界観でターミネーター出てきてくれないかなぁと思ってる方や、
ライオンズマンションに住みたい方におすすめします。
良い物と足りない物と余分な物が多々アリでかなり惜しい!
でっかい都市が動く!と言うのは何処か中二病な感じがしても、「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンが製作していて、雲を切り裂く工場萌え的な無機質な造型美と主人公のヘスターのビジュアルにワクワクして、鑑賞しました。
で、感想はと言うと…惜しい!
面白いのに何か足りなくて、何か盛り込み過ぎ。
巨大都市ロンドンの進行を食い止め、母親の敵となる男の野望を打ち砕く!
大筋のストーリーにいろんな物を肉付けし過ぎてて、芯がブレてる感じ。
オープニングから巨大都市ロンドンが動くのは圧倒されます。
都市と言うよりも巨大な生物みたいで、他の移動都市を飲み込んでいく様は何処かそら恐ろしい。
それに対抗するヘスターがクールでカッコいい!
そして、古代アメリカの神としてミニオンズが出て来たのには笑いました♪
頭からいきなりハイテンションでぶちかまして良い感じで始まったのに…
本筋以外にいろんなのがてんこ盛り。
シュライクの件なんかもそうだし、アナと空賊団なんかもスターウォーズみたいになってる。
いろんな物を盛り込んで、広げ過ぎてる感じで中盤ぐらいから中弛みな感じがするし、特に中心となる移動都市ロンドンの魅力と出番が序盤以降は薄いんですよね。
量子エネルギー砲「メデューサ」が最終兵器になるのは分かるけど、もっと巨大移動都市ロンドンの迫力を全面に押し出しても良かったのではないかなと。
また、へスターがクールでカッコいいのに中盤から段々女の子の部分が出てきて、途中からアナに食われて、主人公はどっち?な感じ。
もう少しヘスターの出番と言うか活躍を盛り込んでも良かったのではないかなと。
また、結構説明無しのいきなりな事が多くて、なかなか付いていけない部分も多々あります。
あと、長い! エンドロールも長いなぁw
他の人も書かれている様にジブリと言うか、ジャパニメーションの影響はありあり。
ジブリで言えば、「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「紅の豚」「ハウルの動く城」で、ジブリ以外なら「進撃の巨人」なんかの要素もちらほら。
空賊団とロンドンの戦いなんて、スターウォーズのエピソードⅣのクライマックスを連想します。他にもいろんな作品からの影響と日本のアニメーション作品の影響は多分にあるかと思います。
また、巨大な都市が動くと言うのは2006年に発表された「鋼殻のレギオス」と言うライトノベル作品が動く都市の話なので、似たり寄ったりの作品からの引用は言い出したりしたら切りがない訳で、ただ、それが悪いとかではなくて、いろんな作品に影響を受ける事やインスピレーション、インスパイアする事はクリエイターなら当たり前な話で、要はいかにその作品の良い所を活かしつつ、オリジナリティにブラッシュアップするかが大事なんですよね。
設定や世界観は結構好きで、押井守監督の「AVALON」に通じるカッコ良さがあります。
もう少し、全体的にスッキリとまとめきれてたら、良くなるのではないかと。
それでも、巨悪な移動都市ロンドンの迫力や世界観はかなりの見応えがあるし、ハマる人にはハマる設定にワクワクもするので気になった方は是非、重い腰を上げて鑑賞してみては如何でしょうか?
移動都市ロンドンの迫力だけでも一見の価値はあるかと思いますよ。
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