恋は雨上がりのようにのレビュー・感想・評価
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ちゃんとした映画と、その限界。
原作未読なので映画単体としての話をすると、ちゃんと分別のある大人が、ちゃんと分別ある対応をするちゃんとした話だった。店長とほぼ同世代の者としては、ドラマを盛り上げるために余計な色を付けがちなフィクションの世界で、こういう大人が主人公として機能していることはとても喜ばしい。
ただ、映画を観ることは「突拍子もないものに出会いたいという欲求を満たすこと」という思いもあり、折り目正しさ=面白さではないことも痛感した。本作が面白くないのではない。ただ「折り目正しさ」と「映画」って実はあまり相性がよくなく、品の良さが作品の上限を定めてしまうようにも感じるのだ。
もうひとつ、こういう企画物の限界を感じたのは、例えば大学の友人と居酒屋に行くシーンの「おお!学生時代の同人誌かあ、懐かしいな」(うろ覚え)みたいなセリフ。本来は「おお!懐かしい」だけで充分なのに、過度の説明セリフや説明描写は観客をバカにしているように感じてしまう。いい作品なだけにもったいない。
冒頭1分が最高すぎるぞ映画NO1
ストーリーは17歳の女子高生が45歳のバイト先の店長に恋する話なんだけど、、、
ちょっと待って!わかるよ!引いちゃうよね!グロいよね!わかるよ!でもちょっと待って!最後まで聞いて!
安心してほしいのがこの店長が分別のある大人だってこと。もう分別しかない
女子高生に対して一回もエロい目で見ないし、まず性的な雰囲気がないし、常に一線を引いてるから一旦落ち着いてくれ
しかもありがちな「卒業した時に気持ちが変わってなかったらもう一回告白してよ」みたいなチャラい台詞も言わない!大丈夫だ
なんなら最終的に「俺といるよりも君には本当にやりたいことがあるんじゃないか」って距離をとってる
僕もおっさんになって女子高生に恋された時はこういう対応をしようと勉強になった
同時にその勉強が生かされる機会は一生こないんだろうなと泣きたくなった
そんで何よりも伝えたいのはこの映画の大枠は「主人公二人がそれぞれの挫折から立ち直る話」だということ
僕は恋愛はあくまでスパイスくらいに思っちゃってる
人生の雨宿り中だった二人が交流を重ねることでもう一度自分の執着と向き合う物語
タイトルにある“恋”はもちろんお互いのことではあるけど、あきら→陸上に、店長→小説に恋するといった意味合いも含まれていると思う
また“雨”も「挫折」や「鬱屈とした感情」の象徴に使われていると同時に、必ずしも悲しいシーンだけではなくキュンキュンする楽しいシーンにも使われてたから「いつか止むもの」「雨上がりの青空への助走」っぽくもあるね!!
だからあきらや店長にとって雨宿りの期間って無駄ではなかったんじゃないかな?
映画の半分以上雨降ってた雨映画。雨も降り甲斐があるね
そんでなんといっても小松菜奈様が神々しいというかあの目フュリオサじゃん
シカトされて〜、キモいって言われて〜
濡れ小松菜奈も走り小松菜奈も全部が絵になる。もし僕が映画監督だったらただ小松菜奈が土砂降りの中走ってるだけの映像を2時間撮る。あと「糸」であった号泣しながら暴飲暴食するシーンもプラス1時間で撮る。もうインド映画くらい長いやつ撮る
あと何と言っても冒頭1分が僕の映画史上最高傑作だった。おめでとう
小松菜奈の爆走に音ハメするように軽やかなポップスが流れて、タイトルがストーンッって出てくるあれ最高
今まで一位は「時計仕掛けのオレンジ」の不気味なワンカットだったけど超えちまったね
小松菜奈さんの真っ直ぐな所
無愛想だけど、一生懸命な所に惹かれます✨
大好きな陸上から離れても、また立て直して
頑張る姿、最後あの人に再会出来た所、お友達に
なれた所も感動しました🥹
昔オススメされた映画でしたが、
久々に元気になれる映画を観ました✨
⭐︎3.8 / 5.0
3月31日(日) @ AP映画(2018)
恋は雨上がりのように
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小松菜奈さんの「あきら再現率100%」w
店長は自分と同年代、ゆえにノスタルジックで青春が眩しい🥹
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キャストが
見事にハマってるなって思った。
特に店長役の大泉洋さんや小松菜奈さんが良かった後磯村さんも良かった。
自分はあまり青春映画は見ないが、この映画に関しては大変満足出来る内容でした。
