ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のレビュー・感想・評価
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4DXとの合わせ技、体験する価値あります!
JKローリングの書くものは、彼女の描く世界観における独自のルール設定や裏設定が多すぎて、熱心なファンでない身には少々辛い部分がある。それはハリー・ポッターもファンタビも同様で、入り組んだ物語も登場人物たちの深刻さも、構造の複雑な箱庭を見ているような感覚に陥ってしまう。なにより不満なのは、これだけややこしいことをやっていながら、闇vs光、悪vs正義、という単純な二元論を繰り返していること。もちろん曖昧なグレーゾーンを描く意思は感じられるのだが、だからといって作り手の思惑のままに没入できるわけではない。 ただ、ファンでない者にも映像的な面白さというのは確実にあって、特に4DX(MX4Dでなく)で観た時にあるシーンで感じた興奮は、ストーリーとはまったく関係がなく、純粋に映像と4DX効果から生み出されたものだった。こういう大金が投じられた作品だからこそできる表現の功績は否定できないし、こういう大作はいつの時代も必要なのだとも感じる。
J.K.ローリングの世界にハマっている人のレビュー
クイニー(アリソン・スドル)の選択について...
ノー・マジ(人間)であるジェイコブ・コワルスキー(ダン・フォグラー)を好きであるがゆえに支配しようとした(魔法の力で自分のものにしようとしたけれど、ニュートに「フィニート・インカンターテム(呪文よ終われ)」をされてしまう)クイニーは、法を犯して逃亡しているゲラート・グリンデルバルド(ジョニー・デップ)の信念に共感して支持者になる伏線(クイニーは既にジェイコブと再会し法を犯してイギリスに勝手に連れて逃げてきている)はあったし、終盤のジャッジメントには割と納得できる。
ニュートン・スキャマンダー(エディ・レッドメン)の恋愛...
イギリス魔法省のリタ・レストレンジ(ゾーイ・クラビッツ)とは、回想シーン(興奮のシーン。『ハリー・ポッター』でお馴染みのBGMと共にホグワーツ魔法魔術学校が登場)によるとホグワーツ時代に親しい関係であった。
現在、リタはニュートンの兄テセウスと婚約している。
マクーザ(アメリカ合衆国魔法議会)の闇祓いに復帰したティナ・ゴールドスタイン(キャサリン・ウォーターストン)は、リタに関する誤報を信じてニュートに冷たく接するものの、嘘偽りのないニュートの自分への想いが本物であることを知るのであった。
クリーデンス(エズラ・ミラー)とナギニ(クローディア・キム)の関係...
生みの親をパリで探し出そうとするクリーデンスとサーカスで知り合ったナギニは、一緒にサーカスを逃亡する。孤独な二人の関係は、お互いに唯一の友達である。出生の秘密に引き寄せられてしまう。
アルバス・ダンブルドア(ジュード・ロウ)...
グリンデルバルドの計画を阻止するという目的を果たすため、ニュートの力を借りようとする。自分では倒せない理由がある。
ご高齢のニコラス・フラメル(ブロンティス・ホドロフスキー)...
