「ジェイコブの秘密」ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 agnix-kさんの映画レビュー(感想・評価)
ジェイコブの秘密
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J・K・ローリングの発想力はさすがです。クリーチャーもおもしろいし、ユニーク。でも、これも次回作が決定している? からでしょうか。伏線ばかりでしっかり楽しめません。話があちこちに飛んでいるように見えます。観客の子どもたちは途中で飽きてしまい、ぐずっていたほど。そんななかでちょっと注目している人物がいます。
それはジェイコム。その役割は、魔法ばかりが注目され反キリスト教的に見える世界観のなかで、重要な位置づけにあるのではないか、ということです。
ジェイコブは、英語ではJacobと書きます。これは、キリスト教のなかでは聖人とされているヤコブと同じスペル。ヤコブは、イエス・キリストのいとこ、あるいは弟という説も。いずれにしろ、聖人 という位置づけです。
思い出してください。ジェイコブの仕事を。彼はパン屋さんでしたね。パンは、キリストの身体(肉)なのです。ワインはキリストの血。パン×ヤコブとなれば、聖人という位置づけでまちがいないでしょう。
聖人であるジェイコブが、今後、どのように魔法界とかかわっていくのか、ちょっと楽しみですね。
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