ワンダー 君は太陽のレビュー・感想・評価
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泣くー!
顔に障がいのある少年オギーとその両親だけの話でなく、5歳くらい上の姉、彼女の友達、オギーの同級生たちを描くことで、表面からはわからない、各々のそれなりに複雑な心境を描いている。自分の子供時代の友達関係を思い出したり、それどころか職場での人間関係を思い出したり…、誰もがそれぞれの立場を経験しているのではないかな。
それだけに、泣くポイントが全編のあちこちにあって、これで泣かない強い涙腺の人が羨ましいわ。
個人を大切にする自由なアメリカの学校教育も、オギー達の支えになっていた。アメリカ全部がこんな感じだと良いけど。
更にこれは、主役は「ルーム」、その親友役は「サバービコン」の天才子役共演の映画でもある。
母親役ジュリア・ロバーツの論文完成のお祝いで、夫からもらったプレゼントの箱のフタをパカッと開けて笑いながら閉めるシーンは、プリティウーマンへのオマージュ?
爽やかな勇気をもらえました。
あの親にして、あの子あり
泣きました・・・
1日目の学校を終えた日の夜、
オギーが
「ごめんなさい なぜ僕は醜いの?(うろ覚えですみません)」
と言って涙を流したシーンでわたしも同時に涙涙・・・
かわいそうでかわいくて・・・
何と言っていいかわかりませんが・・・
登場人物がそれぞれ悩みや苦しみ悲しみ孤独いろんな感情を抱えて生きてて、観る人は必ず登場人物の誰かの生き方や考えと重なると思います。
いや〜いい作品でした
とっても温かい映画!
学校教材にしていいくらい、全方位的に良い映画。
調べたら、主人公は『ルーム』のあのコか!表情がちゃんと表せないキャラクターなだけに、演技が大事だと思っていたが納得。
人間は誰だって独りでは生きていけない。
いろいろな支えを得ながら、それぞれの立場でそれぞれの苦悩や葛藤を乗り越えて、一歩一歩成長していく。
この作品では、主人公の苦しみや成長だけでなく、それを囲むいろいろな登場人物の視点で描いたのは上手い。それぞれをちゃんと一つの成長譚としてフィーチャーしてるのは、映画により深みを与えてる。
悪意のある私の様な歪んだ観客には、多少「本人の頑張りというより周りの理解に助けられすぎ感」と「いい人ばっかり残る感」は否めないものの、それでも温かい気持ちで映画館を出られるハートウォーミングムービー。
たぶん「親」という立場で観る人はまた違う見方もできるんだろうな。
家族で観て、感想を言い合うってのもいいんだろうな。
洋画で久々にポロリ
泣ける作品
ダース・シディアスやチューバッカが出てきてシリアスの中にくすっと笑わせてくれる要素がチラチラ。
ネートとイザベルは理想的な夫婦で、
奥さんを怖がっているけど奥さんの足りないところをちゃんとフォローしてくれる。
それを一番感じたのが、ヴィアが自分にも1日どうだったか聞いてほしいと思っているわけですよ。
ネートはちゃんと聞いてくれる。
どうしても気にかけてしまうオギーだけれど、ヴィアも同じ子供だよって思っているところが伝わりました。
オーウェンがパパ役って…と思ったけど、ユーモアがあって優しさもあるところがオーウェンが演じて良かったなと思いました。
ジュリア・ロバーツも教育ママ的ではないんだけど、しっかりしているママって感じが出てますよね。
タイトル通り、オギーはみんなの太陽で、オギーの行動は勇気がいると思うのですよ。
でもヴィアが言っているけど、普通の人間だってそれぞれに悩みはあるのです。
オギーが特別なわけではない。
みんな変わりないのです。
なので私にも弟がいるので、オギーの作品だけれどヴィア目線で見てしまいます。
姉だから…っていう思いが強くなると迷惑かけないようにしなくちゃとしっかり者に育ってしまう。
だけど心の底では親に気にかけてほしいと思ったり、でも言えなかったり。
ヴィアにはおばあちゃんがいた、これからは彼氏とミランダもわかってくれるだろう。
反対にヴィアはミランダのこともわかってあげられるだろう。
人間は誰だって悩みを持ち、支えてもらい、支えてあげる。
オギーの外見を気にしないで、純粋に友達になりたいと思うジャックやサマーが素晴らしいと思った。
距離を置くみんなを無視して、オギーを選ぶ勇気が偉いな。
ジャックとママの会話、ジュリアンと両親の会話を見ていると、親のオギーに対する見方の違いがよくわかる。
子供は純粋だから親が言ったことを素直に受けとる。
ジュリアンはオギーの外見から判断する、ジャックはオギーの内面から判断する。
自分が子供を持つ時にはジャックのように見た目で判断することなく、その子自身を見てあげることを教えてあげたいな。
色んな要素に感動できる作品でした。
号泣よりホンワカ
まさにワンダフル!