600歳を超えているらしい。小走りで可愛いというか、見ていると笑いがこみ上げるビジュアル。ラストはグリンデルバルドをパリから追い出すために駆け付けて活躍を見せてくれる。
ネタバレしてても面白い。
序盤のグリンデルバルドの空中脱出シーンは、迫力満点ですが激しすぎて何をしているかよくわからない。
水獣のケルビーがニュートを乗せて水中を駆け巡るシーンも凄い迫力だが、そのシーンはあっさりしすぎていたように感じた。
でも、だからこそ繰り返し視聴できるのかもしれない。
ただし、いかにも続編ありきな終わり方が良くなかった。
時代考証が良くて、1920年代後半から1930年頃に都会で流行したファッションを取り入れてデザインされていたり、建造物や自動車など抜かりなく、リアルな描写で世界に引き込まれる反面、「オブリビエイト(忘れよ)」や「ルーモス(光よ)」の呪文を使う魔法使いごっこをしているように感じるきらいもある。
なんだかんだで登場人物たちがパリに集まってしまい、グリンデルバルドも支持者を集めてしまった。はてさて、続きはどうなることやら。楽しみでもあり不安でもある。
クリーデンスの親探し
前作の続きで次への伏線のための作品
前作で大騒動を引き起こしたクリーデンスが自分が何者なのかを探す話
舞台はイギリスを経てフランスに
大きな事件は起きないがそれぞれの立ち位置が変化する
魔法動物は少なめ
フランスを舞台にする必要はない
クリーデンスはレストレンジの一族ではなく子供の頃にリタが取り替えた別の子供でダンブルドア家のもの
スキャマンダー兄弟のリアル感がみどころ
スキャマンダー兄弟目当てで鑑賞。エディ・レッドメインとカラム・ターナーは、本当の兄弟のようで共演はまさにはまり役だ。何気ないシーンでもじゅうぶんみどころになる。 本作はちょっと暗めの映像が多く一作目ほどのファンタジー感はなかったが、話題的にはさまざまな要素が織り混ぜてあり、じゅうぶん楽しめた。青い火と赤い火の戦いも大迫力で良かった。 個人的には、役者陣に関しては一作目を上回る充実ぶりかも。
魔法エリート集団によるバトルは迫力満点
いよいよグリンデルバルトがばっちり登場。 ジョニーデップはジャックスパロウのイメージが強いけど、こっちも物凄いはまり役。 開始早々脱獄するけど、警備がお粗末な気がするのはおれだけ? 前回はいろいろな魔法動物が出てきたが、今回はあんまり出てこなかった。 ファンタスティックビーストといってるものの、ビースト要素は薄め。 その代わり、前回以上に魔法バトルの激しさが増していた。 ハリポタシリーズは、登場人物が学生だったけど、ファンタビはほぼ全員が大人のエリート魔法使い。 だから必然、規模のでかい魔法が多いのが面白い。 全然展開を知らなかっただけに、最後の20分ぐらいの怒濤の展開に圧倒された。 まさか・・・ね。 ストーリーは難しめ。正直着いていけなかった部分多くて、雰囲気で楽しんでる所があった。 評価が伸びなかったのはそれが原因かな。 それにしても、2作目のラストで衝撃の展開にして3作目につながるというのはよく見る。 近いところでいうと、まさにジョニーデップ出演のパイレーツオブカリビアン。 あれも、1作目は独立していて、2作目と3作目がつながっていたからなのか、ラストシーンが印象的。 そういえば、古い映画で言うとバックトゥザフューチャーもそうだった。 あれも、1が独立して、2~3作がつながっているから、最後にデロリアンのあれがあったわけだ。 やはり2作目というのは、次を見てもらうためにそういう演出がされるのかな。 ちなみに一番よかったのは、ジェイコブの前半の台詞がしっかり伏線となっていたこと。うならされた。
ファンサービスが良い
続編だが、特に前作が大きくストーリーが進んだ訳ではないので
本来は視聴に問題はないはずだが、本作はハリーポッターシリーズファンへのサービスが多いので
新規視聴者からすると登場人物が多いのと「ほらファンサービスですよ」という露骨な演出に面白みを感じないかもしれない。
やたら「別れ」が多いのでやや鬱屈とした展開にげんなりするところでもある
ストーリーが三軸で展開される。
脱獄したグリンデルバルド
前作のキャラクターたちの騒動(ニュート)
クリーデンスの出生
そこにさらに過去の回想が入ってくる
こうした場面の切り替えはストーリーの起伏がいまいちに感じる要因になった。
ハリーポッターシリーズでは毎度のことなので個人的にはそれほど気にならないが、
前作『Fantastic Beasts and Where to Find Them』ではこの辺がうまく出来ていたので
残念に感じてしまう要素
特にクリーデンスはキャラクターとして常に不景気な顔で、演出不足、エピソード不足でかなり魅力に欠けるため
出生や行動に対しても興味が全くわかないので、彼のシーンは面白くない。
最後も驚きと言うよりしらけ感があった
印象深い、良かった所
・作品コンセプトは変わらない
ほぼすべてのシーンで魔法動物が関わるようになっているのは作品コンセプトを守っていて良い。
・ダンブルドアの登場
やっぱりダンブルドアはいい感じの畜生、無理難題を振りかけていく
・ナギニ!!!!
