劇場公開日 2019年2月8日

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ファースト・マンのレビュー・感想・評価

全371件中、161~180件目を表示

4.5月までの苦難の疑似体験型映画。

2019年2月21日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

イオンシネマ草津にて、父親と一緒に2D字幕版で鑑賞。

「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」との有名な言葉を残した、人類で初めて月に降り立った、アポロ11号の宇宙飛行士ニール・アームストロング船長を、「一人の人間として」彼の半生を描き映画化した作品でした。

ただ、これまでの『セッション』や『ラ・ラ・ランド』といったデイミアン・チャゼル監督の過去の2作品から、エンタメ性や映画的なカタルシスを求めて鑑賞に出向くと、淡々としたドキュメンタリータッチなお話しの起伏の少なさから、やや退屈な作品に感じられたり、眠たくなってしまう観客もお有りの様ですが、この作品は、エンタメ性よりも、宇宙飛行士を主観に捉えた独特なカメラワークによって、死と隣り合わせの恐怖感やコックピット内での圧迫感まで感じ得るかの如く、すごくリアルに再現されていて、彼と共に月面着陸までの過程を追体験するかのような、終始抑えめながらも緊張感が続いていくといった、まさに疑似体験映画にもなっていました。

疑似体験型映画と言えば、あのクリストファー・ノーラン監督の戦争映画『ダンケルク』(2017年)を想起しますが、あちらの方はハンス・ジマー作曲による激しい劇伴と効果音を響き渡せることで、死と隣り合わせの恐怖感を継続的に演出していましたが、こちらの『ファースト・マン』の方は、全くその真逆で、申し訳なさそうなくらいにジャスティン・ハーウィッツ作曲の旋律が静かに流れていき、これはこれで緊張の糸が張り詰めるような静寂感により、徐々に真綿で首を絞めるかの如く、死に対する恐怖感・緊張感を見事に演出していました。

ニール・アームストロング船長による月面への第一歩も、例えば、もしも、あのロン・ハワード監督が撮っていたとするならば、もっと映画的なカタルシスを得られるような劇的なエンタメ性に富んだ描き方をしたのかも知れないでしょうけれど(苦笑)。

今回のデイミアン・チャゼル監督の場合には、淡々とした描き方ながらも、ニール・アームストロングが参加した、このジェミニ計画からアポロ計画の幾多の試練の間に、亡くなっていった同僚たち、また幼くして亡くなったニール・アームストロングの娘の命も悼みながら、この<生命の宿る星・地球>と対極にある、既に死んでいる惑星でもある月を<死後の世界>と、ある種の隠喩を持たせていると、監督もインタビューでも答えられてる様ですが、単なる半世紀前の彼らの偉業を追体験する作品にとどまらず、人生を変えてしまうほどの喪失感や数え切れないほどの悲しみを抱えた男が、<月=死後の世界>に行ってまで愛する我が子、そして共に歩んだ仲間達の想いを遂げようとする姿を描いた誠実で壮大な人間ドラマとして演出し撮っている点にも好感が持てる作品でした。

親しくして頂いている、映画ブロガーのemiさんの「いつ星屑になってしまうかも分からない男とその妻と子供たちが、どうやってリアルライフを継続させていくのか。帰宅しても家族とギクシャクするニールは、現実社会に馴染めない帰還兵とちょっと似ている。」という意見も目にしましたが、(この作品の劇中には、生憎と詳しい説明がないですが)、ニール・アームストロングが、朝鮮戦争で実戦経験がある優秀なパイロットでもあった、その彼の精神力を以てしても、米ソの間の宇宙開発競争の中、次々と多大な犠牲者を出し、その上、世論はNASAの開発費は税金の無駄遣いとデモや集会が実施されるなどしていれば、PTSD障碍までに至らなくても、かなり精神状態もおかしくなり、家族ともギクシャクするのも分からないでもないと思われました。

また、我慢していた妻のジャネット役のクレア・フォイが、逃げてばかりの夫のニール・アームストロング役のライアン・ゴズリングにビシッと言うところが良かったでしたね。
夫婦だけならばそんな夫をそっとしておいてあげるのもいいのかも知れないですが、子供がいて、またそれ相応の年齢に達しているのならば、帰還できないかも知れないという事の説明義務は親として当然あるべきでしょうからね。

ライアン・ゴズリングの演技と相まって、あたかも『ブレードランナー2049』のレプリカント(?)と言った様にも受け取れるくらいに、最後まで感情をあらわにすることなく非常に感情表現が不器用なニール・アームストロング像でしたが、この静かな演技により、細やかな心情を表現してくれていたかと思いましたし、最後のガラス越しに妻のジャネット役のクレア・フォイと遣り取りするラストシーンも個人的にも好きですね。

