「早く続きを!」ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 根間洋輔さんの映画レビュー(感想・評価)
早く続きを!
「ハリーポッター」シリーズのスピンオフ、「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」の続編。
ファンタスティックビースト(以下ファンタビ)は5部作構成となっており、今回はその2作目。
前作は、「ハリーポッター」シリーズの世界観を見事に踏襲しヒットした。
それもこれも「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」から、今作までメガホンを取ったデイビッド・イェーツ監督だからだ。
しかも、ファンタビ自体、原作者のJKローリングが脚本を書いているだけあり、そりゃあ面白いに決まっている。
今作もキャスティング・脚本・監督も同じままに撮っているので、期待して鑑賞した。
今作の感想を言う一言でいうと、「早く続きを見せてくれ!」
ハリーポッターシリーズから説明だけで聞いていた、ダンブルドアとグリンデルバルドの闘いが恐らく5作目になるだろうが、ファンの人達も知らない事実がこれでもかと今作には散りばめられている。
え?え?という展開が次々起こり、安定感のあるシリーズと信じられない展開が見事にマッチしていて、飽きがこない。
とにかく続きが気になる作品だった。
しかし、小説家であるJKローリングが脚本を書いているだけあって、説明のシーンが少し多過ぎたのは気になった。
3作目以降は、説明と演出のバランスを上手くとって欲しいと思った。
今作でなにより衝撃的だったのは、私の大好きなクイニーがグリンデルバルドの元に行ってしまった事だ。
このシリーズならハッピーエンドにならなそうな気をもして不安だが、とにかく続きが気になります。