ファースト・マンのレビュー・感想・評価
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宇宙飛行士にも苦悩はある!
アポロ11号の月着陸の映画。月着陸が単なる美談ではないということを感じ取れた。ロケットの機体が軋む音がリアル。飛行機乗った時もけっこう音するから、音速の機体は轟音・爆音なんでしょうね。娘の死、税金の無駄遣い批判、練習中の事故などリアルにアームストロングを取り巻く状況が描かれている。
リアリティはあった
誰しもが知っているアポロ11号の話。
何人も犠牲になったりだとか、聞いていたことからのイメージが自分の中にはあり、特にそれを覆すような驚きや感動こそありませんでしたが、
それを映像で観ることで、深みが増しました。
当時のアナログ感や宇宙の壮大さなど、映像がすごい。
面白いかどうかと言われると、評価が難しい。
観たい人が観るべき映画。
人間が宇宙に行くまでに多くの犠牲があった
いろんなレビューでも書かれているけど、映像もだし、映画全体が美しかった。
今は、当たり前に人間が月に行く時代だけど、これまでどれぐらいの人間が犠牲になったんだろうか。。まさに命がけのプロジェクトだけど、それはあんまり語られる部分ではないよね。
この映画は終始少し暗めで華やかな感じじゃないのだけど、なんか人類の偉業を果たすためにその中で戦ったいろんな人たちのヒューマンドラマが描かれていて、すごく観てよかった。
宇宙飛行士、その妻、子どもたち。いやー、いろんな葛藤あるよね。本当に。
なんで人は月に行きたいと思ったんでしょうね。山と同じで「そこにあるから」なのかな?
うん、一気に宇宙映画観たくなった。
デイミアンチャゼル新境地
1960年代を舞台に、実在した最も有名な宇宙飛行士の1人、ニールアームストロングらによる人類初の月面着陸を描いた作品。
「セッション」「ララランド」などの傑作音楽作品を生み出した若き天才デイミアンチャゼルによる伝記作品。
ディミアンチャゼル監督の過去作品とは打って変わって最愛の娘の死や度重なる飛行実験の失敗とそれに伴う友人たちの死などの暗く重い演出でニールアームストロング個人の葛藤や苦悩を描く内容だった。
大学時代からのパートナーだという作曲家のジャスティンハーウィッツの劇伴も作品の雰囲気に合わせ、目立ちすぎず、より一層の重苦しい演出に抜群の組み合わせだった。
ただ静かな作品もあってか、やはり寝てしまった笑。
ララランドの次作ともあって、そういった方向性を期待してしすぎてしまった感もあるが、デイミアンチャゼルの新境地として見れば、今後も期待できると思う。
まーまー。
実話だしね、そんな驚くこともない。星条旗を月に刺す動画とか撮ってなかったっけ?映画には出てこなかったけど。空白の10分間の使い方とかも良かった。観終わった後は家族と本当に月に行ったのか、行ってないのか討論して面白かった。
人類の偉業の裏側の恐怖と勇気!