宇宙空間もの映画では、やはりIMAXも良さげですが、4DXやMX4Dならばジェミニ8号のトラブルの際の臨場感も半端なさそうですね。

ロケット発射時の<轟音>と、荒涼とした月面の<無音>の静寂感が、死との恐怖感、そして、実に、この世とは隔絶した感覚にさせられました。

ですので、ドルビーアトモス若しくはIMAXなどの出来る限り、音響効果の優れた設備の劇場でご覧になられる事をオススメします。

ただ、ちょっと欲を申せば、お話しの起伏が少ない分、141分という上映時間が長尺に感じてしまったので、編集上、もう少し短くなれば良かったかなとは思いました。

私的な評価と致しましては、
「この主人公ニール・アームストロング像に共感出来ない。」と言った意見も一部に散見しているようですが、私個人的には、この抑えめながらも持続し続ける死と隣り合わせの緊張感・恐怖感を映像から疑似体験していて感じることは、主人公のニール・アームストロングの置かれている状況を鑑みると、あの様な現実社会に馴染めない様な不器用な性格であっても然るべきでしょうし、当時のアポロ計画のコンピュータは初代の任天堂のファミリーコンピュータの性能よりも劣るくらいの物だったことからすれば、死をも覚悟して、人類初の偉業を成し遂げに行った<一人の人間として>の誠実で壮大な人間ドラマとして実に秀逸だったと感じました。
賛否両論が大きく分かれているみたいですが、歴史的偉業でありながら、劇的で映画的なカタルシスを得られないような演出が見事過ぎるぐらいに淡々としている点が素晴らしかったですね。
あくまでも<一人の人間として>のニール・アームストロングを描いていたのでしょうね。
ですので、五つ星評価的には四つ星半評価のほぼ満点の★★★★☆(90点)の高評価も相応しい映画かと思いました次第です。

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HALU

5.0映画館で月に行ける

2019年2月21日
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映画館で見た方はきっとわかると思う。
月に降りた瞬間の気持ち。映画館にいるはずなのに一瞬呼吸すらしていいものかと思うほどの空間に変わる。

一度でも宇宙や月に興味を持ったことのある人ならば充実した気持ちにしてくれる映画であることは間違いない。月に行く過酷さそれを支える家族の気持ちがストレートに伝わってくる映画です。

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芸術家

3.5ロケットの轟音と宇宙の静寂

2019年2月20日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

すごく良かった。いいポイントは沢山あるけど観る人に解釈を委ねる映画だと思う。一つだけ言えるのは出来るだけ良い環境の映画館で観て欲しいということ。ロケット発射の轟音と振動、映画館にいるのに目を開けてるのかわからなくなる漆黒の闇と静寂は家じゃ味わえない。

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A.TAKE

3.0映像に圧倒された!

2019年2月20日
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まず映像に圧倒されました。映画館のスクリーンで観ると、まるで自分がロケット乗って体験してるかのようなリアルさ。ストーリーも実話を元に淡々と描かれていきます。クレア・フォイの妻として母としての演技がとても引き込まれました。

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えなり

4.5アポロ十一号

2019年2月20日
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初めての月面着陸に至るまでの長い長い10年間。
「祝 到着!」って浮かれる訳ではなく、そこにたどり着くまでの家族や友人達の犠牲が重い。

狭い船内と、耐久性が心配で血圧があがりそうでした。
閉所恐怖症の人には辛いかも(笑)

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結

4.0音がすごい

2019年2月20日
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メイキングを調べてないのでカッコいいことを言えないのですが、とにかくこれはIMAXで観ることをお勧めする。

音が!!
音が!!

宇宙に馳せる想いを、こんなに繊細に表現した作品は、かつてあっただろうか。
アームストロングが生きた時代の小道具の作りもすばらしかったし、演出も凄かった。

そして、私たちが知らなかった多くの犠牲を、この作品を観ることによって知ることになったわけで、
胸が締め付けられもした。

そして、実際に月へ第一歩を踏み出すとき、観ている私たちも一緒に踏み出している感覚になる。
素晴らしいカメラワークでした!