アニメ版は見てますが原作は見てないので原作の結末は分かりませんが終わり方もこの先の展開が待っている感じで良かったです。
恋愛映画というよりは、青春映画
怪我で陸上の夢を絶たれた高校2年生の橘あきらは、偶然入ったファミレスの店長・近藤正己の優しさに触れたことをきっかけに、その店でアルバイトをはじめる。
45歳の近藤はあきらより28歳も年上で子持ちのバツイチだったが、あきらは密かに近藤への恋心を募らせていく。
ついに思いを抑えきれなくなったあきらは告白するが、近藤は彼女の真っ直ぐな気持ちを受け止めることができず……(解説より)
なかなかおもしろかった。
若い女の子に好かれた中年男性が、大人な対応をしたらこうなるのかと。
表題の通り、恋愛要素よりは青春要素を感じた。
橘(小松菜奈)の立場としては、若さゆえのまっすぐさ、情熱、勢いなどを強く感じ
近藤(大泉洋)の立場では、様々な経験をしてきた故の大人の対応、冷静さ、落ち着きを感じ
どちらの立場も自身の過去、現在に照らし合わせることができる部分があるなーとしみじみ。
特に近藤の発言にはハッとする言葉もあった。
大泉洋は人生に半分諦めを感じている雰囲気を出すのがうまく、小松菜奈のまっすぐだがどこかクールでミステリアスな雰囲気はこの子にしかできない演技だなと感じた。
清涼感120パーセント
主人公のあきらが走るシーンが好きです。
小松菜奈のすらりとした四肢がとにかく映えていて、陸上部の設定がここまでハマる女優は小松菜奈だけだと思いました。風を切る感じが見ててすごく気持ちいい。
大泉洋は、、バツイチ子持ち40代男性の役が似合いすぎ。店長と女子高生、あの接し方めっちゃリアル。
ほぼ大泉洋。というか大泉洋です。
その出会いこそ求めていたもの
「ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。」とは、芥川龍之介の作品だ。有名すぎる「羅生門」の冒頭である。
思えば二人の出会いは雨の日で、あきらは雨がやむのを待っていた。
楽しかった、全力だった、夢中になれることだった陸上。それがぽっかり無くなったあきらは、外の雨と同じくらい、心もどしゃ降りの雨だ。
「羅生門」の下人は朱雀大路に1人きり、他には人影も見当たらない。
しかし、あきらには傘を差し出してくれる人がいた。
「雨がやむのを待つだけじゃ、つまらないでしょ?」
その男は温かいコーヒーと、温かい気遣いを差し出して、静かに去っていった。
「羅生門」は映画の中にもちらりと登場する。あきらが恋する店長の、夢の墓場のような部屋のなかに、良く読んでいるものなのか、趣のある古書のような「羅生門」が、すぐ手の届くところに置いてあった。
あきらに告白されて、1人部屋で紫煙をくゆらせる店長の、暗唱するのも「羅生門」である。
「云わばどうにもならないことを、どうにかしようとして、とりとめのない考えをたどりながら、さっきから朱雀大路にふる雨の音を、聞くともなしに聞いていたのである。」
雨音にふと思い出す一節、ただそれだけだったのかもしれないが、「羅生門」の下人がこの時とりとめもなく考えていたことは、「悪人になるか餓死するか」の二択だったことを思えば、店長の気持ちは少し自嘲的な気持ちだったのではないだろうか。
「橘さんと良い感じに付き合う」ということは、大人として許されざる行為であり、「橘さんの事を受け入れない」ということは、何にも無い、索漠とした人生に舞い戻るということなのだ、と。
彼の心もまた、雨模様である。
店長から見れば、あきらは若く、輝いていて、やりたいことを何でもできる、眩しい存在。
そんな彼女が自分に好意を持っているなんて、とてもじゃないが信じられない出来事だ。どんよりと垂れ込めた雨雲だらけの人生に見えた、太陽の微笑み。そんな感覚だろうか。
心の雨をほんの少し、遮ってくれた存在。そのほんの少しを、恋と思うか思わないか。二人の違いはそれだけ、のように思う。
店長に出逢わなければ、あきらは自分がなぜ走っていたのか思い出せなかっただろうし、あきらに出逢わなければ、店長は心の財産を思い出せなかっただろう。
ラストで何だか胸がじんと痺れて、柔らかな暖かさを感じるのは、二人の心に雨上がりの爽やかさを感じるからだ。
走る小松菜奈がスラッとして美しく、とても良い。競技用のユニフォームも良いけど、海辺で走るワンピース姿も、海に負けないくらいキラキラ輝いていてオッサンじゃなくても眩しすぎる。
黙っているときのツンとした迫力と、笑っているときのギャップも最高だ。ああ、恋してるんだな、としみじみ思う。
とても狭い世界の、小さな再生の物語を、少しコミカルに、情感たっぷりに描いていて、とても楽しめたね。
あったかくなりました!
