ワンダー 君は太陽のレビュー・感想・評価
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見てよかった。心が熱くなる映画。彼のまわりの人々を丁寧に描いている...
見てよかった。心が熱くなる映画。彼のまわりの人々を丁寧に描いているのがよかった。そして最後の笑顔。
オギーとその周りの人たちの感動物語
2度目の鑑賞をしました。
本当に感動しました。
障害に対する偏見があるなかで、偏見に負けずに強く生きていくオギーとその家族の愛に勇気づけられる心温まる作品でした。
また、顔に先天性の障害を抱えているオギーの物語だけでなく、姉のヴィアや友達などの第3者的視点から描かれている点が素晴らしかったです。
3つの名言
「心はこれからどこに向かうかを示す地図で、顔は今まで私たちがどんな道を歩んでくれたかを示している地図」
「彼の見た目は変わらない。変えられるのは、我々の見る目」
「人をいたわれ。みんなも闘っている。相手を知りたかったらやることは1つ。よく見ること」
いずれも、心に響きました。
みんなも闘っている、苦しいのは自分だけではなく、みんな同じなんだと気づかせてくれました。
あと、オギーがスターウォーズ大好きなので、スターウォーズのネタも取り入れられていて良かったです。
太陽の意味
最初は太陽の意味を勘違いしてました。見てみれば、きっとその意味がわかるはずです。
ストーリーは何名かの主要人物の視点で描かれ、一つの事件でそれぞれがどう思っているのかが分かり、感情移入しやすく、キャラ立ちの良さから引き込まれること間違いなしです。
フォールフラワーの時もそうでしたがこの監督は、キャラをよく引き立てますよね…ほんと、いいやつはすごいいいやつだし、悪い奴も憎めない。
至ってシンプルな設定、何名かの視点なので一人に深く潜れない点を鑑みての評価ですが名作ですね。
太陽は決して自分一人の力で輝いてるわけじゃない。それは最後のオギーの台詞にも現れているように思います。
よく、この映画の紹介にオギーの魅力が人を集めるような記述を見ますが、それだけではないはずです。
起伏も少なくただただ、幸せな映画です。万人受けも映画好き受けも良い、おすすめすべき作品ですよね。
私はウィルが大好きでした!
校長先生とダンブルドア校長が重なったのは私だけ?
主人公成長物語かと思っていたが
主人公に関わる周りの人の視点も描かれていて
とても面白かったです。
校長先生がすごくいいひとでした!
見た時にハリーポッターのダンブルドア校長が浮かんだのは私だけですか?笑
雰囲気と教育理念が似ていました
そういう校長先生が実際にいたらいいなー
なんて
選ぶなら優しさを
オギーを取り巻いてたくさんの人がいるが、
それぞれが主人公。
オギーの気持ちにも共感できるし、
オギーを学校へおくる両親の決断、葛藤、不安も
心が締め付けられる気がした。
個人的にはViaのエピソードが好き。
最愛のおばあちゃんとのエピソード、
「わたしのことももっとみてよ」
という気持ちを抱えながら
弟オギーを大切にするいい娘。
舞台で両親からの脚光を浴びたシーンでは涙がこぼれた。
実際のところ
このお話のような現実は待っていないかもしれない。
自分も当事者になれば、ジャックやサマーのようになれるかと言えば自信がない。
でもこんな優しさで溢れる世界であって欲しいと思う。
子ども達にも見せたい心豊かになる作品。
選ぶなら優しさを。
いい映画は巧い映画だと思う
オギーの学校初日に先生が今月の格言を説く。
黒板には、
When given the choice between being right or being kind.
Choose kind.
と書かれている。
正しいか親切であるかの選択が与えられたとき、親切を選択しなさい──これは、この映画の主張だった、と思う。
個人的には、オギーを取り巻く健常者の悩みを併行で描いている手法に更なる感動があった。
映画は泣けるがお涙頂戴をぜんぜん用いていない。
比較する脈略は一切ないけれど、日本では、この手の話をお涙頂戴でない方法論で描けるだろうか・・・、
あるいは宇宙飛行士とスターウォーズのファンタジックな心象を交えながら描けるだろうか・・・、
と考えてしまいます。
Stephen Chboskyってウォールフラワーとこれだけなのに、2作だけで名監督の貫禄を感じます。
ところでこの映画、母はジュリアロバーツだし父はオーウェンウィルソンだし、子役達もIzabela VidovicもDanielle Rose Russellも綺麗です。
偏見を持つな・人を思いやれとの骨子に感動する以前に、わたしたちは彼らの美しさに気付いている──はずです。
彼らが美しいからこそ、偏見を持つな・人を思いやれという教導に寄り添い感動することができた、とも言えます。
すなわちChboskyは完全に意識的に、家族も子役も、美しい人たちばかりを集めている──と思わずにはいられなかった。かしがましいことを言うならオギーの顔の造形もどっちかといえば可愛いのです。醜を扱うために徹底的に醜を排除している──その「巧さ」。
映画が人を感動させるのは、一生懸命つくったとか、思いを込めた、とかではなく、徹底的に技巧──悪く言えば作為なのだ──と思うのです。
静かな勇気
遺伝子異常で産まれたオギーと共に闘病してきた家族
27回の入院手術のたびのリストバンドがアートのようにコルクボードに展示されているあたり