デイミアン・チャゼル監督は、ラ・ラ・ランドでは特に印象が残らなかったけれど、
心憎いことをする監督なんだなと、ちょっとこれから注目しようと思う。
そして脚本のジョシュ・シンガーは前作品(ペンダゴンペーパー)でも多くの名文句をぶっ放した脚色家。

ただ、ただ、いいなあ。いいなあ。

しかし私は、黙っていてもイケメンが好きじゃないw
クレア・フォイの肌の汚さに癒されたけれど(!)、ライアン・ゴズリングのようなイケメンは苦手ですw

でもラストシーンあと10秒長くても良かった気が。

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茉恭(まゆき)

3.5淡々と普通じゃないアポロ映画

2019年2月20日
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鑑賞方法:映画館

興奮

再度タッグを組んだチャゼル監督とゴズリング。彼の顔は「何を考えてるかわからない表情」なのだが今作もそう。長い間主人公が謎なんすよ。

宇宙への強い思いも感じず淡々と仕事をこなす。同僚が命を落とす中もわりと無表情。言われないと子供達に重要な話しないし・・・
ただ史実がドラマチックなのと操縦席シーンの臨場感で画面には釘付け。そして月面シーンの美しさは素晴らしい。ここで…(これ以上は書けん)

「ライトスタッフ」って映画がある。音速を超えるジェット機のパイロット達。宇宙を目指す者、目座さない者、それぞれの熱いドラマを描いてる。(傑作です)
「ファーストマン」はそういう描きかたもはしてない。主人公の孤独を描いてる、月に行く男の!孤独!どうにも普通じゃないわ。

普通のアポロ映画と思わせてそうではない。そういう意見はあまり見なかったけど自分はそう感じた。

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散歩男

4.0偉業の陰に埋もれていた人間アームストロングを活写

2019年2月20日
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鑑賞方法:映画館

人類初の月面着陸を成し遂げたアームストロング船長の半生記を描いた作品。今から50年前、私もテレビの前に齧りついて、彼が月面に降り立つところを目撃した一人ですが、「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが」で始まるあの有名なフレーズの他は、彼について殆ど知るところがありませんでした。しかしこの作品を通じて、彼が人並み外れた自制心と判断力を持った努力の人であること、そしてそれに加えて、彼が市井の人と変わらない人間の魅力を湛えていたことを知りました。月面着陸という偉業を達成した際にも、病気で夭折したお嬢さんのことに思いを馳せる彼は本当に家族愛に満ちた人でした。そしてその彼の奥さんも同様。おそらく彼女の献身無くしては、彼の偉業も無かったのかも知れません。本当に心に沁みわたる作品でした。それにしても、近代工学の粋を結集して作られた筈のロケットの中で、あのように鉄骨が軋むような凄い音がしていたとは、言われてみればそんなものかと納得も出来ますが、本当に驚きでした。

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ホワイトベア

4.0ホラー映画より怖い

2019年2月20日
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泣ける

怖い

個人的にホラー映画より怖くて、最初から何度も目をつぶってしまった。
臨場感なのか、なんなのか……うまく説明がつかないけれど、そこに確かに「死」の気配があるからなのかなと思った。
もういい、行かなくていいよ、と思ってしまった自分は、途中で出てくる宇宙開発に反対する人々と同じかもしれない。
シンプルなのに重厚な人間ドラマ。良かったです。

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彬

2.5😴while Whitey’s on the Moon.

2019年2月20日
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鑑賞方法:映画館

興奮

鑑賞意欲は微妙だったのですが上映スケジュールの都合で鑑賞しました。

訓練や本番時のロケット🚀のコクピット内部の臨場&緊張感ある描写が秀逸で、一般人ではお目に掛かれないその現場感に最初は「ほぅほぅほぅ😲」と見入りますが、
それもなかなか目まぐるしくなったり、あまりに長引くと過剰にマニアック寄りに向かってしまい、素人的にはなんだか大変なんだな‥とざっくり受け取るしかなくなり、ちょっと間延び&置いてけぼり感も否めなかったかな。

ランチ後の鑑賞で、実は前半は結構 寝落ちしてしまい、起こされてもまた寝落ちしながら観ていたのですが、後半にちゃんと観続けたシーンからも全体のノリが何となく推察され、まともに観ていた場合とそう評価も変わらなさそうな印象を受けたので、そんなええ加減な鑑賞姿勢でしたが、安易な人間故に安易にレビュー投稿もしちゃいました🥴 しかし、他にもイビキ😴をかいている人が居たので、寝る人は寝てしまう作品なのかなと。

