GODZILLA 決戦機動増殖都市のレビュー・感想・評価
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ゴジラの怪獣プロレスに飽き飽きした方へ
怪獣8号を見ようとしてたら目に付いたのが、アニメの劇場版ゴジラ三部作。コレが結構面白い。最近のハリウッドに登場するゴジラは、完全にプロレスラーです。怪獣プロレスです。正直、詰まらない。やっぱり、純粋にモンスターものが良いです。かつ、科学技術でモンスターを仕留める系、が見たいのが日本人。ゴジラ-1.0は、そこが良かったわけで。
と言うことで、この三部作は日本人が求めるゴジラでした~
個人的には、この二作目が一番好き。内省世界に行ってしまう三作目よりも、こっちの方が分かり易いし、ゴジラに対抗する科学ネタも興味深いですし。
劇場公開時は、完全にスルーしてました。後悔してます。コレは大画面で見たかった~!
三作目は衝撃的な幕切れなんですが、子供は残したし、モスラは卵のままだし、双子の姉妹はいるし、ゴジラも健在。四作目への伏線は残したままです。続編待ってます。
面白かった。
手に汗握った。
かなり。
発想は認める
蜂球式バーニング・ゴジラ!
ご都合主義を感じさせない工夫が欲しい
ゴジラを退治出来ずに宇宙に逃げ出した人間が、放浪の末、改めてゴジラに戦いを挑む物語。
3部作の第2作ですね。
本作では、原住民との遭遇とナノメタルの存在がキーとなります。
原住民とその巫女の存在は、ゴジラ対モスラにインスピレーションを得たのでしょう。科学と自然。ゴジラ殲滅と共存。相反する考え方の二つのグループの存在は、物語をより深いものにしたように感じます。
逆に、ナノメタルについては、ネガティブ評価。製作者側では細かく設定を詰めているのでしょう。しかし、鑑賞者の私にはそれは伝わらず、物語の都合に合わせて設定が積みあがっていくように思われ、少々興ざめしました。
戦闘シーンは迫力十分で、その悲劇的展開も高く評価出来ます。ただ、それでも上記の「ご都合主義」が感じられる分、物語に没頭出来ません。
1作目同様に、CGによるキャラ描画への不満は引き続きあり、第2部はやや低い評価としました。
ガンダム?
破滅の言葉はもしや・・・バルス?
当然メカゴジラやモスラが登場するんだよね・・・などと予想するも、呆気なく裏切られる。なんと金属であるナノメタルが2万年の期間で進化を遂げていたのだ!そりゃ無理な設定だろうとは思ってみるも、ゴジラの存在だって似たようなものだから許すことにした。
前作にも増して専門用語がいっぱい出てくるので混乱気味。前半にはフツア民族がメインになっているのに、後半には完全に無視。ビルサルド星人たちのメカゴジラとの融合とか、ゴジラ討伐後の世界にも言及していたりするので、“神”という存在はゴジラからビルサルドに代わるだけという、ヒト型種族にあるまじき世界観に翻弄されてしまいます。
いや、そもそもエクシフ星人にしたって“神”を称えるほど信仰心の篤い人たち。ただし、彼らは10万年の間、破滅していく星をいくつも見ている。怪獣とは神なのか?温暖化、公害、核実験による負の産物ではあるが、人間の驕りから創られたものなのか。
映像としては怪獣惑星よりも遥かに鈍いゴジラの動き。しかし、吐く熱線は大気圏をも突き通す威力があるのだ。サカキハルオ大尉も司令官の地位を引き継いだものの、決断するには躊躇しがち。ゴジラを倒すのは「人として」というのが大前提であって、ナノメタルが倒しても勝ったことにはならない!う~む、なんだか考えさせられる。
ユウコリン曹長も今回は宇宙戦艦ヤマトの森雪みたいな立ち位置で、ハルオとのキスシーンもあるし、案外巨乳だったこともわかる。いや、ゴジラでしょ・・・ヤマトじゃありませんから!死んだら3作目に女性がいなくなるから寂しいよ。つまんなくなるよ。特攻、自爆したって死ぬはずないよ!と、夢中になって見てしまった。
双子のマイナとミアナも魅力的ではあったが、エクシフのメトフィエスも中性的な存在で惚れてしまいそう。ビルサルドはガルグ、ベルベ、トルドと声も似てるため区別がつかない。パワードスーツ、ヴァルチャー、EMPなんちゃらとか、どうなってるのかわからない。弓矢と槍で戦えよ!と言いたくなった。
GODZILLA?