誇らしくもおしゃれでユニークに表現してる…
悲壮感を和らげ人生を前向きなものにしようと努力を惜しまない好もしい夫婦だわ♡
そして、治療を乗り越え学校に通い出すオギー静かに強く、勇気ある子供として輝く✨
お姉ちゃんや友人達のパーソナルパートを織り混ぜてあるあたりが(原作読んでないけど)
余裕を持った作りの良さがあるわね
わかりやすく良い話。だが。
少しずつ優しい人たちに囲まれ、障害を受容していく少年の物語。
わかりやすく感動できます。
ただ、少年の障害が容姿に関することであって、他の障害がない故もあるのですが
個人的にはあまりにもそこに注目しすぎて
障害を持つ少年自身による心の葛藤の描き方が浅いと感じました。
特に当事者の周囲に本人やその家族を立てるために自己犠牲をするような健常者も
描かれており、「障害者に甘すぎる。」という印象を受けました。
理解や障害受容とは、差別をしてはいけないのは絶対ですが
無理に当事者を持ち上げるということでもなく、対等であることが大事だと思います。
もし、容姿の障害を克服する感動巨編を描くのであれば、
いじめっ子と議論をしてみるとか、人に頼らず自分で喧嘩をしてみるとか。
本人の努力もしっかり描いた上で
健常者側にも、傷つき悲しむ人を作らず、
登場人物の数をある程度絞ったうえで、みんなが幸せになる方向性にしたら
感動ポルノだとかいう悲しい批判をされずにみんなが楽しめたのではないかと思いました。
「視点のスライド」が予想を気持ちよく裏切ってくれる
この作品、障がいを題材にした、ただのお涙頂戴ものだと思っていた方が多いのではないでしょうか?
かく言う私もその一人でした…舐めてた自分が恥ずかしい…
生まれつきの障がいにより、人とは違う顔を持つ少年オギーが小学校に通い始める、
激動の1年間を描いた本作。
まずは何と言っても、『ルーム』でも天才っぷりを発揮していた、
ジェイコブ・トレンブレイ君演じるオギーのキュートさがたまらない!
主人公の持つ利発さと、少し毒っ気も備えたユーモアあふれる性格を見事に体現しています。
今週末公開の『グッド・ボーイズ』でも主演を務める彼の、今後のますますの活躍に期待してしまいます。
そんな彼の姿を捉えていたカメラは第二幕から、周りの人物へと焦点をスライドさせていき、
予想していた物語とは違う方向へ転がっていきます。
オギーを優しく見守る姉のヴィアにも当然悩みはあるし、
彼と親交を深めるジャックだって家庭の事情に不安を抱えているし、
単なる悪役とみなされてた「アイツ」でさえ辛い思いを隠していたことが明らかになるのです。
この、誰一人特別扱いしないフェアな視点をもとに考えると、
副題の「君は太陽」とは、オギー含めた誰もが人生の主役であることを示し、
それぞれの存在を肯定してくれているように感じました。
『ウォールフラワー』でも、各人物の魅力を存分に引き出していたスティーブン・チョボスキー監督は、
またしても長く愛されるであろう素晴らしい作品を作ってくれました。
「普通」と「普通じゃない」の線引きをついついしてしまう、私たちの先入観を取っ払ってくれるこの傑作、
全ての人にオススメ!
勇気💪を貰える感動のお話💧
先天的に顔に奇形がでてしまう男の子のお話。
原作同様、涙💧💧無しでは見ることが出来なかった。
ただ、本では主役は男の子として感じて読んでいたが、
映画では影の主役は母親だなという印象を持っていた。
終盤の際、息子に「やっぱりママが一番!」って
言われた時の母親の喜びの演技が光っていたのが印象的。
映画では母親役をジュリアロバーツが演じている。
こちらは必ず原作も読んで欲しい。
取り巻く人をフォーカスする点が何ともいい
主人公のオギーについては当然として、姉や姉の親友とのエピソードもとても良かった。
子供の難病や夭逝は親にとってとても悲しい事なのだろうけど、その兄弟はおざなりにされがちって事がきちんと描かれている。
特にVIAのおばあちゃんとの回想シーンは泣けた。
最後まで楽しく見れる!
主人公オギーが他人との関わりの中で成長する物語かと思ったら、オギーと関わった人たちが変わっていく物語だった。
オギーがユーモラスで明るい性格なのはオギーの両親やお姉ちゃんがいたからこそであり、愛のあふれる素敵な家族で見ていてほっこりした。
温かい
途中何度も温かい言葉に目がうるっとしましたが
ヴィアの舞台のシーンが1番グッときました。
生まれつきの障害からイジメ、でもそれをサポートする、される人と人が支える物語だと思いました。
この家族は理想的ですね。
リアルだともっと苦労するのだろうなと思いますが、それぞれがしっかりとした、でもどこか優しい芯のある心を
持っていて、
そういう人たちにはみんな心が変わって良くなっていけるんだと。
虐められる当事者はたまったもんじゃない。私も経験あるので感情移入しました。
けどやはりイジメられる経験というのは、本当に成長します。
最終的には、親が悪いみたいな感じに露骨に悪い金持ち両親みたいなのがありましたが、実際にそういうご家族がいるのも事実です。
家族は何かあっても支え合えば乗り越えられる。
そういう意味でも素敵なパートナーや友人を自分が選ぶことが重要、
こんなに素敵な家族でなければ乗り越えられなかったかもしれません。
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