「体カタチの勝利!」恋は雨上がりのように CBさんの映画レビュー(感想・評価)
体カタチの勝利!
全編通してスポーツ映画として違和感を感じさせないのは、小松さん(菜奈)の身体が、ほんとうに陸上短距離が速そうなカタチをしているからだと思う。その下半身といい、頭と身体のバランスといい。(あえて言えば、ジャンパーの方がより似合っている感はあるが)
海岸を走るシーンやスタートの構えでわかるように、実際には明らかに速くないのだろうけれど。しかしこの身体カタチのおかげで、この映画は成り立ったと思う。
おじさんの夢物語なストーリーだが、主人公アキラの故障からの再起という主題がボケなかったおかげでギリギリセーフといったところか? 俺もおっさんだから甘くなっているのか?
小松菜奈は全編通してずっといい!
三白眼であることが絶妙に映える、クールな表情、冷たいセリフ。それが決して冷たいわけじゃなくて素直なままだと徐々にわかってくるのも楽しい。
女優が輝く映画には、しっかりした脚本(ポンポン場面転換するテンポがあり、それでもストーリーを追えるように単純でわかりやすい話)と、頼れる俳優陣の両方が欠かせないと思うが、この映画は見事にそうだった。大泉洋、吉田羊のダブルヨウは言うに及ばず、若手俳優陣もお見事でした。
それに加えて本作は音楽での勢いづけというか、心情説明補足がうまくいっていたように思う。こういう軽い映画では、音楽 とても重要だ。
あきらがいなくなった後のファミレスの描写が、ムダなくムラなくすごく上手く撮れてるなあというところもちょっと感動した。
「ぼくは明日、きのうの君に恋をする」は見逃してしまったが、これで取り返せているだろうか。
芦田先生と呼ばれているのですね。確かにお二人とも魅力的な女優さんです。
気づいてみれば、このレビューは5年も前のものですから、もう言わなくても「ぼくは明日きのうの君とデートする」は見られているんですよね。
私が「ぼくは・・・」が、大好きだったものですから、つい人にも勧めてしまいました。
丁寧なコメントを本当にありがとうございました。
いえいえ。この作品はこの作品でとてもよいのですが、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」は、また、全く違った小松さんを見ることができます。小松さんの演技力を実感できますよ。ぜひ、見てみてください。
共感ありがとうございます。
仰る様に、小松菜奈の体型にはリアリティーがありました。
本作、やはり小松菜奈と大泉洋の組み合わせが良かったと思います。
題名通りの爽やかな作品でした。
私も、僕は・・・は見逃しましたが、本作を観て取り返したと感じました。
ここまで爽やかな作品にはなかなか出逢えませんので。
では、また共感作で。
ー以上ー
CBさん、コメントありがとうございます。小松菜奈ちゃん、確かにジャンパー似合いそう!ストリートファッションから、華やかなドレスまで何でも着こなすし、三白眼の大きな目が印象的ですよね。