ワンダー 君は太陽のレビュー・感想・評価
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一人一人の成長
一人一人にストーリーがあって、みんなが自分のステージの中で悩みを抱えて闘って生きてる。
客観的に見れば、他の人の悩みの大きさは、主人公の容姿に比べたらちっぽけに思えるのかもしれないけど、悩みに大小なんてなくて、それぞれが一生懸命なんだろうなと。
子供の方が大人よりもずっとずっと、感受性が強くて、柔軟で、たくましくて、学びを生かせるんだよなあーと改めて感じた。
特に、いじめっ子と両親と、校長と、主人公のストーリー。
もうちょっと掘り下げて欲しかった。
最後の表彰のシーンで、転校したと思っていたいじめっ子がいたから、原作ではなんらかの解決があった??
流石に限られた映画の中には詰め込めなかった?
親友とのストーリーはとても美しくって素晴らしかった。
性善説
良かった。
幸せな気分になれる。
障害者モノって扱うのが難しいと思うけど、
ギャグに逃げず、重いモノにもなっておらず、
現実はこんな上手く行くかよと
思う人もいるかもしれないけど、
主人公の障害と向き合ってキツイ人生を見せつつも
それでも世の中捨てたもんじゃないな、
人生悪くないなと思わせるのは、
監督の優しさなのか手腕なのか…
何か特別な事件が起こるわけでもなく、
主人公はただ逃げずに生きる事で、
ただ、自分らしく生きる事で
周りが感化されて行くのが良かった。
自分を大きく見せるでもなく卑下するでもなく自分
らしく自分でいる事が大事だとオギーに教わった。
意地悪しちゃうヤツも何か問題を抱えてて、
根っこは凄く良いヤツで
両親含め周りみんな良いヤツなのも、
SNS疲れしてる自分にはとても心地良かった。
浜辺での男の子5人の背中はジンと来たな。
男に生まれて良かったと、
まるで自分もあそこにいたかのように、
僕も思えた。
心が疲れた人や
オギーと同じくらいの子どもがいる家族に
観てもらいたい作品。
エレファントマン
優しさに触れる映画
宇宙(周り)を動かす奇跡(ワンダー)の力
オーガスト・プルマン、通称オギー。10歳。
宇宙が好き。『スター・ウォーズ』が好き。
理科が得意で、頭も賢く、明るく、ユーモラス。
両親と姉、愛犬、愛情たっぷり幸せに暮らしている。
何処にでも居る至って普通の男の子。
でも、本人に言わせると、「僕は普通じゃない」。
何故なら…、
遺伝子の疾患で、生まれつき顔にハンデが。
27回の手術を受け、“普通じゃない”顔に。
長らく自宅学習して来た彼が、母親の勧めで、初めて学校に行く。
宇宙飛行士オギー、未知なる宇宙へ…!
そんな彼の“大冒険”と、家族、同級生ら関わり合う人々。
公開時から評判上々、見る前からいい映画だろうと思っていたが、評判違わぬ良作。
心地よいほど見易く、ひねくれ者以外誰にも好かれる、THEフィールグッド・ムービー!
“普通じゃない”子が学校に行く。緊張の初日。
子供は正直だ。それは時には残酷だ。
あからさまに注目、好奇心、見せ物、偏見の対象。それはいじめにも繋がる。
幾ら前向きな性格とは言え、さすがに傷付く。
親の前では「学校、良かった」「楽しかった」と言うものの、本当は…。
自分の醜い顔に涙する。
ベタな言い方だが、人は見た目で決まるもんじゃない。
オギーをいじめた同級生、差別した毒親こそ醜い。
こいつらもいずれ、自分たちがどんなに酷い事を言ったか、してきたか、痛感するだろう。
だって、オギーはこんなにも、愛らしいのだから。
ひと度彼を知ると、あっという間に仲良くなれる。
それほど大きく、広く、楽しい少年。
初めての親友が出来る。
しかしある時耳にしてしまった、親友の本音。あれは見てるこっちも胸が痛くなった。
こんな自分が“普通”を望むのは無理なのか…?