『ハリーポッター』では恐怖の大蛇だったナギニが登場、それがサーカスの見世物、着飾った美女として登場には驚いた。
・スパイ映画のテイストを感じる世界を股にかけた物語
『炎のゴブレット』でも登場したポートキーが出てきたのはとても良かった。
ニューヨーク、ロンドン、パリ、各地を移動する展開は良い、文書を手に入れるために潜入など
スパイ映画的で面白い
・"あのBGM"とホグワーツ
急にBGMが大きくなる。ここは完璧にファン向けの演出
一方で若いマクゴナガル先生はあまりスクリーンに大きく映らずピントも合わない
セリフは昔から変わらないし、変わらずお茶目なのがいい
「もっとちゃんと見せてほしい!」と思うところ
・ダ「(グリンデルバルドとは)兄弟よりも親しかった」
驚愕の発言、これは次回作でも引っ張られてびっくりした。
ダンブルドアの子供が出てこないのも理解できる設定だが・・・
・ニコラス・フラメル
『賢者の石』のあの人がここで出てくるか!そしてちらみえする賢者の石!!
・グリンデルバルドの行動理由
ヴォルデモートの極めて小物な行動に対して、こちらは人間の問題を知った上での行動というのが良かった
だがその行動理由に合うもっと悪役としての厚みが出るように設定をしてほしかった。
・"ニワトコの杖"
次回作とセットで観る作品ではあるが、次回のグリンデルバルドのキャスト変更が痛い
ハリーポッターシリーズは長い作品だからキャスト変更は仕方ないところだが
悪役の変更は流石に厳しい
内容盛りすぎて人物相関複雑な作品。案外好き。
内容は、ハリーポッターを手がけるj.k.ローリング原作のハリーポッター以前の話。時は1927年ロンドン〜フランスに渡る壮大な旅の帰結。🇬🇧vs🇫🇷。魔法界と人間界。魔法世界の光と闇。男と女。兄弟関係。友達関係。親子関係。健常者と不具者。先生と生徒。学校と魔法省。魔法界と妖怪。其々の問題を複合的に取り扱いパート3に向けての伏線回。対立軸の折り合いを目指して其々が解決に向かい行動する話。 印象的な台詞は『皆さんの自由と正義と愛で共に生きていこう!』演説をするジョニーディップの場面。映画冒頭で秘密基地確保のために一家惨殺。残った幼児まで部下に殺させる姿勢は自分は手を下さないが、その様な意思を持つという人はなりが良くわかる言葉。上部だけの片滑りの言葉は、民衆を踊らせるにはちょうど良かったと言う皮肉は面白い。 印象的な場面は、人間関係の対比よりも国家同士の意識の違いが上手く映像表現されて楽しい、共和制や帝政や民主制や専制などの事あるごとに繰り返してきたフランス🇫🇷と言う国と30年戦争で戦ってきたイギリス🇬🇧との雰囲気の違いが血で争う民族の違いにも表れ面白い。 印象的な状態は、ハリーポッター外伝をここに来て実感出来ること。やっとここで登場したダンブルドア校長の若い頃が見れて楽しい。賢者の石を使ったニコラス・フラメルや死の秘宝に少しずつ近づいている実感が得られて上手い脚本の仕上がりだと感じた。今も昔もダンブルドアは自分で行動せずに人にやらせる姿勢は感心した。『気をつけろ高圧的な態度では味方も敵に回る』との言葉は校長の風格あり良かった。ホグワーツ城も当然のように出てきてあの音楽は、ハリーポッターを観てきた人は喜んだのでは無いでしょうか。 前回は恋愛と魔獣の話でしたが、しかし今回は複雑な人間模様とハリーポッター世界との融合は複雑さを楽しめる作品になりました。繋がりたいけど繋がらない人々の葛藤が描かれて観る人により見方が変化する所が面白い。世界観を膨らませる良い作品です。しかし1人の作家の範疇を超えている為人物の浅さも露呈してしまう欠点も含みながら面白いと感じました。。
結局何を伝えたかったのかよくわからん。 雰囲気も暗く登場人物もネガ...
