ワンダー 君は太陽のレビュー・感想・評価
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重たいけど重たく見せない映画
題材としてるのは、生まれつき顔が病気により変形して生まれてきてしまった男の子がイジメを乗り越えるお話です。
わかる人はわかってくれるってことですね。
メインテーマは重たいのに、主人公の男の子がいい子すぎる上に、ユーモアのある子で魅了されます。
一人一人の視点から描くシーン展開がすごく良かったです。
ジャックの本当の心の気持ちなど知った時、胸が痛くなりました。
お姉ちゃんがわたしを見て欲しいと言う気持ちや、ミランダがなぜ避けてたかなど、引っかかるポイントを全て解いて見せてくれるところが、モヤモヤ残らずいいと思いました。
校長先生は生徒をよく見ているんだなと思いました。
受賞されて喜んでる姿を見てジワジワ感動しました。
定期的にポロポロ涙が出てしまう作品で、胸打たれる内容でした。
とても見てよかったです。
自分自身の魅力で多くの人の心を動かす力を持っている
映画「ワンダー 君は太陽」(スティーブン・チョボウスキー監督)から。
生まれつきの障がいにより、人とは違う顔をもっていた主人公は、
10歳、小学5年生から、生まれて初めて学校に通い始めるが、
案の定、周りからの冷たい視線や、いじめに遭い、挫けそうになる。
それでも、彼の行動により、周りが少しずつ変わっていく様子は、
予想通りの展開であったが、それでもなぜか涙腺がゆるんでしまった。
彼の担任になったブラウン先生の格言の数々も、
気になる一言の候補であったが、やはりラストシーン、
本来なら、学業優秀な生徒に与えられる賞なのかもしれないが、
その年は、主人公、オギーが選ばれた。
その選定理由について説明した、校長先生の言葉を残したい。
「偉大さは強さの中にはない。強さを正しく使うことの中にある。
最も偉大である人とは、
自分自身の魅力で多くの人の心を動かす力を持っている。
静かな強さで大勢の人の心をつかんだある生徒に贈ります」
「権力よりも魅力」・・そんな言葉が浮かんだ作品である。
P.S.
プラウン先生の格言
「行いはあなたの記念碑だ」「人をいたわれ、みんなも闘ってる」
期待してなかった
2本目。今日はこれが超見たかった。 こらあかん、これはあかんわー!...
2本目。今日はこれが超見たかった。
こらあかん、これはあかんわー!鼻水ズルズル、周りが気になる、恥ずかしー。
障害もった子が頑張るって話でしょ、素直な気持ちで感動しよう、そう考えてた。
あかん、予想を遥かに超えてきた。主人公オギーはかなり逞しかった、まさに太陽。それよりやばいのはお姉ちゃんやん、そう思った。えっ、それだけやないやん。みんな悩みやストレスを抱え、懸命に生きているんだ。それぞれの物語が胸に迫ります。
そして物語を支える母、ジュリア・ロバーツ、やっぱり彼女がいると締まります。加えて父オーウェン・ウィルソンがほのぼのといい味を醸し出す。
暖かく幸福な気持ちにさせられる見なけりゃ死ねない最高の一本。未だに余韻に浸ってます。
情操教育
知りもしない他人を悪し様に言う人が沢山いる世の中に、他人をちゃんと見て理解する事を考えられる作品。
主人公オギーは生まれた時から顔にハンデを持ち、隠すために宇宙服のヘルメットを被っている。
学校に行かず自宅学習を行っていたが、両親は社会と向き合う選択をし、学校へ入学させる。
当然、奇異な顔のオギーは「モンスター」等と苛められ、辛い学校生活が始まる。
そんな中、初めて出来た友人ジャックと交流するが、他の友人と話すジャックの言葉に傷付き、交流を絶ってしまう。
物語を追っていくと、友人たちや家族の心の推移を独白による形で説明させ、見えない想いや他者を理解して繋がっていく事の大切さを伝えてくれる。
幼い主人公にイジメっ子まで含むその友人たちを通して、相手をよく見て理解し、個人個人が戦っている問題を助け合えるような生き方を皆が出来れば…と。
ボロボロと涙を流す作品では無いが、汚ない世の中に慣れた大人には、心のデトックスとして観る事を勧めたい。
心が暖まる。
良い
ほっこりする映画だな〜すごく泣いた…
人間の善意だけじゃなくヴィアやジャックのマイナス面もきちんと描いてるのがいい。
良い子ちゃんってだけじゃなくてちゃんと血の通ったキャラクターとして機能している。
登場人物にはそれぞれの思ってることや事情があるんだよ、って多面性を認めてるとこが何かいいな。
あとオーウェンウィルソンの声がいい。
個人的にミランダとヴィアのもやもやは分かるな〜女子だわ…
一人一人の成長
一人一人にストーリーがあって、みんなが自分のステージの中で悩みを抱えて闘って生きてる。
客観的に見れば、他の人の悩みの大きさは、主人公の容姿に比べたらちっぽけに思えるのかもしれないけど、悩みに大小なんてなくて、それぞれが一生懸命なんだろうなと。
子供の方が大人よりもずっとずっと、感受性が強くて、柔軟で、たくましくて、学びを生かせるんだよなあーと改めて感じた。
特に、いじめっ子と両親と、校長と、主人公のストーリー。
もうちょっと掘り下げて欲しかった。
最後の表彰のシーンで、転校したと思っていたいじめっ子がいたから、原作ではなんらかの解決があった??
流石に限られた映画の中には詰め込めなかった?