物語の設定が、正直、無理があるなという思い込みがあり、気にはなっていたけど牽制していた作品でした。でも、見た後は心洗われて、ほんとに良かったです。
自分の年齢的にどうしても店長のことを考えてしまいます。店長は確かに恋していたようにも思います。それは男として女の人に抱く感情。抑えようのないそわそわした思いかな。でも、それ以上に、人間愛に満ち溢れていて。愛って人をおっきく包んで、その人を新たなステージに連れていくもんだなぁと思いました。
しばらくはこの映画に恋してしまったような感じでした笑。
素晴らしい。二人とも良い演技!
小松菜奈と大泉洋が、良い演技します。
終わった後、ほっこりというか良い気持ちにさせてくれるような映画でした。
恋愛テーマとしては「叶わぬ恋」なのに、ラストシーンを迎え、スタッフロールが流れ始めた瞬間に
『いいねぇ〜』みたいな、良い気持ちになれる。
なんか不思議というか、初めてかもしれません。
原作は読んでませんが、個人的には二人ともはまり役ですね。特に大泉洋がめっちゃ良かった!
主役二人の良さを生かしている
大泉洋ならではの、くすっと笑えるシーンが、中年男性のちょっとダメ感を表していて面白い。ちょっとダメでも、人には徹底的に優しい店長に恋心を抱く小松も、少し風変りでミステリアスな女子高生を好演。28歳も離れている女子高生に言い寄られても、普通の中年男性は困ってしまうだろう。当たり前の対応を大泉が相手を傷つけないように対応。途中から、最後の収束の仕方が見えてくるが、恋愛物の王道か。店長は小説を書きあげて、小松はライバルと対決して終わりかなって思っていたら、「やっぱり好き。メールしましょう」は意外でした。一人身の中年男性にも希望を持たせるような映画でした。しかし、なぜ陸上から離れたのか位の描写は描いてほしかったような。
原作漫画を読んでから実写版を視聴しました。 原作とイメージがそのま...
原作漫画を読んでから実写版を視聴しました。
原作とイメージがそのままで驚きました。
舞台が現代で、ファンタジー要素がないので撮影もスムーズだったと思います。
何気ない日常映画は、いつかノスタルジーな作品になります。
邦画として冷静に評価すると、カメラアングルがドラマっぽくて新鮮さがないと思いました。風景やファッション等も見慣れた物ばかりで退屈な映像でした。もう少しアーティスティックなシーンに変更してBGMに力を入れたら、もっと素敵な作品になったと思います。
小松菜奈と大泉洋、磯村勇斗は観てて飽きませんでした。
笑えるシーンが多い!
全体的に漫画を見ているようなそんな感じがしたのは、小松菜奈さんをはじめみんなスタイルが良過ぎて人間らしく見えなかったからだろうな。
小松菜奈さんの映画を見たのはこれで3本目?だけどこんなに頭が小さく足が長かったとは気付いていなくて、彼女はモデルだったのかなぁ??
とても清々しくなる様な楽しい映画でしたね。
小説家として成功している旧友がいい味出していました。
アキレス腱切った術後の痕はあんなに長くないし目立たない。
映画用に大袈裟にしてあるなと思いました。
平坦な映画。
悪い人もおらず、特に心を乱すこともない映画。
自分が監督だったらあれこれといじりたくなるよね。そこをぐっと抑えたんでしょうな。
ヒロインにあるのが陸上の才能じゃなくて文芸だったらどうなんとか、
もっとぐっと金になりそうな才能だったらどうなんとか思うよね。
そうなると、たぶん大泉洋さんぐっとよくなるとおもうんだけどね。
友達の作家さんの名前が男女不明なのと長髪で一瞬女かな?と思わせるのはわざとなのかな。
小松菜奈いい。
肩幅が広くて、足は長く、なのに細すぎず。
橋の上の柔軟のシーンなど、本当に陸上をやってそうだった。
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」から好きになったのだけれど、全然きれいという感じではないのに、とても魅力的。
もちろん大泉さんあっての魅力だろうが、よかった。恋愛ものというよりも青春もの(?)。
ほんとのところ、故障した陸上選手の気持ちは故障した陸上選手しかわからないのだろうが。
あと、「空手チョップ」のTシャツ欲しくなった。
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