「思春期の反抗だけなのだろうか?」レディ・バード kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
思春期の反抗だけなのだろうか?
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親からもらったクリスティンではなく、レディバードを名乗る女子高校生の成長物語。
母親から愛されてないと悩み、サクラメントから出ていきたいと渇望する。周りの友人や彼氏との関係もアメリカの田舎町を舞台にした青春映画でよく観た気もするのに親近感は持てる。
最後はレディバードではなく、クリスティンを名乗り大人になっていくという感動のラストということなのだが、今一つ乗りきれなかった。いや、いい話なんだけど。
カトリック、中絶反対の講演、ミゲルという兄…、その流れはクリスティンが養子だったってことなのかと思ってた。個人的にそう思い込んでしまったが、これというシーンがなかった気がする。見逃したのか、それともただの思い込みなのか。なんかモヤモヤする。
それなりには楽しめたけど、宗教をベースにした文化の違いで、この映画を正しく理解・把握できたのか不安になる。こんなに不安に思う映画も久々だ。
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