「泣ける作品」ワンダー 君は太陽 藍姫さんの映画レビュー(感想・評価)
泣ける作品
ダース・シディアスやチューバッカが出てきてシリアスの中にくすっと笑わせてくれる要素がチラチラ。
ネートとイザベルは理想的な夫婦で、
奥さんを怖がっているけど奥さんの足りないところをちゃんとフォローしてくれる。
それを一番感じたのが、ヴィアが自分にも1日どうだったか聞いてほしいと思っているわけですよ。
ネートはちゃんと聞いてくれる。
どうしても気にかけてしまうオギーだけれど、ヴィアも同じ子供だよって思っているところが伝わりました。
オーウェンがパパ役って…と思ったけど、ユーモアがあって優しさもあるところがオーウェンが演じて良かったなと思いました。
ジュリア・ロバーツも教育ママ的ではないんだけど、しっかりしているママって感じが出てますよね。
タイトル通り、オギーはみんなの太陽で、オギーの行動は勇気がいると思うのですよ。
でもヴィアが言っているけど、普通の人間だってそれぞれに悩みはあるのです。
オギーが特別なわけではない。
みんな変わりないのです。
なので私にも弟がいるので、オギーの作品だけれどヴィア目線で見てしまいます。
姉だから…っていう思いが強くなると迷惑かけないようにしなくちゃとしっかり者に育ってしまう。
だけど心の底では親に気にかけてほしいと思ったり、でも言えなかったり。
ヴィアにはおばあちゃんがいた、これからは彼氏とミランダもわかってくれるだろう。
反対にヴィアはミランダのこともわかってあげられるだろう。
人間は誰だって悩みを持ち、支えてもらい、支えてあげる。
オギーの外見を気にしないで、純粋に友達になりたいと思うジャックやサマーが素晴らしいと思った。
距離を置くみんなを無視して、オギーを選ぶ勇気が偉いな。
ジャックとママの会話、ジュリアンと両親の会話を見ていると、親のオギーに対する見方の違いがよくわかる。
子供は純粋だから親が言ったことを素直に受けとる。
ジュリアンはオギーの外見から判断する、ジャックはオギーの内面から判断する。
自分が子供を持つ時にはジャックのように見た目で判断することなく、その子自身を見てあげることを教えてあげたいな。
色んな要素に感動できる作品でした。