結局何を伝えたかったのかよくわからん。 雰囲気も暗く登場人物もネガティブな表情ばかりで観ていてちっとも楽しくなかった。 ダラダラと会話が続き退屈な時間が145分。 次作以降どのようにストーリーが展開していくか注目。 グリンデルバルドがブリンバンバンボンに聞こえて途中から集中できなかったなー。
ファンタスティック・ビーストと酷い脚本の誕生。 誰かローリング女史に忠告出来る人間はいないのか…😓
魔法ファンタジー映画「魔法ワールド」シリーズの第10作にして、魔法生物学者ニュート・スキャマンダーの活躍を描く『ファンタスティック・ビースト』シリーズの第2作。
前作から1年。脱獄したグリンデルバルドを追い各国の闇祓いたちがパリに集う。喧嘩別れしてしまったティナと再開するため、ニュートもまた陰謀渦まくパリへと向かう…。
脚本/原作はJ・K・ローリング。
○キャスト
ニュート・スキャマンダー…エディ・レッドメイン。
ゲラート・グリンデルバルド…ジョニー・デップ。
クリーデンス・ベアボーン…エズラ・ミラー。
ポーペンティナ・ゴールドスタイン…キャサリン・ウォーターストン。
クイニー・ゴールドスタイン…アリソン・スドル。
新たなキャストとして、若きアルバス・ダンブルドアを演じるのは『シャーロック・ホームズ』シリーズや『グランド・ブダペスト・ホテル』の、レジェンド俳優ジュード・ロウ。
ニュートの学生時代からの友人、リタ・レストレンジを演じるのは『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のゾーイ・クラヴィッツ。
前作『魔法使いの旅』は、シリーズ最初の作品ということもあり、一本の独立した映画という印象が強かった。
しかし、今回はかなり次回作を意識した内容の映画になっており、また旧シリーズである『ハリー・ポッター』の要素を色濃く反映させた作品となっている。
若きダンブルドアやホグワーツ魔法魔術学校など、『ハリポ』シリーズのファンなら泣いて喜ぶサービスが盛りだくさん。
さらに、みぞの鏡やまね妖怪のボガート、『賢者の石』で名前だけは言及されていた錬金術師ニコラス・フラメルがついにスクリーンに登場するなど、ついついニヤリとしてしまう小ネタも沢山仕込まれている。
まさかナギニが元人間だったとは…。これには多くの観客が驚いたのではないだろうか。
新たな魔法生物も見どころの一つ。海藻のような姿をした水魔ケルピーや日本人にはお馴染みのカッパなど、不気味だが目が離せない、魅力あるクリーチャーが登場。
特に中国にルーツを持つという巨大生物ズーウーは迫力満点!怖さと可愛さを併せ持つ、素晴らしいデザインでした♪
魅力的な東洋描写が多かった今作。アジアを舞台にした「魔法ワールド」シリーズというのも面白いかも知れません。次シリーズはこれでどうすかローリング女史?
過去最高にダークな世界観が提示された本作。直接は描いていないにしても、赤ん坊や幼児が死んでしまうというのはかなりショッキング。
ボガートがリタに見せた白いヒラヒラ。初めは何のことやらわからないのだが、映画を観ていくうちにその正体が判明する。そりゃこれはキツいわ…。
ファミリー映画らしからぬ描写の数々には、このシリーズをただのジャリ向け映画には終わらせないぞ、という製作陣の強い意志を感じる。
この肩に力が入りすぎている感じ、嫌いじゃないっす👍
なんだかんだ見せ場も多いし、退屈する映画ではない。
…ただ。ただ、この映画の脚本、完全に破綻している💦
あまりにもとっ散らかりすぎていて、登場人物が今何をやろうとしているのか、何を目的にして行動しているのかが非常にわかりづらい。
クリーデンスの出生の秘密を探ることが、今回のお話のキモ。
…いやいや、クリーデンスの出生になんか、1ミリも興味ねぇぞ😅
ニュートと兄・テセウス、そしてリタ・レストレンジの三角関係やダンブルドアとグリンデルバルドの因縁など、深掘りしていけばもっと面白くなりそうな要素が沢山あるのにも拘らず、なぜクリーデンスをお話のメインに据えようと思ったのか…?
クリーデンスがリタの弟なのか否か、とかそんな重要?
どうみてもモブキャラにしか見えないユスフ・カーマさんが荒ぶってたけど、このキャラに思い入れも何もないから、破れぬ誓いがどうしたこうしたとか言い出したところで、なんの感情も動かない。
一番問題あると思ったのは、2作目にしてもう既に『ファンタスティック・ビースト』要素がなくなってしまっているところ。
せっかく魅力的な魔法生物たちが出てくるのに、完全に脇に回ってしまっている。
これなら『ファンタスティック・ビースト』の看板は下ろして、『ニュート・スキャマンダー』の看板を上げればいいんじゃない?