1970年大阪万博でアポロ12号が持ち帰った月の石を、アメリカ館で何時間も行列して見たのを今でも鮮明に覚えている。確か高校生だった。
本作はその前年1969年のアポロ11号の月面着陸をジェミニ計画から参加したニール・アームストロング船長の目線で克明に描いている。
その当時の宇宙飛行、宇宙遊泳やドッキング、その先にある月面着陸がいかに困難で危険なことだったかを思い出すと、アームストロングの妻や同じ宇宙飛行士仲間たちの葛藤や不安や死の恐怖が画面からひしひしと伝わって来た。
東西冷戦の最中の米ソの宇宙開発競争で米国がいかに無理をして開発を急いでいたか、50年前の記憶が蘇ってきた。
アームストロング船長のジェミニ8号の事故時の異常なまでの沈着冷静な対応ぶりや妻との回線の切断など、開発過程の裏側もよく描かれていると思う。
初めての月面着陸で、月面の状況によっては着陸船の足が月面の砂に深く埋まってしまうのではないかとか、着陸船が転倒したら救出方法はなく100%地球に戻れなくなると言われていた。映画ではそんな場合に備えて米国大統領のメッセージも紹介されていたのが秀逸だった。
ラストの月面着陸の場面は緊張感MAXでハラハラドキドキが止まらなくなった。
人類初の月面着陸という偉業の表面上の華やかさとは真逆のエンディングの隔離室でのアームストロング船長と妻との再開シーンには心が揺さぶられた。
本作は、名作ライトスタッフやアポロ13号とは別テイストのドキュメンタリータッチの素晴らしい映画だと思う。
でも、最後は切ない
「ファースト・マン」実際どうだったかは置いといて、この映画のニール・アームストロング船長はほとんど死人に取り憑かれていて、家族とも向き合わないし、アポロ計画の意義さえ信じて無いし、本来は感動的な月着陸シーンはひたすら虚無だ。そしてそんな映画が嫌いかと聞かれれば、むっちゃ好きです。
静かに戦う男
オープニングからスリル満点で秒速で作品世界へ没入できる。緩急の効いた音楽、切れ味あるエンディング、そして全く境遇の異なる主人公に共感、感情移入してしまう。。これぞ映画!であるわけなのだが、同時にこれらがデイミアン・チャゼルの代名詞でもあり、つまり彼は現代の「映画」を背負ってるのだ。本作は間違いなく彼の最高到達点であり、そして彼はこれからも「やるか、やらないかで、やる方を選んだ人たちの物語」もしくは「安らぎよりも素晴らしいものに気づいてしまった人たちの物語」を作り続けるであろう!
本当の冒険を見るようだ
歴史のイベントを過剰にヒロイック、ドラマティックにしなかった事が逆に本物の冒険を見たように感じた。ドキュメンタリータッチや主観を中心に映像を組み立てていることが臨場感に貢献している。人物のやりとり、芝居の雰囲気、細部まで再現された宇宙旅行の描写などすごくリアルだ。音楽もセンスがいい。派手なスペクタクルとは違う切り口で作品の描く宇宙に引き込まれた。
「セッション」「ラ・ラ・ランド」からのSF映画と、デミアン・チャゼルは才人だ。新作が始動しているそうだが、期待大だ。
ニール・アームストロング船長
1969年にアポロ11号で、人類で初めて月に降り立ったニール・アームストロング船長(ライアン・ゴズリング)の物語。
幼い娘を亡くし、NASAに行くことを決意する。
宇宙開発ではすべてソ連に先行されていたアメリカだが、月面着陸で遂に先行した。
このプロジェクトがとてつもないスケールだったことがよくわかる。
ただ、この船長がとても真面目な方で、冗談も言わないタイプなので、ドラマとしては淡々と進む感じ。
もっと長く見たかった
実話からなので、淡々としつつ、宇宙飛行のリスキーさと人間の心模様か実に上手く表現されている。
できれば、帰還の様子も映して欲しかった。
それと、アームストロング船長の半生ではなく、アポロ11号発着だけのリアルなドラマの映画も見たかった。なので、「アポロ11」を見ようっと。
人類の探求心
ニール・アームストロング船長の月面着陸の物語。
アームストロング船長は驚くほどに冷静で感情をコントロールしていたことが分かった。
空を見上げて、そこにある月に本当に人類が到達したのか…途方もない目標の様に思うがアメリカは一歩一歩課題をクリアし、最後はアームストロング船長が月に降り立った。
あの何もない月の大地に一歩をおろしたアームストロング船長の様子がさりげなく伝わるいい映画でした。
宇宙の魅力と恐ろしさの体感。
ララランドの監督作ということで期待大です。
感想
思ったより抑揚のない静かな映画でした。
話は伝記的な事実を丁寧に語る内容で楽しめましたが、宇宙に行くことがメインで宇宙でのハプニング的なことはあまりありませんでした。
ただ、カメラが主人公目線だったり映像がホンモノぽかったりとリアリティーが凄まじかったです。
総評
伝記的な王道の話で良くも悪くもまぁまあ⁈な作品だった。
実に視点が良い
ロケット発射シーン船内からの視点のみの映像や訓練の映像などFPS視点の描写がリアルで大好き。
宇宙に興味のある方には素晴らしい作品だと思う。
月面部分が少ないとかの声も多いが良くまとめたと思う。
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