その親友も言ってしまった事を後悔。
学校は言わば、社会の入り口。
色んな人と触れ合って、傷付き傷付け、誤解しすれ違いながらも、友情を見つけ、育んでいく。
いじめ問題や友情、モンスターペアレントをも描いた学園ストーリー、子供たちの成長物語でもある。
オギーは作品の太陽。彼を中心に話が綴られる。
でも、周りの恒星だってそれぞれ魅力的。
オギーの姉、ヴィア。弟の面倒見も良く、優しい、親にとっては“手のかからない出来のいい子”。でも本当は、親がオギーばかり見てて寂しい。私の事も見てほしい…。それでも弟を邪険にする事なく、ある時塞ぎ込むオギーを励ます。
初めての親友、ジャック。毎日オギーと遊ぶ毎日が楽しかったのに、つい言ってしまった酷い言葉…。他の友達とも喧嘩…。激しく後悔・反省しながら、またオギーとの友情を取り戻す。
ヴィアの親友だったミランダ。複雑な家庭環境から、いつしか疎遠に。また仲良しに戻りたいきっかけに悩んでいた時に、大役を譲る。
周りの人物も章仕立てで語られ、オギーとの関わりや自身の悩みなどが作品に奥行きを与える。
そして、両親。
父親は男親ならではの愛情とユーモア。
オギーが太陽ならば、母親は太陽すら抱く天体。オギーの全てを包み込む眼差し、言葉、それらが一つ一つが温かい。
担任教師の格言。校長の心温まる言葉。
彼ら皆の物語。
天才子役ジェイコブ・トレンブレイくんの、『ルーム』に続く代表作!
どうかハリウッドよ、この子を大事に育てていってくれ。
ジュリア・ロバーツがこんなにも優しい母親役が合うとは…!
子役たちも皆、好演。
オギーが『SW』好きなので(確かジェイコブくん本人も『SW』好き)、ちょいちょいの『SW』ネタにニヤリ。あのキャラとあのキャラが特別出演!
そう、オギーは太陽なのだ。
オギーが純粋な光を放ち、周りの人物も光り輝く。
一部で本作は“感動ポルノ”と叩かれている。
それはちと違う。
感動ポルノは、障害で涙を搾り取り食い物にする媒体。
本作は障害で感動を煽ろうとしているんじゃない。
感動の先にあるもの…。
周りを動かす力。
変わる人々。
本作が本当に描こうとしているのは、この事だと思っている。
普通って…?
いや、そもそも、普通の人なんてこの世には一人も居やしない。
皆それぞれ、普通じゃない。
だからこそ、皆と居ると楽しい。皆が大好き。
この世界=宇宙はこんなにも素晴らしく、奇跡=ワンダーに満ち溢れている。
あまりにも普通の感動作
ハートウォーミングは、やっぱりいいなあ
ハートウォーミング、やっぱり最高!!
最初はそんなに変な顔か?と思ったが、進むにつれて「たしかに変な顔だな」と思えてきた。映画なので、異形な場合は限りなく異形ってことに頭が慣れてしまっているからだろう。
この映画のよさのひとつは、この変な顔のレベルが絶妙なことではないか。
だからこそ、起きる事やみんなの対応が他人事ではなく、自分と照らし合せて入ってくるんだと思う。
そして、主人公が中心なのはもちろんだが、姉や同級生や姉の友人を、次々と主体にして描くことによって、中だるみのない心地よいリズムのストーリーになっている。あ、そうだったのか、という発見が、けっこう単純なストーリーなんだけど楽しくしてるんだと思う。
小説で言えばジュヴナイルという感じの映画だけれど、それがかえってうまく働いている。
悪いヤツは基本的にいない、特に子供には。そういう信念が見えて気持ちいい。
いろいろあって、心配したりやきもきしたりするけれど、それがまた楽しいんだよね!
あと出てる人みんなきれいかカッコいい。
心を安らげたい時におススメ。
人はみな他者を傷つけ、傷つけられて成長する。オギー少年の一歩が奇跡を生む!
この作品「また、お涙頂戴物語なのか?」と思っていたら、友人が結構良かったと教えてくれたので、公開終了間際の映画館で私は、奇跡的に観賞可能になりラッキーラッキーでした!
これで、「ワンダー・きみは太陽」のオギー少年同様、私も公開から3ヶ月も経過しているという本作を、映画館で奇跡的に観られた事は正に、ワンダー!ワンダー!奇跡の体現者です!
何故か、オギー少年に出会うとみんなが幸せになってしまうと言うのはどうやら本当の事らしい!
この作品の主人公のオギー少年は生まれつきの障害を持っている為に、中々両親がオギーを学校に通学させなかった。だが遂に入学を果たした彼の約1年の生活を作品は描き出していく。
学校でのオギーの「初めてのおつかい」ならぬ「初めての学校生活」が始動、その少年の日々の学校体験と家族の日常生活の数々のエピソードが描かれていく。
勿論オギー少年に対するイジメ有りだが、私が本作をとても気に入ったのは、イジメは絶対に「いかん」と頭ごなしの人権団体のお偉いさんが説教する様な描き方をしていない作風が特に素晴らしかったので、私は心底本作に惚れ込んだ!