鑑賞記録
こういう裏切られ方は想像していなかった
虚淵脚本ということで第一部からドギツイ裏切られ方は予想してましたが、まさかこういう裏切られ方とは・・・。
そのうち「脚本 地獄」で「もしかして 虚淵」と出てくるかもしれません
第一部では壊れたラジオみたいに「地球を返してもらう」「俺はお前を」を連呼していたハルオが後半ようやくまともに話し始めて面白くなってきました。
ゴジラに固定概念を持ちすぎている人にはつらい作品かもしれませんが、とても面白いです。
ほんの少しの希望を見せられながらどんどんと深い地獄に引きずり込まれる感覚はとてもたまりません。
映像やストーリー、演出すべてに細かな気配りやこだわりが感じられます。初代ゴジラの重要な要素である「恐怖」を全ゴジラシリーズで最も感じさせてくれる作品だと思います。
あれだけ煽っておいて
メカゴジラもモスラも登場せず。
とんだ肩透かしだ。
ゴジラのサイズをいくら大きくしたって、前作と同じで背景がジャングルじゃ対比物が無いも同じで巨大感が全然伝わって来ないんだよ。
クライマックスは前作の焼き直しみたいだし。
だったらメカゴジラシティをゴジラがバリバリ壊す方が面白くなったろうに。
以下、【俺が夢想するクライマックス】
ゴジラを殺すため、禁断の最終兵器の使用を決意するハルオ。
ゴジラ迎撃の為、攻撃要塞へと変形するメカゴジラシティ。
いよいよ乗り込んで来るゴジラ。
四方八方から撃ち込まれるメーサービームに指ミサイル。
破壊され悲鳴を上げるメカゴジラシティ。
最終兵器発射までの時間を稼ぐ為、次々に散っていく仲間の機体。
電流アンカーで動きを封じられるゴジラ。
いよいよカウントダウンが開始され、叫ばれる最終兵器の名は、もちろん
アブソリュート・ゼロ!
どや、100倍面白そうだろうが!(笑)
作り手はアニメは得意でも特撮には興味が無かったのかねえ?
次で完結のようだが余程しっかり盛り上げてくれないと、アニメ史にもゴジラ史にも残らない作品になってしまうぞ。
数ヶ月後、この諫言は的中する。
了。
やっと見に行けました。 なんか、ゴジラちゃん可愛く見えてきた。 ト...
"文明の呪い"となった「メカゴジラ」の存在感
"活劇要素"を押し出した『怪獣惑星』とは違って、『決戦機動増殖都市』はある種の"呪い"を描いてました。
自分は機龍ファンなので、正直コチラはイマイチでした(笑)何しろゴジラとガチンコ勝負をしないのです。それは無い!
ですが都市という「概念」に変貌したのは面白いです。自立金属のナノメタルで生成されたメカゴジラは、どこかラピュタの滅び去った超文明に通じていて、それが人とビルサルドの間に摩擦を生じます。このテーマは前作よりも深いテーマを担っていて、ハルオという主人公の存在意義にもつながるので、そこは非常に素晴らしい展開に仕上がっています。
ただあれだけ冷静沈着インテリマッチョなガルグさんが、まるで乱心したみたいな後半はイマイチでした。部下のベルベも同じですが、あれだけ協力し合っていたのが、ナノメタルで袂を分かつ。そのドラマが弱いかなと正直感じてしまいました。
もうちょっと葛藤を描く必要がありました。ハルオの機転と采配に一度は感謝のガルグさんは、そこで自分の行動が正しいのか迷うべき。ハルオたちと過ごした時間で学んだことを守るべきか、既に過去の遺物と化したメカゴジラに執着するか?時間を割いてでもその迷いと答えを描いてほしかった(結局態度は変わらないまま、あの結末になりましたし)。そうすれば種族間のドラマもさらに深まったはず。
いっそ己の過ちにやっと気付いたガルグさんが、他の仲間へ退避を諭すベタな場面が欲しかったです。そうすればドラマの幅も一気に拡散するでしょうし、ベルベさんに己が気付いた過ちを託せたはず。
ベルベさんは人類と比較的友好でしたし、彼がガルグの遺志を継いでハルオとゴジラへ挑めたはず。下手したら揶揄していたフツアの民からヒントを得て、ビルサルドの価値観を変える役を担えたはず(アダムと一緒に行動するパートとかも面白そうだし)。最終章への期待値がさらに倍増できたと思うし、ここで退場させたのは、ちょっと勿体無かったなあ…。
次回はいよいよメトフィエスと“あの怪獣”のターンですし、フツアの民の登場なら、“あの怪獣”も参戦のはず。
いずれにしても11月もスクリーンで拝見します。
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