ストイックで重なる事故でナーバスな腕強氏と、同じく終始 神経質で且つヒステリック気味な奥様との地上でのやり取りの辛気臭い人間ドラマの部分は取りあえず置いといて☕️、、
月面の最初の一歩へと向かう人類代表者達👨‍🚀が、大気圏を突破して地球の重力外へと挑もうとするシーンに関しては、神に許されている領域から飛び出そうとする非力な人間の畏れ多き挑戦を見守る心境で、見ていてとても感慨深いものがありました🥺

鑑賞後、ロビーの椅子に座って上半身を180° 捻る腰のストレッチをした際に後ろに顔を向けたら、3月1日〜上映の「月のうさぎに逢いに行こう🌙ドラえもん のび太の月面探査記」なる大きな宣伝パネルが目に入ったので、東宝が事前にこれの上映時期の情報を得ていて内容を寄せてきたのかな?な〜んて邪推をしてみたり😏

そうして劇場を出た時の夕焼け空🌆はとても鮮やかだったので目を引きました on the Earth.

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寝落ちマン(次男)

4.0月に憑かれた男

2019年2月20日
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悲しい

怖い

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浮遊きびなご

4.5さすがのチャゼル監督!

2019年2月20日
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セッション、ララランドと個人的にも大好きな映画を作っているチャゼルの最新作。
強くも脆くもある男の心理描写がとても上手だと思う。

ニールアームストロング船長が初の月面着陸に成功した人だという話は誰でもが知っているけど、それの深掘りというのは言われてみれば知らなかった(世代じゃないので。監督も世代じゃない)。なので結果はわかっているんだけど、まだまだ宇宙が未知数であった時代かつ同僚が次々に事故死などで無くなっていく恐怖が映像、音、演技で怖いくらいに伝わってくる。

今や前澤社長が宇宙に行けちゃうような時代も迫っている中、音も空気も無い未知の世界にチャレンジしたファーストマンがいかに偉大かとかなり感動しました。宇宙とかのレベルの話を見ると自分のやっている仕事のちっぽけさも感じてしまう・・笑

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なつお

2.5月面到達まで遥か遠く…(上映時間が)

2019年2月19日
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冒頭からお話しに入りこめず、寝落ちもしばしば…。当時の社会情勢はじめ、すごく丁寧でリアルにセミドキュメントタッチで作られているけど、ストーリー展開もR・ゴズリングの表情も起伏に乏しく退屈しました。とは言え、月面到達のシーンは、素晴らしい出来映えでした。

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シネマディクト

4.0無謀なアポロ計画

2019年2月19日
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興奮

知的

昔学校で習った偉人、アームストロングの半生。
人類初の月面着陸には、あれほどまでの紆余曲折があったんですね。
今から50年も前に、あの程度の宇宙船で月に降り立つなんて、無謀としか言いようがないですね。
よく成功したもんですね。
その無謀な挑戦ゆえの様々な葛藤を、本当にうまく表現していると思います。

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イロエンピツ

1.0んー印象に残ったシーンが少ない

2019年2月19日
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鑑賞方法:映画館

単純

期待が大きかったせいもあるけどがっかりだった。

音楽や、宇宙での無音シーンはよかったけどあらすじが淡々としている。

これで終わりなの?ってかんじだった。

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じゅんじゅん

3.5人間アームストロング

2019年2月19日
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鑑賞方法:映画館

興奮

冒頭から緊迫感のある映像で引きつけられましたが、圧巻だったのは言うまでもなくクライマックスの月面着陸・月面散歩のシーンです。IMAXで鑑賞したのですが、視界いっぱいのスクリーン、ロケット発射の爆音と月面の静寂の対比など、文字どおり疑似体験をした気分を味わえて大満足でした。

ストーリーとしては、宇宙飛行士アームストロングが月面着陸に至るまでの経緯を、家族や同僚やスタッフたちとの関係を絡めながら描いています。ただ、序盤から登場人物が多く、誰がどういう役割なのかもよく理解できないまま淡々と進み、これらが以降の布石になっているとはいえ、前半はやや退屈な印象を受けました。

しかし、中盤のジェミニ計画の失敗あたりからは、映像的にも内容的にも再び緊張感が高まり、以降はずっとスクリーンにくぎ付けでした。国家間の技術競争の裏で、尊い命が失われているという現実を知ってはいましたが、こうして改めて映像で見せられると、やっていることは、プロジェクトやミッションという名を借りた、ただの人体実験ではないかとさえ思えます。本当にやりきれない思いになりました。

そんな中、月面着陸計画に挑み続けるアームストロングにも、言葉にできないような複雑な思いがあったのだろうと推察します。そういう意味では、ヒーローとしてではなく、一人の人間としてのアームストロングを知ることができる、貴重な作品でした。