親友とのストーリーはとても美しくって素晴らしかった。
性善説
良かった。
幸せな気分になれる。
障害者モノって扱うのが難しいと思うけど、
ギャグに逃げず、重いモノにもなっておらず、
現実はこんな上手く行くかよと
思う人もいるかもしれないけど、
主人公の障害と向き合ってキツイ人生を見せつつも
それでも世の中捨てたもんじゃないな、
人生悪くないなと思わせるのは、
監督の優しさなのか手腕なのか…
何か特別な事件が起こるわけでもなく、
主人公はただ逃げずに生きる事で、
ただ、自分らしく生きる事で
周りが感化されて行くのが良かった。
自分を大きく見せるでもなく卑下するでもなく自分
らしく自分でいる事が大事だとオギーに教わった。
意地悪しちゃうヤツも何か問題を抱えてて、
根っこは凄く良いヤツで
両親含め周りみんな良いヤツなのも、
SNS疲れしてる自分にはとても心地良かった。
浜辺での男の子5人の背中はジンと来たな。
男に生まれて良かったと、
まるで自分もあそこにいたかのように、
僕も思えた。
心が疲れた人や
オギーと同じくらいの子どもがいる家族に
観てもらいたい作品。
エレファントマン
優しさに触れる映画
宇宙(周り)を動かす奇跡(ワンダー)の力
オーガスト・プルマン、通称オギー。10歳。
宇宙が好き。『スター・ウォーズ』が好き。
理科が得意で、頭も賢く、明るく、ユーモラス。
両親と姉、愛犬、愛情たっぷり幸せに暮らしている。
何処にでも居る至って普通の男の子。
でも、本人に言わせると、「僕は普通じゃない」。
何故なら…、
遺伝子の疾患で、生まれつき顔にハンデが。
27回の手術を受け、“普通じゃない”顔に。
長らく自宅学習して来た彼が、母親の勧めで、初めて学校に行く。
宇宙飛行士オギー、未知なる宇宙へ…!
そんな彼の“大冒険”と、家族、同級生ら関わり合う人々。
公開時から評判上々、見る前からいい映画だろうと思っていたが、評判違わぬ良作。
心地よいほど見易く、ひねくれ者以外誰にも好かれる、THEフィールグッド・ムービー!
“普通じゃない”子が学校に行く。緊張の初日。
子供は正直だ。それは時には残酷だ。
あからさまに注目、好奇心、見せ物、偏見の対象。それはいじめにも繋がる。
幾ら前向きな性格とは言え、さすがに傷付く。
親の前では「学校、良かった」「楽しかった」と言うものの、本当は…。
自分の醜い顔に涙する。
ベタな言い方だが、人は見た目で決まるもんじゃない。
オギーをいじめた同級生、差別した毒親こそ醜い。
こいつらもいずれ、自分たちがどんなに酷い事を言ったか、してきたか、痛感するだろう。
だって、オギーはこんなにも、愛らしいのだから。
ひと度彼を知ると、あっという間に仲良くなれる。
それほど大きく、広く、楽しい少年。
初めての親友が出来る。
しかしある時耳にしてしまった、親友の本音。あれは見てるこっちも胸が痛くなった。
こんな自分が“普通”を望むのは無理なのか…?
その親友も言ってしまった事を後悔。
学校は言わば、社会の入り口。
色んな人と触れ合って、傷付き傷付け、誤解しすれ違いながらも、友情を見つけ、育んでいく。
いじめ問題や友情、モンスターペアレントをも描いた学園ストーリー、子供たちの成長物語でもある。
オギーは作品の太陽。彼を中心に話が綴られる。
でも、周りの恒星だってそれぞれ魅力的。
オギーの姉、ヴィア。弟の面倒見も良く、優しい、親にとっては“手のかからない出来のいい子”。でも本当は、親がオギーばかり見てて寂しい。私の事も見てほしい…。それでも弟を邪険にする事なく、ある時塞ぎ込むオギーを励ます。
初めての親友、ジャック。毎日オギーと遊ぶ毎日が楽しかったのに、つい言ってしまった酷い言葉…。他の友達とも喧嘩…。激しく後悔・反省しながら、またオギーとの友情を取り戻す。
ヴィアの親友だったミランダ。複雑な家庭環境から、いつしか疎遠に。また仲良しに戻りたいきっかけに悩んでいた時に、大役を譲る。
周りの人物も章仕立てで語られ、オギーとの関わりや自身の悩みなどが作品に奥行きを与える。
そして、両親。
父親は男親ならではの愛情とユーモア。
オギーが太陽ならば、母親は太陽すら抱く天体。オギーの全てを包み込む眼差し、言葉、それらが一つ一つが温かい。
担任教師の格言。校長の心温まる言葉。
彼ら皆の物語。
天才子役ジェイコブ・トレンブレイくんの、『ルーム』に続く代表作!
どうかハリウッドよ、この子を大事に育てていってくれ。
ジュリア・ロバーツがこんなにも優しい母親役が合うとは…!
子役たちも皆、好演。
オギーが『SW』好きなので(確かジェイコブくん本人も『SW』好き)、ちょいちょいの『SW』ネタにニヤリ。あのキャラとあのキャラが特別出演!
そう、オギーは太陽なのだ。
オギーが純粋な光を放ち、周りの人物も光り輝く。
一部で本作は“感動ポルノ”と叩かれている。
それはちと違う。
感動ポルノは、障害で涙を搾り取り食い物にする媒体。
本作は障害で感動を煽ろうとしているんじゃない。
感動の先にあるもの…。
周りを動かす力。
変わる人々。
本作が本当に描こうとしているのは、この事だと思っている。
普通って…?
いや、そもそも、普通の人なんてこの世には一人も居やしない。
皆それぞれ、普通じゃない。
だからこそ、皆と居ると楽しい。皆が大好き。
この世界=宇宙はこんなにも素晴らしく、奇跡=ワンダーに満ち溢れている。
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