子供なら特に、誰でも何に対しても好奇心を抱き、自己の認識を超える者に対して、大きな不安や差別意識や、偏見を持つ。その一方で興味や好奇心を持ち未知なる存在を理解したいと言う肯定的な欲求も同時に存在すると言う事実を描きだしている点だ。
イジメの原因となるその行動の背景には相手に対する情報量の圧倒的な不足が有る事。その情報不足が相手を理解する妨げとなり、相手を傷つける最大の要因になると言う視点である。
そして、その理解出来ない他者や物事に対して人は自然に排除する性質を持っている。
本作はオギーを取り巻く家族問題も描いていて、特に年の近い姉の心の揺らぎを丁寧に描いている事はとてもリアルで素晴らしかった。
普段差別をされ、虐められる事が多いオギー少年だが、オギー少年に決して責任は無くてもオギーが生きて生活する事自体が、被害者として存在ばかりするのではなくて、時には姉のヴィアを傷つけ、苦しい立場に追いやる加害者の立場になる事も有り得ると言うき気づきを教えてくれる点に於いても、本作は深い視野に立ち物事の本質を描こうとしている点で素晴らしい。
中々同じようなテーマをもしも、邦画界で描こうと試みるなら、障害者と暮らす問題をお涙映画にして、こう言う視点から問題視する事は実に少ないと思う。
人間は決して一人だけでは生存する事は出来ない。
しかし、私達人間は自己の人生を歩む過程で、常に多くの問題を抱えて生きている為に、不本意ながらも、常に他者に対して寛容さや、理解有る姿勢でばかりで関係を築く事は困難だ。
他者に多く出会えば、そこには必ず相手を良く知らないと相手との間に誤解や溝を生む事態も有る。
人間同士の間に出来た溝を埋める為には、お互いをより深く理解する事で、誤解を解く努力が必要不可欠だ。家族なら自然と理解し合えると言う事もない。
まして学校で本当の親友に出会うのは更に難しい努力と忍耐を必要とする。しかしどんな時にもこのオギー少年は諦める事なく、前向きに生きて行こうとチャレンジを続けている。
私達の身の回りでも常に、イジメや心の行き違いは日常茶飯事である。人間としてこの世で生を受けている限り誰もが大小違いこそ有れ、困難の中に日々生き、それでも前を向いて人生を生きる事が大切になる。そんな日々の生活の素晴らしさをオギー少年の生きる姿勢を通して教えてくれた本作は人間に優しい映画だった!オギー少年のように生きるなら、この世はもっと素晴らしい
トム少佐応答せよ
顔に障害を持って生まれ、27回の手術を受けながらも傷痕が残っている少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)。父(オーウェン・ウィルソン)と母(ジュリア・ロバーツ)の深い愛情によって10歳になるまで自宅学習を続けていたが、5年生から学校に通わせることを決意した家族。少年オギーや姉ヴィア(イザベラ・ヴィドヴィッチ)、さらに同級生のジャックウィル(ノア・ジュープ)、ヴィアの友人ミランダ(ダニエル・ローズ・ラッセル)らの名前が章立てであるかのように映し出されるが、それぞれの心情描写はごくわずか。しかし、この4人の心の変化が物語に重要な効果を与えているのです。
偏見とイジメ、さらにはモンスターペアレンツの問題など、日本人にウケるメッセージもあったりして、最後には涙してしまうほどの心温かい物語でした。「顔は直せないかもしれないけど、心は変えることはできる」とか、「顔は見ているうちに慣れてくる」とか、当たり前のことだけど、人間顔じゃない!と改めまして気付かせてくれる。そしてオギーとジャックの一旦壊れかけた友情も復活する経緯や、ヴィアとミランダの疎遠になっていた友情も復活するなど、見どころは満載だったように思います。最も印象に残るのはミランダが久しぶりにオギーにかけた電話口での「トム少佐!」でしたけどね・・・というのも、オギー少年の夢が宇宙飛行士になることであり、人前に出るときには必ず宇宙服のヘルメットを被っていたり、スターウォーズ好きのために妄想でチューバッカが何度も登場したりしたためです。因みに息子のsonと太陽のsunの発音が同じだということも勉強になります・・・