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おじゃる

5.050年前

2019年2月19日
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普通に凄くなってます。チャゼル。
前作までのキャッチーでユーモラスでエキサイティングなものを期待するとズレちゃうかも。
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セッション、ララランドのチャゼル新作。
それぞれニーマンとフレッチャー、セブとミアなど、マンツーマンの世界観が印象的.
今回は、"アームストロングと月".
今回の月にはかなり死の匂いがつきまとう。娘の死、仲間の死、月に向かうミッションに対するアームストロングの狂気的な面にスポットを当てている.
実際50年も前、1960年代.
スマホより劣るコンピュータで、月に向かう、どころか、宇宙遊泳ですらソ連に先を越されて、大慌てで宇宙事業のピッチを上げる.
"税金を無意味に使うな"と批判も多い.
犠牲者多い、金かかる、人の役に立たない、こんなミッションですから、狂気だわなww.
"サイエンスと競争は切り離せない".
とNHKのノーベル賞特集でみた。アメリカ、ソ連どちらが先に山を登るのか、、人間の好奇心というか、、カルマというか。
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チャゼルの大好きな所は、1カット1カットがめっちゃ気持ちいい構図だなって、全然飽きないな!!って毎回思ってます。今回もアナログ8ミリ16ミリ、そしてIMAXカメラと最高のカット作ってますwwとにかくリアリティを出す為にほとんどアームストロングの目線なんだよね。だから、自分が月に行った感じ、打ち上げの緊張感味わった、自分月行けたよw
音の表情も良かった、音楽はもちろんジャスティンハーウィッツ!!アポロ、アームストロングの叫びのような音が印象的.
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映画のテンポも良くて2時間20分くらいか?あっという間だったなー。分かりやすいカタルシスはないし、楽しくはないからつまらん人も多いだろうけど、打ち上げの美しさたるや.
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制作総指揮スピルバーグに、脚本ジョシュシンガーって、、、チャゼルの要素は若干薄まって、普通に大作じゃね!?すごくね!?っていう感想。

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チャンプ23

4.0面白かったけど、前情報詰め込んで行けたからかな…?

2019年2月18日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

アポロ計画を、「月に到着!バンザーイ!」って映画にしない所が良かったです。

デイミアンチャゼルにくいねー。

映像はCGなし?

当時の雰囲気を出すべく16ミリで、宇宙のシーンは70ミリ、ミニュチュアや現物に宛らのセットを組んで撮影とか特撮映画?

音楽も、テルミン、ems VCSシンセサイザー、テープエコーマシーン、モーグa.k.a タンス(復刻をわざわざ手に入たとか)、レスリースピーカー…などなどのレトロ電子音楽機材で作られた人類が月に行く前の「宇宙音楽」感が良かったです。

しかし!

この映画は、ニール・ヤングの人物像を掘り下げて描いた映画の為、SFムービーと思って観に行くと、ちょっとしんどいかな…。

ライアン・ゴズリング&デイミアンチャゼル・コンビだけど、ララランドみたいなんではないので。(当たり前か)

フィルムのサイズや音楽機材ネタを前情報で先に仕入れていたからこそ、楽しめた…かな。(笑)

でも、音楽が良いので映画館で観ないと思います。

私はレイトショーだったのですが、5人ぐらいしかいなかった…。

あまりロングランは期待できなさそうなので、早めに観に行く事をオススメします…。

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アルカ

3.0そうなのLaLaランド

2019年2月18日
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鑑賞方法:映画館

私は少し残念でした。期待が大き過ぎたのかも。

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びわ湖のこーちゃん

5.0一人の人間、ニール・アームストロング

2019年2月18日
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「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」と言ったニール・アームストロングを「一人の人間」としてのみ描いた、「人類」がどうとか一切の興味がない、チャゼルイズムがまざまざと刻印された作品。ファンとしては傑作としか言いようがない

カメラはしばしば寄り(時に意地悪く、素っ気なく引き)、揺れ(震え)、ドキュメンタリーのようにリアルに演出された1969年の「宇宙の旅」は硬質で死の匂いが付き纏う。神秘的かつ無機質でありながら生命を感じた『2001年宇宙の旅』(1968年公開)のそれとは決定的に違う

事実に基づく作品でありながら、エンドロール前に『フレンチ・コネクション』風の字幕がなかったのは意外だった。しかし、それをしないのもチャゼルイズム、すると「人類」にとってどうというニュアンスが入ってしまう

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