あたたかさに包まれた作品
想像以上に良い作品でした。というのも、ハンデを持つ主人公にスポットを当てるにとどまらず、周囲のすべての登場人物を驚くほど丁寧に描き込んでいて、それぞれの抱える悩みや心情の移り変わりなど、巧妙にストーリーの中に紡ぎこんでいる点に感動しました。
人々のセリフの一つ一つが大事に扱われ、表情の一つ一つが繊細に表現され、全体を優しく包み込む。
見た目の悪い面は隠すことができ、露わにすれば一目でわかるものだけど、心の中は隠すことはできても容易にくみ取ってもらえない。
そんな多くの悩みもすべてひとつの太陽に照らし出されることで少しずつ影響を受けはじめてゆく。大地から芽が出てゆっくりと伸びていくように。その微妙な描写がとにかく素晴らしい。
お姉さん、お姉さんの友人、主人公を取り巻く多くの子供たち。みんなが少しずつ変化してゆく。それがとにかく心地よい。
子供たちだけじゃない。お父さんとお母さん、先生と校長も、セリフの一つ一つに優しさが詰まっていて胸を打つ。心の底まで暖かくなる素晴らしい作品。とても良い涙を流せました。
久々の人生において何度も観たくなる名作。こんなに心に残るセリフやシ...
優しさに溢れる世界
良く見るための光
人を良く理解するには、良く見ること。
物を良く見るには光が必要だ。
芸術においても、光のもとで対象物を良く観察することによって良い作品が生まれる。
太陽の周りで煌めく惑星たちを、良く見よう。
これは、銀河系にそれぞれの良さをもって存在する惑星たちのストーリーだ。それらは太陽のもとに集まり、輝き、生き生きとしている。
私たちにオギーの様になれと言うのではない。
この作品が太陽となって、私たちに、他者を良く見るための光を投じているのだ。
ジュリア・ロバーツの良さは言うまでもないですが、
ミランダ役の、ダニエル・ローズ・ラッセル、美しかったですね。なんとあの大人びた(しかもセクシーさもある)彼女、まだ19歳とは...
今後が楽しみな女優がまた1人増えました。
道徳教育に使ってほしい
子供ってすごい
主人公の少年だけではなくて彼を取り巻く家族や友達にもスポットを当てた映画でした。
子供ってすごいなと思います。残酷な面もあるけど、大人ができないようなことも簡単に乗り越えてしまったり。
現実ではこの映画のようにすんなりとはいかずもっと困難や葛藤があると思いますが、この映画は『一般的な枠から外れていても分かりあうことができる』という希望の映画だから、この終わり方で良いんだと思います。
ただ、この話はオギーが魅力的だったからハッピーエンドだったのであって、オギーが卑屈な子供だったら、とか、頭が悪い子供だったら友達になりたい人なんていなかったのでは?と思います。私は多分、オギーみたいな人だったら友達になれると思う。けど、そうじゃなかったら、例えば疾患で卑屈になった人だったら、話が通じない人だったらどう接していくのが良いのか、と考えてしまいます。
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