もう一つ印象に残るエピソード、オギーが「クリスマスよりハロウィーンが好き」だということを告白するシーン。顔を隠して他の子供たちと同じ立場になれることが、家族の愛を感じるクリスマスより自分を解放できるんですよね。逆にちょっとだけ物足りなかったのが同級生の黒人の女の子サマー。あのクラスは黒人の先生が担任だったけど、生徒の中で他の黒人の子はいたんだっけ?と、そのためにオギーに近づいたのかなどと、考える余地を与えてくれませんでした。
映画鑑賞会では『オズの魔法使い』が上映されましたが、これが『エレファントマン』だったらどうしようかとドキドキしてしまいました。因みにテレビに映し出された映画は『ダーティ・ダンシング』。
オギーは見た目を変えることができません。私たちが見る目を変えなくてはいけないのです。
子供と一緒に観てほしい。
もうそろそろ地方でも上映が終わるので
気になる方は最後のタイミングかもしれませんが
できれば観て欲しいですね。
みなさんがたくさんレビューを書いておられるので
詳しいことはそちらを参考にされるといいと思いますが
いい映画、観た〜〜
っていう感想が素直に湧いてくる映画です。
綺麗事過ぎ!という感想もあるけど
原作はベストセラーの児童文学。
悪意ではなく、優しさや勇気を子供に伝えるための原作だから
そこは、そういう作りで良いと思うんです。
自分に見えるのは一つの景色だけかもしれないけど
兄弟であっても親友であっても
自分と違うところに立っていれば、そこから見えるものは
自分とは全く違う景色だったりする。
人それぞれにいろんなものを見て生きているんだよ〜
そういう事を、とても解りやすく丁寧に作られているので
出来れば、子供さんと鑑賞して欲しいな〜
小学生にも中学生にも響く話だと思う。
@もう一度観るなら?
「地上波放送でツイッターの反応を見ながら観たい。」
天才子役再び
難産による疾患で顔に大きな変形が残ってしまった少年オギー。
学校での差別によるイジメに悩みながらも、暖かい両親や姉に支えられ、周囲も巻き込んで大きく成長するオギーを描いた作品。
感動作「ルーム」から約2年。
天才的子役と称されたジェイコブトレンブレイが今回演じるは生まれながらの障害による顔の奇形化に悩まされる少年。
差別によるイジメに悩まされながらも次第に友達が出来ていき、最後は感動的な大団円といった予想通りの展開ではあったが、そこに挟まれるオギーを中心とした様々な人物の心理描写も描かれており、オギー単独の感動作でないところが今作はの大きなポイント。
オギーの世話に精一杯で疎外感を感じる姉のオリヴィア、そのオリヴィアのかつての親友で今はぎこちない距離感を置くミランダ、オギーに対して興味を持つも周囲の目を気にして素直になれないジャックなどの思春期の少年少女たちを優しく見守る母ジュリアロバーツと少し頼りない父オーウェンウィルソンがとても幸せで良い関係に見えた。
なんかオーウェンウィルソンってココリコの田中に似てる気がした笑。口元とかな?笑
心が温かくなる素敵な作品。
たまにはアクション物ではなくこういう作品もいいよね笑。
みんな違って みんないい
「みんな違って、みんないい」
人と違うのは、誰も同じ、そして、それが個性というのだと思う。
たまたま顔に障がいを持って生まれたオギー。でも、ちゃんと彼を見守り、愛してくれる家族や友がいる。そして、彼が居たからこそ、彼に関わる人は、新しい自分や優しさ、勇気を知ることかできた。
アメリカの学校のイジメへの対応は、見守る所はちゃんと見守る中で、子供自身が乗り越えていくように指導し、保護者にも変に媚びないで毅然としていて、日本の学校現場ではなかなか難しいな…と思いました。
王道的なハートフル・ストーリーでしたが、誰でも温かな気持ちになれる作品だと思います。ピュアな友情や思春期の迷い、そして個性やイジメ等、ぜひ、小中学生に観せたい映画です。
優しい気持ちになれる
登場人物全員が素敵な人たちだった。
主人公のオギーだけでなく、周りの人たちにもスポットが当たって話が進んでいくのがよかった。
観終わったあとは、本当に優しい気持ちになれる。
生きていたら毎日楽しいこと、嬉しいことばかりじゃなくてつらいことや、しんどいことの方が多い。
そのせいで心が荒みがちだが、「優しさを選択」できる温かい心の持ち主になりたいと思った。
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