1作目みたいに、もっと魔法生物をフィーチャーした物語じゃないと『ファンタビ』の意味がない。
早々にコンセプトが破綻してしまっているこのシリーズ、先行きが不安でしょうがない…。
ちょっと話がズレますが、長期連載している少年漫画には、だいたいおんなじような問題点があると思っている。
①どうでも良いキャラクターが増えすぎて渋滞を起こしている。
②1コマに情報を詰め込みすぎていて、ごちゃごちゃして見にくい。
③以前見た展開を再び繰り返す。
④展開を引き延ばしすぎて薄っぺらい物語になっている。
本来これらは編集者が口出しして修正させるべきである。
それが直っていないのは、漫画家が編集者よりも力を持ってしまい、口出しする事が出来なくなってしまったためなのだろう。
本作にはこの長期連載少年漫画の問題が全て詰まっている。
これは偏に、J・K・ローリングに口出しできるプロデューサーや監督がいないという事なんだろう。
誰か「ローリングさん。この脚本クソつまんないっす。やりたい事が不明瞭でわかりづらすぎますよ」と一言言ってあげられる人がいれば良かったんだろうけど、天下のJ・K・ローリングにそんな事言える人いないわな😓
グリンデルバルドの台頭、闇堕ちしたクイニー、ダンブルドアの血筋である事がわかったクリーデンスなど、なんだかんだ盛り上がりそうな予感はする。
今作はセットアップに終始していた感があるので、次回からは面白くなることに期待したい。
若きダンブルドアと若きグリンデルバルド。 グリンデルバルドから不死...
若きダンブルドアと若きグリンデルバルド。
グリンデルバルドから不死鳥の伝説とともに、自分の正体はダンブルドア一族の一人「アウレリウス・ダンブルドア」だと告げられる。彼はアルバス・ダンブルドアの弟ではなく、甥である。
グリンデルバルドは、嘘で彼を縛った。
ジョニー・デップが魅せるダーク・ファンタジー
何だろうこの面白さは・・・。本作を観終わった直後の素直な感想である。正直、最初は、前作とは異なるダークな作風に唖然とした。何じゃこれはって感じで戸惑いながら鑑賞していた。しかし、次第にジョニー・デップの悪役振りに魅せられて、画面に吸い込まれてしまった。 本作はシリーズ第2作。舞台は1920年代のフランスのパリ。本作の主人公は、魔法動物学者のニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)。彼は、魔法動物を守るため、不思議な空間が広がるトランクを手に世界中を旅していた。ある日、捕らえられていた“黒い魔法使い”グリンデンバルド(ジョニー・デップ)が逃走し、仲間を集めて魔法界と共生してきた人間界の滅亡を図るために暗躍する。主人公は、パリに向かい、仲間とともに、グリンデンバルドに迫っていくが・・・。 本作は、ハリーポッターシリーズ、前作の持っていたファンタジー色を受け継いだ作品ではない。かなりダークなイメージが強くなったダーク・ファンタジーとも呼べる作風に豹変している。 それでもなお、見応えのある作品になっているのは、本作のキーパーソン、グリンデンバルド役であるジョニー・デップの演技力の賜物である。何があっても揺るぎない静かな佇まい、鋭い眼差し、確信に満ち溢れた言動、圧倒的な魔力、等々、彼の放つ悪の存在感に魅入られてしまう。ラストシーンは圧巻であり象徴的。彼の独壇場になっている。 一方、主人公は獅子奮迅の活躍はしているものの、グリンデンバルドに対抗すべき魔法省を始めとする善側の人々の不協和音振りは不安が残った。やはり、善と悪の力が拮抗していなければ、善と悪の対決の醍醐味はない。 本作でダーク・ファンタジーに軌道修正した以上、もう元には戻れないだろう。次回作以降での、魔法を操る者達の、善と悪との火花散る様な壮絶な対決を期待したい。
不器用な魔法使い達のすれ違う気持ちと愛する気持ち
シリーズ3作目鑑賞前に振り返り鑑賞! 相変わらず不器用な登場人物達が愛おしい。 気になる彼等のラブストーリーもたっぷり観れる! むしろ、ラブストーリーメインなくらいラブな名言が(迷言⁈)がてんこ盛り! 「君の瞳はサラマンダーみたいだ」「君は真ん中頭だから…ルーンスプールの真ん中頭は夢見がち」etc… ニュートの動物学者らしい愛の言葉に誰もがメロメロ…。 ティナのためなら地面をも容赦なく舐めるところ、とても好き。 足の幅まで把握してるところ、とても好き。 ニュートとティナのカップルも大好きだけど、私的に何より応援したいカップルはジェイコブとクイニー!! 「クイニーの俺をイラつかせるところも愛おしい」ってサラリと言えちゃうジェイコブさん素敵すぎませんか?? 聞こえすぎるクイニーの心の声が苦しく切ない。 聞こえすぎると悲しいことも辛いこともあるよね。 大好きな作品だけど感情移入しすぎて辛いエピソード。 いつもニコニコの彼女だからこそ1人で悩みや悲しみを抱え込まないで欲しいの。 ジェイコブさんとクイニーちゃんで、悲しみはクッキーを割るみたいに半分こ、喜びはパンのように2人で沢山膨らませて欲しいよ。 クイニーちゃんが幸せになれる世界が訪れますように。
前作の予習必須!
