ウイスキーと2人の花嫁のレビュー・感想・評価
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楽しい
1949年に製作された同名映画「Whisky Galore」(日本未公開)のリメイク。戦況悪化のあおりを受けてウイスキーの配給が止められたトディー島の住民たちは、すっかり無気力に陥っていた。島の郵便局長ジョセフの長女ペギーと次女カトリーナはそれぞれ恋人との結婚を望んでいたが、周囲からウイスキーなしの結婚式はあり得ないと反対されてしまう。そんな中、輸出用に5万ケースものウイスキーを積んだニューヨーク行きの貨物船が島の近くで座礁する事件が発生。これを神様からの贈り物だと捉えた島民たちは、禁制品のウイスキーを「救出」するべく立ち上がる。コメディーとして最後まで楽しい、幸せな気持ちになる作品でした。
かわいい♪
ストーリーはほっこり。
ウイスキーはスコットランド人の生活にはそんなに欠かせないものなんだとは…。
婚約の席で、ウイスキーの盃を回し飲みするのは、日本の三三九度にも通じる気が…。
お酒と儀式と人々の生活、世界共通のものがあるのね。
ファッションやインテリアがとっても可愛い!
島の自然や古い町並みの中、ゆっくりと流れる時間が伝わってきた。
大きなストーリー展開はないけれど、とても楽しめた作品だった。
英語はなまりで、聴き取れないところが度々。
音楽も良かった♪
父の愛を感じる、ドタバタ喜劇
実話を下にした作品。
第2次世界大戦中の1941年、スコットランド・エリスケイ島沖で起きた貨物船SSポリティシャン号座礁事件がもとになっている。また、日本未公開の1949年に製作された同名映画「Whisky Galore」のリメイクでもある。
スコットランドって、何かにつけてウィスキーなんですね。なので、ウィスキーが無くなると、何もできなくなってしまう・・・。そんなところに、天からの配材か、目の前にウィスキーが沢山あるんですから、そりゃぁ、欲しくなりますよね(笑)。それにしても、かなり脚色しているであろうとは言え、こんな事が実際にあったとは。
興味深いのは、“安息日”が厳格に守られている事。一瞬、ユダヤ教徒かと思いましたが、そうではなくて、カトリックと言う事ですね。しかも、かなり厳格な。いまもヨーロッパでは、日曜日になると街中の商店と言う商店が閉まりますが。それと、パブのオヤジが、裏切ってしまうのですが、それに対して島民が「ユダ!」と言葉をかけるのも、なんともカトリックですね。
その他にも興味深いのが、“軍務の経験がほとんどなさそうな民間人”が“大尉”と言う将校の地位にある事。なので、アフリカの激戦の地から戻ってきたきちんと訓練を受けている軍曹が、そのぼんくら大尉の指揮下に入ってしまうと言う・・・。大尉は、どうもホーム・ガード(Home Guard)と言う、ナチス・ドイツによる本土侵攻に備えて、17歳から65歳までの男性により組織された義勇兵組織みたいですね。指導者的な立場にあったのは主に地域や自治体の有力者みたいだったので、まぁ、町内会?的な感じと言うと、言い過ぎ?だから、軍務経験のない人物が将校になっていたりするんですね。
戦時中とはいえ、どこかのんびりとしているところが中々面白かったです。それと、寂しいながらも、二人の娘を嫁に出すお父さんに、娘への愛を感じました。
スコットランドに行きたくなる
北欧の牧歌的な心温まる作品
こういう映画がもっと観たい
朗らかでドタバタで平和で愛があっておバカで思いやりがあって
景色はスコットランドらしく荒涼としてて
当時のイギリスのファッションがかっこよくて
音楽がバグパイプやストリングを使って物悲しい
どろどろしたドラマはないけど
それは意図した手法
こういう映画って少ない
何故なら映画の作り手も演じ手も、自分の個性、特徴を出そうとし、
脚本家はストーリーテラーとしての力量を見せつけようとする
観るほうも人間ドラマ、人生の教訓、社会的な論点を求める
それは非常にデフォルメされた世界観なのだが
それが表現としてごく当たり前になっている
そんな映画ばかりでは疲れますよ 本当に
実際の人間は実はそこまでドラマではないから
イギリス映画らしく
役者は地味でもいいのを揃えてきた
特にナオミバトリック。クロッシングラインで注目してた女優だ
うまさがあるわけではないが、とても味がある
彼女の今後に期待したい
こんな映画をもっと観たい
実話なのかも知れないけど…
ふつうに幸せ。
ウィシュクベーハー
原作未読、1949年版未鑑賞
第2次大戦中、配給が途絶えてウイスキーがなくなったスコットランドの小さな島で、アメリカに輸出する為に大量のウイスキーを積んだ船が座礁し、政府に隠れて島民がウイスキーを救い出す話。
どこまでが実際の話かは知らないけれど、ウイスキーが無いことを理由に挙式を許されないとか、ある意味ジャンキーな島民達のドタバタ劇で、劇中の登場人物達も鑑賞している人も楽しんだ者勝ちという感じ。
登場人物みんな判りやすいキャラに判りやすい展開で、安息日がどうたら関税局がどうたら…色々と読めてしまうし大爆笑はないけれど面白おかしく楽しめた。
ちなみに、ウイスキーの語源はゲール語で生命の水という意味のウィシュクベーハーが訛ったもの。
ということでSLAINTHEVA !
毒にも薬にもならない
人生ってこんなにも楽しいんだ
音楽が素敵!
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