前作は低評価にしたけど、今回はおもしろかった〜! やっぱり肝は、登場人物をしっかり把握して、用語をきちんと理解しておくこと◎とにかく、ググって! 一作目を観ずに今作から観るのは絶対に辞めておいた方がいい。絶対分からない。 前作と違い舞台は、イギリス・フランスでおしゃれでうっとり。ホグワーツも登場!若きダンブルドアの登場も多くて、それがまたかっこいい〜!イケオジ! 場面展開が多いので、前作と違いいろんな場所が登場するので満足。いろんな魔法の登場で、それも見応えアリ。ハリポタで登場したあの魔法道具もガッツリ登場! 前作とは違い、登場人物たちの人間関係も複雑に絡んできておもしろくなって来た。 魔法界と人間界はバランス良く平和を保っていけるのか…。人間の戦争のシーンも生々しく迫力があり、緊迫感があってよかった。 魔獣バカで不器用のニュートや小太りのジェイコブも不思議とかわいい。前作から引き続き、主役4人はガッツリ出演。どうなるのか楽しみ。 日本人俳優も出て欲しいな。カッパ登場には驚いた!
40点
映画評価:40点 なるほど、なるほど。 今度は主人公側の話しではなく、 強敵が生まれるまでのサクセスストーリーですか。 そして宙ぶらりんだった 主人公が決意するために必要な物語。 これは重要だ。 ただ起承転結でいえば 「承」に当たる今作。 地味といえば、地味だし。 テーマとなる魔法動物自体が、 あんまり取り上げられてなかったのは残念。 再会を果たしたスワルスキーも わざわざ再登場させる必要があったのか 疑問が残るポジショニング。 総じて、 重要な回だけどハリポタ系にしては あんまり面白くはない。 って感じでしょうか。 【2022.6.30観賞】
一見さんお断り
新作の予習。まぁ想像通りって感じ。評価はそこまで良くないので期待していなかったけど、ちょうどなんとも言えない映画でしたね。良くも悪くもハリーポッターの世界っぽい。 映像の美しさとかクオリティの高さは前作のレビューで触れたので省略するとして、今回はエディ・レッドメインが結構いい演技をしていて前作より役にハマっていました。やっぱり主人公ってのは人間らしいところを見せてくれないと好きになれない。おっちょこちょいな魔法使い感が強くなっていて、非常に良かったです。 演技がいいね!で言えば、グリンデルバルド役のジョニーデップ。新作のダンブルドアの秘密では、元妻との裁判の一件で降板させられる羽目になってしまいましたが、やはりこの俳優は強烈。孤独で不気味な悪役が似合うこと似合うこと。抜群に雰囲気が良くて、映画を盛り上げてくれていました。 肝心な内容というと、一見さんお断り感が強くて原作どころかハリーポッターシリーズを全く触れていないものとしては、駆け足な展開に疑問だらけで意味が分かりませんでした。何をそんなに大騒ぎしていたんだろう。登場人物多すぎて、誰が誰なのか分からないままフィニッシュ。んー、なんだこれ。 ストーリー自体、前作以上に楽しいものでもなかったしワクワクもしなかった。いつの間にか終わっていた、というのは本当なら褒め言葉なんだけど、本作に至ってはあまり印象に残るシーンが少なく、見応えに欠けていたので「え?これで終わり?」っていう意味。 ちょっと新作の不安が残ってしまいましたが、ジョニーデップの代役がマッツ・ミケルセンということでワクワクが止まりません。よし!行くぞ...
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